って……、おい。
というか、先日、ある人と話してて知ったことなんだけど、
「男が好きで、男に近づきたくて、女性を擬態しようとする」=「心が女」なんだって?
うーん。
ホルモンシャワー説やらを持ち出して、「心が女」とか主張するのが多いんで、勘違いしてたんだけど。
以前、ニューハーフやるには、男脳が必要、と言われたことがある。
「だって、男の脳みそ持ってないと、男の好みとか、わからんやろ? 本当に体が男で、中身女で、おなじ面倒かかるくらいなら、純女相手にするわ」
とか。
「純女と違って、自分のために一生懸命努力してくれるところが、男の琴線に触れるんだよ」
とか。
おー。
なんか、ちょっと勉強になった。
どうも、うちは、「遺伝子男で脳みそ女で心は男」ならしい。
「だって、男に負けたくないとか、真っ向勝負してるでしょ? 私は、男が望む女を一生懸命やることで、男の人の気を引いて、甘えたりしたい。そのために、体も女にしたいし、云々」
「私は、脳みそ、バリバリ男なの、自覚してる。女の子の輪の中に入っても、ぜーんぜんわからないし。でも、男の人に気に入られたいから、頑張って女の子をやろうとしてるんだー」
……マヂですか?
「脳みそ女で心は男だから、FTMと間違えられるんですよ」
……。
そっかー。
そもそも、悩みの方向性が、全く違ったんかー!
心っていうか、「こうありたいという理想」が女、ってことね。
で、理想と現実が食い違っているってことね。
うーん。
こいつはややこしいな(ってか、うちが馬鹿正直すぎるんだな)。
性自認って、周囲の認知から「どうやら自分は××であることを認めざるを得ない」ってのと、周囲の認知に反しようが「自分は××である。××でありたい」てののうちの、後者である、ってことかいな。
ってぇことは、「遺伝子男で脳みそ男で心は女」ってのが、かなりの数、混じってそうだね。
だって、「遺伝子男で脳みそ女で心は男」は、比較的、悩みが他人と自分の境界線の自分側にあるのに対して、「遺伝子男で脳みそ男で心は女」は悩みが他人と自分の境界線の他人側にあるんだもんね。
「遺伝子男で脳みそ女で心は女」なら、齟齬は少ないとしても。
だから、先生に「女の子になりたいわけじゃないの?」と聞かれて、「なりたいっていうか、そうであることを受け入れざるを得なくって、でも、対外的に『私、女の子になったの~』とか言うのが、どれほど意味を持つのか。男らしい女、じゃ、ダメなんですかねぇ? そういう純女さんの方が、普通じゃないですか?」って話になるんだね。
で、「いい加減、男だって突っ張らないで、『ありのまま』で暮らせるようにしたらどうです?」とか言われて。
「ありのままって?」
「男の人に誘われるように」
「なんで、男の人に誘われるようにならなきゃならんのだ?」
「だって、ゆきちゃさんみたいな人に踏みつけられたいようなMな男の人って、結構いますって」
そんな男の人、願い下げじゃ!
ジェレミー・ブレットとか、露口茂さんとか、3匹が斬るの千石さんとかなら話は別だけど!
せめて、尊敬できる男の人にして……。
……、でもさ、どーなの?
理想の女性像にまっしぐらでも、本質(脳みそ)が男の人を、女性って……。
とはいえ、MtFビアンを名乗る人の胡散臭さが、なんとなく理解できたですわ。
で、↑みたいに、「性欲だけは男」ってのが混ざるんですね。
加えて、「私はあんな変態じゃない」とか。
おまいはMtFビアンじゃねーのかって?
残念ながら、うちの恋愛対象は男性だ(自分の立ち位置がよくわからないから、ほとんどアセクだけど)。
でも、恋愛感情は結婚の一つのきっかけに過ぎなくて、結婚生活を支えるのはたかが3年程度でさめる本能レベルの恋愛感情ではなく、お互いを尊敬できるか、相手のために努力し続けられるかという、家族的な感情だ、と思ってるんで。
たかが恋愛感情一つに、一生を振り回されたくはないのだ。
しかし、居心地はいいぞ。女子校並みに下品になる傾向は否めないがw