わだです。
今日は、子どものための漢字辞典選びについて書いてみます。

学習指導要領では、
漢字辞典は、3年生でひき方を習います。
でも、一単元分だけやってみたところで、
できる子はできるし、できない子はできないですねー。

できない理由も様々です。

辞書を引くには

1) 漢字の「音」「訓」読み
2) 漢字の画数
3) 漢字の部首

から引くことになりますが

それぞれ

1)「あいうえお」順に読み方を並べる力
2)筆順よく画数を順に数える力
3)漢字を要素でとらえる力

が必要になります。

どこかでひっかかると、うまく使えない。

上記のほかにも、

4)たくさん並んでいる文字の中から適切な文字を拾う力

も必要です。

発達障害や、その傾向のある子には、
あちこちハードルだらけです。
(定型発達の子たちも、慣れないと難しいですよね)

いろいろな辞典が出回っていますが

スタンダードなコレよりも

小学新国語辞典 (光村の辞典)/光村教育図書

¥1,850
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例解学習国語辞典〔第十版・ドラえもん版〕/小学館

¥2,160
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「あいうえお表」や部首名のリストを手元に置く、
などの支援があっても、
スタンダード・タイプを使いこなせない子には、
普段の学習のお供としては、

こっちのほうがいいでしょうね。
無理に「ひけ、ひけ」言って、本人を困らせるよりも。

小学生のための漢字をおぼえる辞典/旺文社

¥1,620
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学年別に分かれているし、
小学校で習う字に絞ってあるので、字が大きくてごちゃごちゃしていない。


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イラストも五味太郎さんの優しげな絵で個人的に好きです。

これも使えない、となったら、
iPadのアプリを活用する、電子辞書を使う、などの方法が考えられます。
(が、これは、学校によって「認める」環境が、「認められない」環境か、がありますので)