わだです。
子どもたちより一足先に夏休みに入りました。
普段はバタバタと、なかなか振り返りができませんが
春から、通級指導に役に立った様々な書籍を数回に分けて、ご紹介していきたいと思います。
今回は、国語。
(この本の算数もとっても役立ちますが、それはまた別に)
ひらがなが書けない
カタカナが読めない
読めるけど、意味はわからない
そんな子どもたちを前にして、
子どもたちが『どうせ、できない』と思っているのを
どうにかしたい、と必死にあれこれ本を探し、
始めてみたのが、読み書きが苦手な子どもへのつまずき支援ワーク
一年生のレベルのひらがな、カタカナ単語を
聴かせて書き取りさせるアセスメントがついています。10分足らずのものですが、
やってみると、子どもの抱えている難しさが、ぼんやりながら見えてくる。
形をとれないのか、
音がとれないのか、
不器用や手先の協応の問題か、
または、衝動性や不注意の問題か。
書けない原因には様々あって、
複合的にからまっている場合もある。
きちんとアセスメントするには、
通常級での様子や、生育歴もみなくてはなりませんが、ぼんやりと原因の輪郭は見えてきます。
は、このアセスメントを作った先生が
共著者になっていて、
ワークのほうではあまり深く触れていない個々の原因についての考察の仕方が、詳しく解説されています。
次回は、子どもの不得手、得手をみるのに非常に役立っている読み書きの基礎能力についてのアセスメントについてご紹介しますね。