作文が苦手な子への指導の仕方って、その子、その子によって、「どうして書けないのか」の理由が様々なので、一概にこの方法なら書けるようになる!というわけではありません。が、短くても作文を書いてみて、自信をもってもらいたい。ここでは、こんな方法もありますよ、という私の実践の紹介です。教室で、というよりお母さんがおうちで作文をみてあげる時の方法です。
うちの子の場合、語彙や表現はもともと豊富にもっています。でも、「順序立てること」「書くこと」が苦手。たくさん書きたくないから、作文用紙を前にすると全然言葉が出てこないし、表現も舌足らずになります。でも、しゃべっているときには、おもしろい比喩も使えるし、自分の意見や考えを表すことができます。なので、「順序立てる」「書く」に対する抵抗感を減らして自分で作文ができることへの実感をもたせることをねらいとしています。
まず、テーマに沿って、子どもといろいろ「話し」ます。
その話しのなかでこどもの口から出てきたフレーズを、どんどんポストイットに書き溜めていきます。
今度は、「はじめ」「なか1」「なか2」(場合によっては「なか3」)「おわり」にそのポストイットを並べ替えます。ここではA4の白紙にぺたぺた貼り付けて、追加する言葉などを赤文字で書き入れています。この書き入れも子どもに負担が大きそうなら、口で言わせて大人が書きとめます。
「こことここの間には、なにかつなげる言葉がいるよね?なにかな?」など、問いかけながら進めます。
最後に、また印字の下書きに戻って、「次に作文を書くときにまた使いたい表現」「また同じように工夫できると思う部分」に蛍光ペンで印をつけさせます。自分の書いたものを振り返って、表現の定着をうながし、自信をつけさせるためです。
以上は、作文の通信教育での課題作成で、テーマが書きにくいようなときに行っている方法です。学校での一斉授業のなかで、ここまではできないので、そういった場合にはどうしたらよいかは、この方法をたたき台にして、試行錯誤してみたいと思っています。
うちの子の場合、語彙や表現はもともと豊富にもっています。でも、「順序立てること」「書くこと」が苦手。たくさん書きたくないから、作文用紙を前にすると全然言葉が出てこないし、表現も舌足らずになります。でも、しゃべっているときには、おもしろい比喩も使えるし、自分の意見や考えを表すことができます。なので、「順序立てる」「書く」に対する抵抗感を減らして自分で作文ができることへの実感をもたせることをねらいとしています。

その話しのなかでこどもの口から出てきたフレーズを、どんどんポストイットに書き溜めていきます。

「こことここの間には、なにかつなげる言葉がいるよね?なにかな?」など、問いかけながら進めます。

以上は、作文の通信教育での課題作成で、テーマが書きにくいようなときに行っている方法です。学校での一斉授業のなかで、ここまではできないので、そういった場合にはどうしたらよいかは、この方法をたたき台にして、試行錯誤してみたいと思っています。