10月10、11日の1泊2日で埼玉県秩父にある『YOKOZE CAMP GARAGE』へ行ってきました。前回のリタイアキャンプから約1か月ぶり、リハビリキャンプになります。
住所:〒368-0071 埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保384-1
TEL:0494-53-9330
リタイアキャンプから約1か月、バイクも大したことが無く3週間ほどで戻ってきました。キャンプリハビリとおニューのテントの初張りがしたくて、天候があまり良くないと知りつつの日程になっています。今回のキャンプ場は冬の時期に見つけたキャンプ場だったのですが冬季は営業していなかったため、行ってみたいキャンプ場のストックに入れていました。設備もきれいでソロ特化のキャンプ場、今から楽しみです。
8時頃出発、荷積みはいつもの感じです。
バイクが戻ってきてから軽く洗車をしました。マフラーに少し傷があるぐらいでまだまだ状態が良いと思います。
出発前に給油をしておきます。
これで秩父までの往復無給油で行けるはず。
ルートはひたすら国道16号を北上し途中で曲がって県道53号を使って秩父入りします。この時期の服装は悩むのですが、寒いと困るのでロンTに真冬で使っているワークマンのXshelterのジャケット、下は名前忘れましたがユニクロの暖かいパンツ。渋滞はあったりなかったりでいつもの感じです。1時間ほど経ったので途中のローソンで少しだけ休憩をします。
朝起きた時は寒かったのですが、今は暑くも無く寒くも無くと言った感じの気温です。
休憩後は特に何もなく、前を走る車がきれいなおねーさんが運転している事に気付くとこのままずっと一緒の方向に進めば良いのにと軽くストーキングしたり、ちょっと山間の道を通ると熊が出没しないかビビったり、疲労がたまって虚無の感覚になってくると『おっぱいがいっぱい』を無意識に口ずさんだりと、いつもの調子でバイクを走らせます。途中、軍畑大橋を渡った先で白バイがネズミ捕りをしています、道が良いからついスピードを出したくなるんだろうなぁと横を通り過ぎます。県道53号を使って秩父に行くのは初めてだったのですが、車通りも少なくのどかな道です。ただ山道を通るのでここでも熊に出会わないか少しドキドキしながら運転します。
前回熊と遭遇してから結構な熊ビビり症候群を発症してしまい、今回のキャンプ場も熊出没しないかなと不安になっています。横瀬の熊出没情報を調べると10/3に県民の森で目撃情報があって、直近だし比較的近くだしで完ソロだけは絶対に避けようと思って他の人が居る日程にしました。今まで熊なんてそもそも遭遇しないでしょってな頭だったんですが、自分が遭遇してしまったのと、ここ最近の熊ニュースが多い事から、いつかもう一度があるぞと思ったりしています。生殺与奪の権は熊にあって、前回の遭遇はたまたま熊が逃げてくれたから助かっただけで、熊が襲う気満々だったら手も足も出なかったなと思いました。
そんな熊に対抗できる唯一の手段、熊よけスプレー(左は工具類)。
熊を退ける事のできる言わば日輪刀、保険の意味で一つ携帯することにしました。いつか北海道にも行くことを見据えてヒグマにも対応したもので安価なものを選びました。工具類は沢山あっても結局自分が使いきれないので品数と携帯性重視にしています。
熊のビビり話で脱線しましたが、12時前、昼食の店『麺屋 BONCHI』に到着。
店内のカウンターにはフィギュア類が並んでいます。
私が食べたのはBONCHI味噌ラーメン(1,000円)。
着丼した時、あまりのボリュームっぷりにちょっと失敗したかもと思いましたが、きっちり完食します。
その後は買い出しで『ヤオコー 秩父上野町店』へ、秩父でのキャンプは大体ここを選んでしまいます。
ラーメンでお腹一杯なので食べたいものが思い浮かばないのですが、こんな感じになります。
この後はキャンプ場目指して移動します。
入口を進むと駐車場と管理棟。
チェックインは左のタブレットからセルフチェックインを行い、支払いは右のレジで行います。
空いている場所もチェックイン機の所に貼り出されていますが、初めてだったので少し見回ってから決めることにします。
因みにここは全く電波が入らないので、WiFiを使ってネットに繋ぎコード決済で支払いを行います。支払いを済ませたら左のカゴからゴミ袋とウッドデッキ用ペグを受け取りサイトに移動します。
焚き火は手前のコンクリートブロックの上になります。
おニューのテントはPomoly Leo 2。
悩みに悩んで選定したのですが、決め手は薪ストーブが使えて、パンダライトの不満点であるテント内が狭い、真ん中のポールが邪魔、を解消できるもので選びました。大きさも二人寝られる物を一人で使えたら広さ的に十分だし、収納時にコンパクトになるのではと思いました。
Leo2に合わせて他にも色々と購入しています。
グランドシートとしてHIKEMANのグランドシートL(180cm×210cm)、インナーテントの縦横の最長の長さに合わせて、はみ出る箇所は折り込んで使おうと考えています。
後は跳ね上げポールとして、8tailのアルミポール 19mm 2本セット、収納時にテントの収納袋に一緒に入れられる長さと言う事で選びました。
早速広げて設営を始めます、一度部屋の中で設営しようとしたのですが広さが足りずに諦めました。
広げてみますが、やはり大きいと感じます。
スリーブにポールを通してグロメットに刺すだけで立ち上がるはずなのに、グロメットに刺せない。20分ぐらい格闘していたのですが、グロメットがいくつかあって刺す位置を間違えていたため刺せなかったようです。いやー、本当にビックリするぐらい刺さらないので、ちょっとどうしようか悩み始めていた所でした。設営で焦る感覚、久しぶりに思い出しました。
ようやく立ち上がった姿、ちょっとよれよれ。
ピン張りできるように紐が付いていたので止めた所、カッコよく立ち上がりました。
正直、パンダライトに慣れていたので思った以上に大きいです。
インナーテントも感動するぐらい広い、これなら幕内で篭ってもゆとりがある。
やっぱりおニューのテントは気分が上がるなと大満足です。
つまみはヤオコー総菜です。
山芋キムチ、好きなんですがこれは不自然なニンニクの味でイマイチです。他は普通に美味しい。
一番奥の扉が受付兼売店になっています。
無人販売なので、24h購入することができます。チェックイン時にも書きましたが電波が全く無いのでWiFi登録必須です、サイトに戻ってもWiFiが入るので大変助かります。
チェックイン機の隣にゴミ袋とデッキペクがあります。
ゴミ袋に入る分は無料回収、入らない分は追加でゴミ袋の購入が必要になりますが、ソロ利用だと追加購入することは無いと思います。
売店も充実しています。
薪(杉)は一束500円、量も少なめなのですがソロで少し焚き火を楽しむぐらいであればちょうど良いと思います。
共同の冷蔵庫、中に入っているプラボックス1つ分まで使って良いようです、夏場はかなり重宝しそうです。
別時間帯の写真ですが、バーも併設されています。
入口入って直ぐにヘルメットロッカーがあります、私は利用していませんが貴重品入れにも良さそうです。
後はレトロゲームなんかもありました、バーで飲みながらゲームでもできるのかな、と想像します。
管理棟の隣には水場が3つ、洗剤、スポンジも用意されており、お湯も出ます。
トイレは男子トイレだけですがこんな感じです、大が2つあるのは有難い。
洗面台周りも充実しています、エアコンもあるので寒い日は暖房もついてそうです。
私は使っていませんが、シャワーも無料で利用できます。
シャンプー類は一通りあります。
ゴミ捨て場、灰捨て場は入口付近。
山側のサイト、ウッドデッキの広さは同じはず。
谷側のサイト、人気があるのはこちらのようです。
谷側の方が抜け感があって良いのと、管理棟から少し下ったサイトが谷側の実質最上段になるので、管理棟のアクセスと眺望、荷物の上げ下げの楽さ加減で人気があるのではと思いました。
別の角度からの谷側view、右のサイトが私が滞在しているサイトになります。
一通り散策を終えて自サイトに戻ってきました。
周りからコツコツした音が聞こえてくるのですが鳥が木を突いている音でした。
この後、幕内で少しゴロゴロして16時ごろ、2本目のお酒を。2本目もほろよいですが、春デザインと言う事は春から家にあったものになります。
炭に火を付けた後は、ここでもおニューのアイテムが登場、VASTLANDのマルチグリドル 20cm。
炭や焚き火の上でゴリゴリ使いたいと思って購入を考えていたのですが、ようやく踏ん切りが付きました。ソロ用の絶妙なサイズ感で荷物の負担が少ない点が気に入りました。ただ、ダイソーでも同じ20cmが出ていることを購入した後に気付いたので少し複雑な気分ですが、収納袋と取っ手が付いていると言う事で納得させます。
焼くものは味噌漬け豚ロースとトロホルモン、どちらも秩父名産っぽいので手に取りました。
炭火の上に網を敷いてマルチグリドルで焼きます。
味は申し分なく旨い、ただ焦げないと思っていたのですが炭火の火が強すぎるのか普通にタレが焦げてしまいました。
2枚完食した後はトロホルモン、ギリギリのサイズ感ですがそれがまた良い。
こっちは量が多く完食するのに苦労しましたが、きっちり食べきって今日の夕食は終わりになります。
18時前には、暗くなってきて焚き火開始。
この頃には気温も下がってロンT一枚では寒すぎます。
かなり明るく写っていますが、夜の雰囲気も通路沿い照明が良い感じに照らしています。
この辺りは好みが分かれそうですが、私的にはちょうど良い明るさで安心感が出ます。
19時半頃には、薪も無くなったので幕内に篭る事にします。
スペースがあると散らかってしまうのはあるあるでしょうか。ただ、今までのコットの上での生活しかできなかった事を考えると劇的な生活水準の向上です。この頃には寒くなってきたのでシュラフに包まりながらスマホで漫画を見ていたら知らぬ間に寝落ちをしていました。どうでも良い時間の使い方、贅沢で幸せな一時だなと思いながら眠りに付きました。
2日目も大した内容ではないのでそのまま続きます。
インナーテントが広いので幕内で片付けを進められるのは大変有難い。最悪雨撤収でも幕内で片付けをして、最後にゴミ袋撤収ができるなと思いました。
大方片付いた状態がこんな感じです。
荷物を出して幕を畳んでと思った矢先に少し降り出して湿った状態で撤収完了。
Leo2、総じて良い幕に思ったのですが、スリーブに通すのがやっぱり面倒に感じました。
吊り下げ式だったら欠点無く最高なのになぁと思うのですが、強度的な事を考えての設計なのかなとも思いました。
7時半頃には荷積み完了。
雨が降るのでカバーをしてカッパを着て出発になります。
帰りはそのままどこにも立ち寄らず、休憩も無しに直帰しました。暫くは霧雨で路面も濡れていなかったのですが、正丸トンネルを過ぎて暫くすると普通に降られました。バイクでの移動で雨が降ると一気にハードモード突入な気持ちになりますが、そんな中でもツーリングしに秩父に向かうライダーが元気よくヤエーを飛ばしてくると、どうやって雨の中ツーリングしに行こうって気になるのか不思議で仕方ないです。慣れなのか、はたまた雨バイクを楽しむ秘訣があるのか、ハードモードな気持ちにならないコツがあるのなら少しでもあやかりたいと思った復路でした。