11月1、2日の1泊2日で愛知県田原市にある『表浜ほうべの森キャンプ場』へ行ってきました。今回は初の2泊でのバイク旅で1泊目をソロキャンすることにしました。

 

 

 
 
表浜ほうべの森キャンプ場
 

 

2017年4月にオープンしたキャンプ場で渥美半島の中腹、太平洋に面した位置にあります。車両の乗り入れはできませんが、全面フリーサイトで設備も整っており初心者でも利用しやすいキャンプ場になっています。
 
 
 
 
基本情報
 
名古屋からは約100km(東京からは約300km)、混んでなければ高速を使って1時間半ほどで到着します。

 

 

住所:〒441-3424 愛知県田原市南神戸町南中島1番地

TEL:0531-24-8901

 
 
標高約50m、料金はフリーサイトで一泊2,000円、関東のソロキャン料金と比べると安めな設定になっています。灰は捨てられますがゴミは全て持ち帰りになります。キャンセル料は無料のため天気の読めない時期は大変有難いです。
 
 
詳細はHPを参照。
11月1日(金) 1日目
 

 

本日の天気は曇り、午後から雨予報になっています。
 
 
 
 
往路
 

今回のキャンプは初の2泊バイク旅になります、ただ2泊ともキャンプだと長距離移動+キャンプで疲れるのが目に見えているため、初日キャンプ、2日目ホテル泊で計画しました。一番の目的は愛知にいる友人に会う事なのですが、ついでにキャンプしてバイクの長距離ツーリングもして、2泊旅もやってみてと今までバイクでやってこなかった事に新たにチャレンジすることにしました。実はこの計画、5月頃にも考えていたのですが雨で1度延期になっており、今回を逃すと来年になりそうなので雨覚悟の行程を組みました。

 

 

 

 

1日目の移動は愛知県までの長距離移動のため、5時前に出発します。

 

 

 

 

荷積みは雨の可能性もあったのでザックにレインカバーをしています。雨が本格的に降ってきたらコットもゴミ袋に入れようと思います。サイドバッグには雨対策としてレインウェア、長靴を入れているので、クーラーボックスは持って行きません。服装は上はワークマンのXshelter断熱防水防寒ジャケットに中はユニクロの極暖ヒートテック、下はワークマンのユーロボア防風ウォームパンツで冬キャンのような装備にしました。昼間の気温は高いのですが日の出までは寒そうなのでオーバースペックかもしれませんが、秋口のバイクキャンプの時に寒い思いをしたので念には念を入れての選択です。後は高速を使うので上半身と膝にプロテクターを付けておきます。

 

 

 

 

今回のルートは東名、新東名を使って新清水ICで降りて、あとは下道で静岡県内を観光しながら愛知県入りする計画になっています。早朝、真っ暗な中バイクで走るのは新鮮な気持ちになります。道が空いているので普段走り慣れた道も変な違和感を感じますが、快適にバイクを走らせる事ができるので気持が上がっていきます。どんな旅になるのか、思い通りの計画で進められるのか、期待と不安が入り混じった感情で高揚しているのが分かります。寒さは思いの外平気で、寧ろ真冬の格好でちょうど良いぐらいだったので選択は間違っていなかったようです。横浜町田ICの渋滞もなくどんどんバイクを走らせていきます、ただレブルの特性なのか 90 km/hを越えた辺りからのハンドルの振動と、風をモロに体で受けるので恐怖心が出てきます。基本、左を走って前方にトラックが良いスピードで出してくれていると安心します。快適に進んでいくので休憩のタイミングが分からず気付けば新東名に入り 120 km/h区間になったのですが、そんなスピードはとても耐えられないので 100 km/h前後を維持して新清水ICに到着です。信号で1時間半ぶりにバイクを止めたら、足がつりそうになって辛かったです。この現象、バイクに乗っているとちょくちょくあるのですがバイクあるあるなのでしょうか?

 

 

 

 

7時過ぎ、国道52号を海側に向かって降りて少し走らせたら一つ目の目的地、『薩埵峠』に到着。駐車場に着く手前で急に視界が抜けるので思わず感嘆の声が出てしまいます。

 

 

 

 

本当はハイキングコースの展望台の方が眺望が良いようなのですが、気持ち的には駐車場からの景色で満足したのでいきませんでした。次回、天気に恵まれたタイミングまで取っておく事にします。

 

 

 

 

次の目的地に向けて移動なのですが、飲まず食わずでここまで来たので途中ファミマで小休憩です。

 

 

 

 

お気に入りのこんぶが無かったのですが、チャーシューマヨネーズも美味しかったです。

 

 

 

 

平日と言う事もあり、この時間帯はかなり車の量があるのですが、道中の国道1号のバイパスが高規格過ぎてかなり楽に移動することができます。流石に途中の片側1車線の区間はプチ渋滞が発生していましたが許容範囲です。

 

 

 

 

9時頃、次の目的地『蓬莱橋』に到着、今回の静岡観光で一番来てみたかった場所になります。今回の立ち寄り場所を選定する際、広い静岡県内を移動しながらになるので十分な時間も無いため厳選しました。

 

 

駐車場は無料、橋を渡るのに100円かかりますが維持管理費と思えば惜しくない金額です。

 

 

 

 

雲が多い空模様ですが、橋の先が見えないぐらい長いのが圧巻です。

 

 

 

 

この時間になるとかなり暖かく半袖の人もいます。一方、私は真冬の装備でガチガチで固めてきたので暑すぎて辛いです。

 

 

 

 

10時半過ぎ、『御前埼灯台』に到着。

 

 

特に灯台には登りませんでしたが、取りあえず半島の先っぽの方には立ち寄っておきたい気持ちだけで訪れました。それにしても太平洋の波が高くて自然の恐ろしさを感じます。

 

 

 

 

次の目的地に向かって移動開始です、ひたすら国道150号を使って移動していきます。時折対向を走るライダーにヤエーなんかしちゃって浮かれ気分でおります。この頃にはガソリンのメモリも1つになっていて、レブルのガソリンメーター表示はここから更に点滅表示があるらしいのですが、今まで見た事が無かったので今回試しに見てみようと思いそのまま走ってみました。暫くすると表示がただ点滅するだけではなく、走行距離表示もなくなり 0 表示になったので、焦ってソッコーで見つけたガソリンスタンドに入りました。一応その状態から 30km ぐらいは走れるようなのですが、焦りを生む表示で気持ちの良い物では無い事が分かったので、今まで通り点滅前のメモリ1には給油しようと思った出来事でした。

 

 

 

 

12時頃、次の目的地『あおいや』に到着、静岡で食べたいものと言えば、浜松のウナギと言う事で昼食で訪れました。

 

 

 

 

昼時なので混んでいるのかと思ったのですが、私が入った時はすんなり入れました。ただ後から絶え間なくお客さんが来店したのでタイミングが良かったのかもしれません。私が頼んだのは『うな重(3,900円)』、皮はパリッと身はふっくらでめちゃくちゃ美味しかったです。

 

 

 

 

ウナギで心も体も満たされたので頑張って移動開始です、次に訪れたのは昼食の店からほど近い『餃子の村長』。晩御飯で浜松餃子を食べようと思い立ち寄ります。

 

 

店舗で買えるのかと思ったのですが閉まっていたので自販機で購入します。

 

 

 

 

この後は更に移動して、13時半過ぎに浜松湖にある『弁天島海浜公園』に到着。バイクは無料で止められるのでちょこっと立ち寄るのにちょうどいいです。

 

 

バイクから降りて少し散歩でもと思っていたのですが、雲行きがかなり怪しく、雨がポツりと落ち始めたので直ぐに移動することにします。

 

 

 

 

浜松湖を出発してからは、本降りではないが降ったり止んだりを繰り返して何とかレインウェアを着ることなく愛知県に入って、14時半過ぎには買い出しの店『ヤマナカ 田原店』に到着。

 

 

 

 

ここで買ったものはこんな感じです、雨確定予報だったのでタープ下で簡単に食べられるものを選びます。

 
 
 
 
買い出しを終えたら後はキャンプ場に向かうだけです。
 
 
 
 
キャンプ場到着
 
15時過ぎ、『表浜ほうべの森キャンプ場』に到着。休憩や観光も込みですが10時間の移動、かなり疲れました。

 

 

平日+雨予報もあり人がいる気配があまりしないのですが、管理棟にてチェックインを行います。一通りの施設の説明を聞いて、他のお客さんがいるのか確認をしたら私だけのようです。ヤバい、ここにきて初の完ソロのようです。

 

 

 

 

設営
 
管理棟、多目的ホールを抜けた先に広場があります、全面フリーサイトで林の中だろうがどこだろうが張って構わないのですが、雨確定なので東屋の近くに張ることにします。

 

 

 

 

16時過ぎ、出来上がりはこんな感じです、久しぶりにタープも張りました。

 

 

 
 
フリー
 
寝床もできてようやく落ち着けます、とは言え既に雨が降ったり止んだりの状態でコンディションが悪いです。天気予報を見るとこの後本格的に雨が降りそうなので小雨のうちにキャンプ場を徘徊することにします。他の時間の物も含まれていますがざっと紹介です。
 
 
こちらはキャンプ場入ってすぐの管理棟、薪や炭も売っています。

 

 

 

管理棟横には駐車場があります、キャンプ場利用の方はここに車を止めることになります。

 

 

 

バイクはキャンプ場入って左手を少し進んだところにレンガ床の場所があり、そこに止めることになります。

 

 

最初ここに止めていたのですが、管理人さんが声をかけてくれて雨が降るからと建物の間の屋根付きの場所に移させてもらえました。

 

 

 

 

管理棟と広場の間の多目的ホール、利用する事はなかったのですが、雷の時はこちらに避難してくださいとのことです。

 

 

 

管理棟の隣にはトイレとシャワー室があります。

 

 

 

 

 

ピザ窯が数機ありました。

 

 

 

 

 

炊事場はキャンプ場で1棟しかなく林の中にあります、シンクや作業スペースが沢山あるので使いやすい感じです。

 

 

 

 

 

炊事場の隣の林のスペース、ここも張って良いようです。

 

 

 

私が張った広場の奥の林。

 

 

 

更に奥は太平洋を望む唯一の場所、風は強そうですが抜け感が良い一等地です。

 

 

 

 

その隣にはちょっとした展望台があります。

 

 

 

 

中央の広場、なかなかきれいな芝になっています。

 

 

 

 

奥から見た中央の広場。

 

 

更に奥に2カ所芝の場所があります。

 

 

 

 

こちら最奥の場所になります。

 

 

 

 

一通り場内を見回って自サイトに戻ってきました。取りあえずやる事も無いので一本だけ買ってきたほろよいを開けることにします。

 

 

いつものキャンプだったらこの後炭に火を付けて焼肉を食べるのですが、今回は雨キャンプ確定だったため焚き火台を持ってきませんでした。焚き火ができないのはやっぱり寂しい。

 

 

 

 

17時過ぎ、辺りが暗くなってきました。椅子に座ってぼーっとしていますが、さて何をしよう。一人でいると完ソロの現実が押し寄せてきて不安になります。何が不安って人ならざるものの存在、見た事は無いのですが信じるか信じないかで言うと信じてる方なので気になりだすと止まらなくなります。ここはまだ平地の普通のキャンプ場で何もないと思いますが、山での完ソロとか耐えられないと思います。

 

 

 

 

そんな起きもしない事に少し怯えながらも晩御飯にします、今日は全く作る気になれないと最初から思っていたので、冷凍炒飯と餃子です。

 

 

あと、『愛知のキムチ』なるものが売っていたので手に取ったのですが中々美味しかったです。近くに立ち寄った際は試してみて下さい。

 

 
 
 
餃子は買った瞬間嫌な予感がしていたのですが、皮が生っぽいと時間が経つとブヨブヨになりませんか?案の定その状態になってしまって、パリッとは程遠い餃子が出来上がりました。

 

 

ただ悔しい事に味は普通に美味しかったので、私的には合格です。

 

 

 

 

炒飯は量が多いので半分だけ食べました。

 

 

ハズレ要素は全くないです。

 

 

 

 

19時頃、雨が小降りになった瞬間に洗い物やトイレを済ませます。

 

 

闇夜に浮かぶサイトがきれいな感じなのですが、一晩ここで一人で過ごすと思うと寂し過ぎる気持ちになります。私には完ソロは全く向かないことが身に染みて分かりました。静かな方が良いのですが、人の気配のする中での静けさが一番安心できて心地よいことに気付きました。

 

 

 

 

20時過ぎには幕内に荷物を移動させてコットの上でゴロゴロします。明日の移動距離を考慮して計画を立てたり、スマホで漫画を見たりして過ごします。朝早かったこともあり時折意識が飛んでいたので21時には本格的に寝ることにします。久しぶりに聞く雨に打たれる幕の音、風に乗って聞こえてくる太平洋の波の音、一人じゃなければ心地よく聞こえたのかなと思いながら眠りにつきました。

 

 


 
 
続きは別記事にて。