9月21、22日の1泊2日でほったらかしキャンプ場へ行ってきました。3連休に挟まれた間の平日、一時的に天候回復したタイミングを狙って行ってきました。
〒405-0036 山梨県山梨市矢坪1669-25
荷積みの状態はスノピのバックパックにコットを載せた最近のバイクキャンプのスタイルになっています。今日は気温もやや低め目なのでシュラフを持ってきたのですが、ファミキャンで使っている物しかないので荷物が出っ張った感じになり、やや押し気味なバックレストになりました。
さて出発と言う事で走り出したのですが、風が冷たくて寒い。ロンT一枚で出てきたのですが、流石に寒くてこのままだと耐えられないのではと頭の中を過りましたので、一度家に戻り中に1枚着込んできました。
今回は往路は下道、復路は状況によって高速を使う予定で考えました。山梨まで下道で行った事が無かったので時間もたっぷりある一人旅でのんびりチャレンジしようと思いました。ざっくりルートは国道16号→県道413号→甲州街道で山梨に向かいます。国道16号は何度か通っているので少しは慣れているのですが、バイクで走っているとやっぱり風が冷たくて寒い。何気にバイクで秋口に走るのは初めてで、少し出かけるぐらいの感覚でロンTを選んだのですが、今日のコンディションだとワークマンのイージス 360°でも良いかもと思ったほど着る物に失敗したと感じました。一応夜に寒かったら困るのでペラペラのパーカーをザックに忍ばせているのですが、こちらは最終防衛ライン。ここを突破されると為す術なく敗戦が決まるので極力ギリギリまで引っ張りたい心情です。
誰にも理解されない心の葛藤、着るか着ないか自問自答しながらバイクを走らせ、以前相模川河川敷の下調べで訪れた小倉橋付近を通過して山間の方に進んでいくと気温が更に下がったのを感じました。ちょっと寒すぎてこのままだとやばいかもと思う中、寒いと思うから寒いんだと寒さに無関心になってみたり、小学生の時の真冬の体育の時、全身に力を入れると寒くない事を思い出して試してみたりと、平然と走っている風で己と戦っていました。今日の昼食はラーメンの予定、昼に食べるラーメン、早く食べたい、ラーメンで体を温めたい、今までの人生で体を温めたいが為にラーメンを渇望する事があったでしょうか。そこまでの思いが高まった時、『よし着よう』とストンと答えが落ちてきました。気持ちが出来上がったら、早速近くのセブンに停車させ休憩する事にします。
ザックからペラいパーカーを取り出して袖を通した瞬間、「あったけ~」と思わず声が漏れました。風を通さないようになっているので自分の体温で温まるのが分かります。良く分からん勝負なんてしないで寒いなら寒いでとっとと着ていれば良かったと心底思いました。
パーカー一枚で完走できそうな手応えを取り戻し、意気揚々と出発です。この後は甲州街道をひたすら進んで行ったのですが、途中、ソロバイク同士で連なって走る事になったのですが勝手に親近感が芽生えてきました。イキって飛ばしたりせず、横断歩道に人が立ってると必ず止まる、紳士バイカーだったので安心して後ろを付いていきました。結局新笹子トンネルを抜ける所辺りまで後ろを付いていったのですが、信号で分かれてしまってそのままとなりました。山間部を抜けると日差しも出てきて暖かくなってきたのですが、パーカーを脱ぐのも面倒なのでそのまま昼食の店を目指します。
12時半頃、お店に到着。今回訪れたのは蓬来軒 本店、昔山梨出張の時に食べて美味しかったので次に山梨に来ることがあれば是非とも立ち寄りたいと思っていた店になります。
頼んだのは支那そば大盛。
味をすっかり忘れていたのですがスープを飲んだ瞬間一気に記憶が蘇り『この味この味』となりました。因みに大盛は完全に失敗です、未だに大盛根性が忘れらず食べられると思って頼んでも、後半苦し過ぎて残したい気分になりながら辛うじて完食しました。
昼食後は買い出しのためアマノパークス甲府東店へ立ち寄りました。
店内広くてきれいな店舗です。
今回購入したものはこちら、ラーメンでお腹いっぱい過ぎて食べられる気がしなかったので最小限にしています。
買い出し後はキャンプ場を目指して出発です、途中フルーツラインの景色が良かったので停車して写真を撮りました。
ここから10分ほどでほったらかしキャンプ場に到着です。
管理棟の反対側には例の空中に浮いている自転車があり、メンテナンスしていました。
それにしても元ネタは何なんだろうか。
色々と見て回りたいのをグッと抑えて受付を早々に済ませます。ほったらかし初心者なので一通りの説明を受けますが当たり前の事ばかりな感じでした。
因みにぼっちサイトのおすすめを聞いたのですが、上段の両端付近が景色的にも良くて人気との事でした。ただ、既に10数組入っているようなので厳しいかもしれないと言われたので、期待せずに一通り見回ってサイトを決める事にします。
たまたま上段奥付近が一つ空いていたのでこちらに滑り込みました。サイトには砂利が敷いてあるので汚れの心配は無さそうです。
少し景色を堪能したら早速設営開始です。奥行きが余りないので斜めにしてタープ+テントを張る事にしました。
地面硬めなのでペグ打ち結構大変です。
タープも張り終わり、ギアを展開したら設営完了です。
車だと狭いと思いますがバイクだとちょうど良い広さの場所です。
お茶も飲みたかったのですが、解凍があんまり進んでなかったので外で放置しておきます。
椅子に腰かけて一息ついているのですが、何となく人気な理由が分かりました。
真ん前が開けた景色で開放感があるのが良いです、曇り空で富士山は見えないけれどそれでも来て良かったと思いました。ただ、儲かっているからなのかゴリゴリ開拓しまくっているので自然満載と言うよりかは、駐車場でキャンプしているような感覚にもなります。キャンプ場の作りが管理棟を起点にツリー構造となっており、ツリーの枝に這う様にサイトが作られているので眺望は良いのですが、それが良くある山の展望台駐車場に見えてくるので、森の中でのキャンプを望まれている人には合わないと思いました。(私は小綺麗な駐車場でのキャンプはアリと思っているので結構好きです)
そんなファーストインプレッションを抱きながらも、今回初卸ギアがるのでそちらのご紹介。一つ目はセリアで見つけた焼き網になります。このサイズ感、前々から欲しいと思っていたのですが一人焼肉にピッタリで即買いしました。意外と外枠がしっかりしていて強度があるので洗って何度か使えそうです。
2つ目は、5050WORKSHOPの2WAY STAND(ランタンスタンド)になります。
ソロ用のランタンスタンドとして程よいサイズ感と軽量さが気に入って購入しました。テーブルへの設置はしないのでクランプは家に置いてあります。地面にペグを打って取り付けるのですが、深く打ち込みすぎると抜けなくなりそうなので加減が必要です。
お酒を一本飲み終えたらほったらかし温泉に行く事にしました。本当は1泊なので風呂無しでも良いかなと思ったのですが、2度目の再訪が今後あるか分からなかったので、有名所は押さえておこうと思います。
初めて来たのですが、平日にも関わらず人が多い。
更にこっちの湯は設備不良であっちの湯のみとなっています。
あっちの湯の入り口はこちら、並びはしていないのですがひっきりなしに人が訪れている印象です。
湯舟は内風呂1つと露天が2つ上段、下段とあります。温泉はぬるめで長く入って景色を堪能しながらゆっくりできそうな感じなのですが、人が多いので落ち着きません。設備はかなりしょぼくシャワーの勢いもジョウロのような感じです。因みにですが、今日だけかもしれませんが刺青入りの人が多く入っていました、特に入浴制限が設けられていないからかもしれません。
お風呂を出たら余りお腹が空いていないのですが買い食いです。
買ったのは白桃ソフトクリームと温玉揚げ、温玉揚げは食券渡した瞬間に手渡されました。
ソフトクリームは濃厚でやや硬めな感じが良かったです。
温玉揚げは自サイトに戻ってからいただきました。
味は美味しいのですが兎に角しょっぱい、塩がこれでもかってなぐらいかかっているので子供はちょっと食べられないかもしれないです。
17時頃、売店が閉まる前に薪を購入しに行きます。カゴ詰め放題もあったのですが当然一人では燃やしきれないので、こちらのミックス800円を購入しました。
量的にはこんな感じでそこそこあります。
ただ残念ながら私にはどれが針葉樹で、どれが広葉樹かわからないです。
なんちゃってフェザーと着火材で難なく火を起こせました。
昼のラーメンと、先ほどの間食で全くお腹が空いていないのですが、夜の宴を開始していきます。2本目もほろよいの冷やしパイン、今回のキャンプのお酒はこれで終了です。
今回の夕食は買い出しの通り一人焼肉、大して食べられそうにもなかったのでお高めなお肉の一点突破です。
焼き網が焚き火台に比べて小さめですが、炭の上に置いて焼いていきます。
因みに炭は家から持ってきました、一人だと中々使いきれないので毎度購入を躊躇していたのですが、使う分だけ持ち込めば良い事に今更ながら気付きました。
18時前、暗くなり始めたのでランタンを灯します。
今回はzigも初投入しましたが実際のフィールドで使ってみるとメインランタンとしては心許ない光量です。今後はソロ用、もしくはファミでのサブランタン的な位置付けで使っていきたいと思います。
ミスジを食べ終えたら、次はこちら。
本当はホルモン系が食べたかったのですが、少量では売っていなかったのでこちらを選びました。
そのままでも食べられるのですが何となく炙って食べた所、イマイチでした。
やげんの炙りを続けるために炭を追加しようと網を持ち上げた時、網ごと誤って地面に落としてしまいました。その際、何を思ったのか素手で網を触ってしまい、見事に火傷をしてしまいました。
当時の状況を振り返ると、網とやげんを落としてしまって軽く焦ってしまい、無意識に網を拾い上げようとしてしまったのだと思います。2年ほど前にもキャンプで火傷をしてしまったのですが、この一件でテンションかなり下がってしまいました。取り敢えず患部を冷やすために冷凍麦茶のペットボトルを掴んで冷やすと幾分痛みが治まりましたので、このままペットボトルを持っておくことにしました。
テンション下がりながらも残ったやげんを食して本日の夕食は終了。辺りはすっかり日も落ちて甲府の町々の灯りが浮かび上がっています。
5年前のiphoneでもそれなりに撮れました。ここのサイトは基本ぼっちなので周りの話し声が聞こえず、一人の時間に集中できる感じが心地良いです。
少し寒くなってきたので毎度のスティックタイプのコーヒーを飲みます。
昼間脱いだパーカーもこのタイミングで着たのですが、座っていればこのぐらいでちょうどいい気温に感じます。
お腹の中にもう少し入りそうな感じがしたので、ここでじゃがりこを食べます。
じゃがりこを噛み砕く音が周りの人のキャンプの雰囲気を壊しているのではないか、と思うぐらい静かに過ごしている人ばかりでした。
寒くもなく暑くもなく、焚き火の前に居るのが心地よいです。
最後の薪を投入して燃え尽きたらそろそろ寝ようかと思っていた頃、火傷をした指を見て前回のように夜中にズキズキと痛み出すのではと思いながら、とうにぬるくなってしまったペットボトルを握って冷やしていたのですが、ペットボトルを握っていると痛みが無い、握らないと痛みが出てくる、もう少し冷やす必要がありそうだが後どれぐらい冷やさないといけないのか分からなかったので調べてみると、ラップを使って痛みを軽減する方法があり、患部に空気が触れないようにする事で痛みがとれるとあった。もしかして、ペットボトルを握っていた事によって患部に空気が触れていなかったので痛みが出なかったのではと思い、今夜は握ったまま寝る事にしました。
明日は早朝に雨が降るかもしれないので荷物は全てテント内に片付けて、インナーテントの中に移動します。スマホで漫画を見ながら過ごそうかと思っていたのですが、片手がペットボトルで塞がって読みにくかったので、早々に寝る事にしました。明日は何とか雨に降られずに撤収、帰宅できるようにと祈りながら眠りに付きました。









































