あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。

 

 

新年一発目のキャンプは1月8、9日の1泊2日で千葉県旭市(ほぼ銚子)にあるASAHI BASE(キャンプ番長)へ行ってきました。今回もソロバイクキャンプ(キャンプツーリング)の旅になります。

 

 

 
 
ASAHI BASE キャンプ番長
 

 

2021年4月にオープンした小規模キャンプ場になります。MAX10サイトにも満たない広さで手作り感満載ですが、継続して開拓している絶えず成長するキャンプ場です。

 

 

 
 
基本情報
 
東京からは約100km強、高速を使って2時間弱で到着します。
 

 

〒289-2704 千葉県旭市上永井1255

TEL:090-4599-1544
 
 
飯岡灯台に近い標高50mほどのキャンプ場になります。フリーサイトで料金は一人一泊3,500円、駐車料金バイク一台一泊500円とソロキャン料金にしてはやや高めな設定ですが、東京、神奈川、千葉のキャンプ場相場からするとまだ安い部類かと思います。
 
 
詳しい情報は公式HP参照。
 
 
 
 
1月8日(土) 1日目
 

 

今日の天気は晴れ、天気の心配は無用ですが道中にある前々日の積雪の残雪が心配です。

 

 
 
 
往路
 
新年一発目、今回のキャンプですが実施するか、実施しないか、かなり悩みました。3連休、嫁様が子供を連れて実家に顔を出す事になって急遽訪れた幸せ独身タイム、この3日間どうやって有意義な時間にしていこうものか考えていました。いや、冬キャンって当たり前ですが寒いじゃないですか?私のソロキャン装備だと石油ストーブも薪ストーブも無いし、テントのスカートも無いし、幕内でぬくぬく過ごすなんて到底できないので、毎度寒さとの戦いになるのです。そんな事が目に浮かぶので、泊まりはやめてデイキャンにするか、折角3日間もあるし泊まるならまたとないチャンスなのですが寒いものは寒い、と考えていたのですが、結果コンディション(天気、気温、風)が良かったら実施するってな感じに決めました。これぐらいお膳立てしないと中々「冬キャン、行くぞ!」ってな気持ちが出来上がらないぐらい腰が重いのが自分でも分かります。
 
 
 
 
そんな気持ちなので決行するかどうか前日夜に決めました。天気良し、気温そんなに寒くならない、風も1、2m程と気にならない、キャンプ場の空きもまだある、後の心配は前々日に降った雪の影響がキャンプ場にあるのか気になったのでTELにて確認したのですが、現地は積雪無し(雨だった模様)なので問題無しとの事、行かない理由が無くなったので、キャンプに行く!って踏ん切りを付けました。因みに行かなかった時のバックアッププランは、switchの桃鉄がようやくセールになり購入したので徹夜で桃鉄をする事(友達を巻き込む予定)でした。

 

 

 

 

今回のキャンプ場へは高速を使わないので片道100km強の移動距離になります。前回の​TINY CAMP VILLAGEを考えると倍以上を走るので未知の領域なのですが、自身の経験値を増やし、行動範囲を広げていきたいのでチャレンジングな選択をしました。出発は渋滞、休憩、買い出しを考慮して、チェックイン時間5時間前の9:00にします。前回は忘れ物をしたので、前日に荷造りを済ませておきました。基本は前と同じなので悩む事は無いのですが、天気の心配はなさそうなので、雨具とタープは置いていきました。荷積みの状態はこんな感じで前回と変わりません。

 

 

バイクも前回のキャンプ後から乗っていなかったので給油をしてから出発です。

 

 

 

 

今回のルートはひたすら湾岸道路(国道357号)を走り、千葉辺りで太平洋に向かう、ってな感じです。都内もバイクで初めて来ましたが、初めて使った湾岸道路が快適でメインの流れに乗っていれば高速道路に吸い込まれる心配も無く安心して進んでいけました。

 

 

10:30頃、千葉のファミマで1回目の休憩。

 

 

朝飯代わりの軽食でチーズカレーまんを食べました、程よくスパイシーで美味しかったです。

 

 

 

 

この後、再出発して千葉の真ん中辺りを横断していくのですが、Google Mapsの経路が良くないのか、あまり車が通らないようなルートを選択するので、残雪が残る道を何度か通る事になりました。バイクで初めて雪の上(ほぼ氷+水)を運転したので、2速20kmぐらいで一定の速度でハンドルを切らないよう、かなり慎重に運転しました。それでもほんの少し轍で後輪が滑って焦ったので、日陰で残雪が残ってそうな所はかなり注意深く運転していきました。

 

 

 

 

12:30頃、残雪ゾーンも抜け気疲れしたので、九十九里辺りのローソンで休憩。

 

 

1個増量でお得でした、からあげクンはレッドが一番おいしいと思っています。

 

 

バイクをよく見てみるとかなり泥はねが・・・。

 

 

当たり前と言えば当たり前ですが、溶けた雪道の上を走ると汚れるよなぁと改めて思い知りました。バイクの洗車も未経験なので、家に戻ったら洗車道具を揃える所からしないと、と思いました。

 

 

 

 

九十九里ビーチライン辺りに来ると車の数も少なくかなり快適に運転できました。途中、どこかのマンションの前でカメラを構えた少年2人が手を振っていたのですが、気持ちに余裕が無く応えられなかったです。咄嗟にどう応えれば良いのか分からず、バイク乗りとしての経験値が無い事が露呈した瞬間でした。

 

 

 

 

少しモヤっとした気持ちを抱えたまま、本日の買い出しポイントへ到着。13:00過ぎ、カインズスーパーセンター 旭飯岡店へ到着、ベイシア フードセンターも併設されているのでこちらに決めました。

 

 

 

ここを選んだ理由はCB缶を買い足したかったからです。

 

 

安さを優先させて、右のアイコンロ用の物を手に取りました。

 

 

薪も売ってましたが、広葉樹は売り切れでした。

 

 

 

炭の他色々と置いてあるので、消耗品を忘れた時は有難いかもしれないです。

 

 

 

SOTOのレギュレーターストーブ ST-310も普通に売っていました。

 

 

一時期手に入りにくい状態でしたが、普通に店頭で目にすることができるようになったようです。

 

 

食料品売り場も見て回り、今回の買い出しはこんな感じで終わりました。

 

 

ちょっとお高いお肉(見切り品)を食べる事にしました。

 

 

 

 

お店から15分ほどでキャンプ場に到着になります。

 
 
 
 
キャンプ場到着
 
14:30前、キャンプ場に到着です、買い出しのカインズで色々見ていたら思いの外時間がかかりました。

 

 

入口で記念写真を撮っていると今回も管理人さんが登場し、名前を伝えてチェックインを済ませました。

 
 
 
 
予めTELで確認していたのですが、ソロサイトとフリーサイトの2つがあって、雰囲気が分からないのでどちらにするかは現地で決めますと伝えていたのですが、ソロサイトは池のほとりの木々に覆われた斜面にあるウッドデッキのサイトで、雰囲気良さそうなのですが、日陰が多くて寒そうだったのと、ウッドデッキにパンダを張るやり方が分からなかったので、フリーサイトから選ぶことにしました。ただ、フリーサイトもチェックイン開始時間から30分しか経っていないにも関わらず良さげな場所は埋まっていたので、どこにしようか悩んでいたのですが、最終的にここのウッドデッキサイトにしました。

 

 

荷物が汚れずに置けるのと、ウッドデッキにテントが立てられなくても付近の空いている地面に張って良いとの事でこちらに決めました。更には星も広いスペースで見やすそうですし、朝日も良く当たるとの事でした。

 

 

 
 
設営
 
一息付いたら早速設営です、周りは既にテントが張ってあって各々キャンプを楽しんでいる雰囲気、急がなくては。さて、どうやってワンポールテントをウッドデッキに立てようか、と少し悩んだのですが結果こうなりました。

 

 

 

テント無しスタイル、青空宿泊。

 
 
 
 
私のテントの場合、閉め切っても外気温と大して温度が変わらないので無くても良いのではと思い始めて、真面目に考えました。冬なので虫もいない、気温も下がっても0度ぐらい、風も全くない、夜露が気になるけどオーロラライトの防水性を信じよう、ってな感じでバイクに続き、宿泊スタイルもチャレンジングに行くことにしました。
 
 
 
 
フリー
 
寝床の問題も解消されたので(されていない?)、焚き火の準備をしておきます。薪はキャンプ場で1束1,500円で購入しました。正直高いと思いましたが、できたばかりの小さなキャンプ場では薪代も貴重な収入源、応援する気持ちで購入する事にしました。

 

 

 

薪購入時、管理人さんから、廃材で良ければ自分で切って好きなだけ使って下さい、とおっしゃっていました。それがこちら。

 

 

薪を1束購入すると実質使い放題のような感じになるようです。

 

 

 

 

廃材を少し貰って適当な大きさに切って、フェザーもどきを作って焚き火の準備完了です。

 

 

薪使い放題なら即火を付けて焚き火を楽しみたいのですが、行きたい所があるので焚き火は後ほど。

 

 

 

 

ASAHI BASE キャンプ番長からバイクで2,3分ぐらいの所にある、飯岡灯台へ。

 

 

これを見て、『パッと光って咲いた~ 花火を見ていた~』と頭の中で流れたはず。

 

 

ここは「日本の夕陽百選」に選ばれているぐらい、夕陽がきれいな所です。

 

 

 

日没が16:40頃、暫く前から待機していましたが、ボチボチと人が居ました。天気も良いし折角ならと来てみたのですが、久しぶりにきれいな夕陽を見る事ができました。

 

 

ボキャ貧なので『きれい』以外の言葉が出てきませんが、本当に見に来て良かったです。

 

 

 

 

灯台自体小さいのですが、ライトアップした姿も中々良いです。

 

 

 

 

 

夕陽をたっぷり堪能してキャンプ場に戻ってきました。バイクを止めていると管理人さんが声をかけてくれて、夕陽を見に行った話をしたのですが朝日も良いと聞きました。あと、テントも少し心配されていたようでしたが、結局無しで寝る話をしたら風も無いし寝袋もしっかりしているので良いと思います、とお墨付きをもらいました。寝袋から顔を出すと星空が綺麗に見えますよと言っていたので楽しみです。

 

 

 

 

少し話をしたら管理人さんはご帰宅。えっと、からあげクン以降全く食事をしていないのですが、これからご飯を食べていきます。本当はダラダラとお腹が空いたら何かを食べるってな感じで過ごそうかと思ったのですが、夕飯のみとなりました。最初は直ぐに食べられる物としてナムルのお惣菜。

 

 

日中は暖かかったのですが、日が落ちて少し冷え込んできた気がします。冷たい食べ物が堪えます。

 

 

 

 

薪に火を付けて今年初焚き火開始です。本日はもう運転しないのでようやく一本目、いつものほろよいです。

 

 

2本買ってましたが寒くて結局1本しか飲みませんでした。

 

 

 

 

取り合えずお腹に溜まるものを食べたかったので、メインの肉を焼いて食べる事にしました。

 

 

 

味付けはほりにし、ほりにしレッド。

 

 

柔らかいは柔らかいのですが、思ったほどの柔らかさでは無かったです。でも美味しかった。

 

 

 

 

焼き鳥は熾火で温めようかと思ったのですが、待てなかったのでバーナーを使いました。

 

 

 

串のままだと根本が温まらないので結局ばらしました。

 

 

味付けはほりにしレッド、これをかけると何でも美味しくなります。続いてネギまもばらして食べたのですが、そこでお腹一杯になり夕食終了です。本当は夜の寒さを想定してカレーうどんを買っていたのですが到達できませんでした。

 

 

 

 

お腹が落ち着いたら、後はひたすら焚き火をして暖を取ります。

 

 

使い放題と分かったので遠慮なく投入できます。

 

 

 

 

温かい飲み物を飲みたくなったので夕飯の名残でインスタントの味噌汁を飲みました。

 

 

一つ、念のため持ってきておいて良かったです。

 

 

 

 

20:00を過ぎると周りは幕内に籠っていました。私は籠る幕が無いので、ひたすら焚き火を絶やさず燃やし続けます。夜空を見上げると星が結構見えます、戸隠で見た星の数ほどではないですが、千葉でこんなに星が見えるとは思いもしませんでした。直ぐ近くが太平洋で星空を遮る明かりが無いのが良いのかもしれません。焚き火を突きながら星を見たりして時間を潰していましたが、甘い物が食べたくなったので、スイーツとコーヒーで締めにします。

 

 

本当は焚き火で焼き芋を作りたかったのですが、売っている芋が大きくて食べ切れないと思ったので諦めました。ちょっとだけ作って食べたいのですが絶妙なサイズと量は中々売ってないですよね…。何となく夜にスイーツを食べるのもキャンプの定番にしたいなぁと思いました。

 

 

 

 

後は、残りの薪を燃やしていきます。

 

 

 

 

 

21:30過ぎ、薪も燃やし切り、熾火になったのでそろそろ寝る事にします。

 

 

シュラフを見るとランタンに照らされてキラキラ輝いています、夜露が凍り始めたのか、霜が降り始めているのか表面が湿っています。この状態を見て失敗したかなと思いつつも、『オーロラライトの力、見せてくれたまえ』と祈りを込めてシュラフに潜り込みました。いつもだと上下ヒートテックなのですが、流石に外で脱ぐ気にもなれなかったので、下はヒートテック+アルティメットパンツ、上は極暖ヒートテック+ウルトラライトダウン+ニット帽、枕代わりにフリースを使いました。チャックをきっちり閉じてシュラフん中に顔まで潜り込ませると全く寒さを感じず、かなり温かいです。ただずっと潜り込んでいると息苦しいので、良いさじ加減でシュラフの口を開けて寝る事にしました。ある程度予想は出来ていましたが、『勝ったな…』と思いながら眠りにつきました。

 

 

 
 
2日目は別記事にて。