8月18、19、20日の2泊3日で戸隠キャンプ場へ行ってきました。夏休みメインとなる今回のキャンプですが、今までのキャンプ感が変わるぐらい幸せ過ぎるキャンプになりました。

 
 

 
 
戸隠キャンプ場
 

夏休みメインとなるキャンプ場探しの際、今まで千葉方面がアクセスしやすく探していましたがもう少し離れた所、かつ平日に行くので予約が取りにくいと思われるキャンプ場にしようと調べた所になります。当初『北軽井沢スウィートグラス』も考えたのですが、調べてみるとヘビーユーザ優遇の会員制度があって躊躇したのと、もう少し離れた所でも良いかなと言う事で決めました。

 

 

 
 
基本情報
 
東京からは約270km、単純移動だけで4時間強。遠い・・・遠すぎるキャンプ場。ただ苦労に見合うだけの満足感のあるキャンプ場になります。
 
 
 
〒381-4101 長野県長野市戸隠3682
TEL 026-254-2106
 
 
標高1,200mにある広大なキャンプ場になります。今回はフリーサイトを予約し、ハイシーズン料金で大型ツールーム(6,000円/泊)+補助テント(2,000円/泊)となります。
 
 
詳しい情報は公式HP参照。
 
 
 
 
8月18日(火) 1日目
 
戸隠の天気予報がiphoneでは選択できなかったので長野市の天気になります。
 
 
一応他のサイトでも戸隠ピンポイントの天気予報を見ていましたが快晴とのことだったので今回のキャンプは天気の心配は不要です。
 
 
 
 
往路
 
今回も3人キャンプなので小さめの車をレンタルし、スズキ SWIFTになりました。今回はタープ+コットと荷物が多いので前回借りたデリカD2になればと思ったのですが見事に外れました。
 
 
 
荷室パンパンで後部座席苦しいです。嫁様が後ろに乗っていましたが身動きが取れない程だったので、冬キャン荷物フルセットだともう載らないなと思いました。そうなるとグレードを一つ上げるしかないですね。
 
 
 
 
今回の出発は朝5時半、戸隠まで300km近くの移動となるので寄り道の時間も含めて出発時間を決めました。平日少し早い時間に出発しましたが、案の定環八が少し渋滞気味でした。ただこれも想定範囲、やや時間はかかったものの時間通りに移動していきます。途中、横川SAに立ち寄り休憩と昼食の買い込みです。
 
 
 
鶏めし弁当も旨そうだなぁと眺めていましたが・・・、
 
 
 
買ったのはおぎのやの峠の釜めし。この弁当を買うためだけに横川SAに立ち寄ったと言っても過言ではない。
 
 
 
過言ではないのに、子供がE7系かがやきキーホルダーをおねだりし、嫁様が買っていました・・・。
 

 
 
 
若干の余計な!?買い物もありましたが車を走らせ、更に食材の買い出しに立ち寄ったのはツルヤ長野中央店。長野と言ったらツルヤで買うしかないっしょってな考えです。
 
 
 
2泊3日の食材と飲み物をこんな感じで買い込みました。この中に嫁様が配る用のお土産も含まれていますが・・・。
 
 
 
 
昼食と食材の買い出しも済んだので一路戸隠キャンプ場を目指します。今回長距離運転で子供の車酔いが心配だったのですが、朝早くに起きた事もあり車内でちょくちょく寝ていました。そのためスッキリしていたのか車酔いはありませんでした。戸隠に向かう際の七曲り辺りで酔いがマックスになるだろうと予想していたのですが、この急カーブの連続も楽しんでいる感じで問題ありませんでした。冬、雪遊びのために訪れた戸隠スキー場を通り過ぎ、更に奥に進んでキャンプ場に到着となります。
 
 
 
 
キャンプ場到着
 
12時前にキャンプ場入り口に到着、管理棟を見た瞬間から何だかワクワクしてきました。
 
 
きれいだし大きいし駐車場も広い、これだけでこの先に続くキャンプ場も同じような感じなんだろうなと予感させます。
 
 
駐車場に車を停め、チェックインを行うため私だけ管理棟へ入ります。
 
 
うん、すごく雰囲気良い。管理棟に入ると先着の方が受付を行っていたので中を見回します。
ノコギリクワガタの里親も募集していました。カブトムシ、クワガタも捕って帰りたいと思っていたので、捕れなかったらここでもらって行こうと思いました。
 
 
 
 
 
前の人の受付が済んだので受付と支払いを行います。
 
 
初めてだったので軽く説明していただきました。今回フリーサイトだったのでコテージが立っている所より手前であれば好きな所に張っても大丈夫とのこと、キャンプ場入って直ぐに逆さ川があり、そこは子供たちの川遊び場になっているのでその近くは賑やかになっているらしい。真ん中のサイトは抜けていて景色も良く、両サイドは林に囲まれているので静か目になっていますとの事でした。
 
 
予約状況も確認しましたが、今日は空いているので好きな所で広めに使っていただいて大丈夫と言っていただいたので遠慮なく使おうと思いました。ゴミは指定のゴミ袋を一泊に付き一枚貰えて追加で必要な場合は、売店で有料になるとのこと。あとは蚊とか虫が多いか確認したら蚊は居ないけどアブが多いので場所が決まったら直ぐに車のエンジンを切った方が良いですよとアドバイスをもらいました。はじめ??と思って聞き直したらアブは車の排気ガスの匂いが好きみたいで寄ってくるらしい、うーん確かに身に覚えがあるなと納得しました。最後に最近ニュースにもなっていた熊が出るか聞いたらキャンプ場には出てこないけど周りは生息域なので入る際には気を付けてくださいと言われました、気を付けるって言ってもなぁ・・・。ちなみに過去キャンプ場に熊は出たことはありませんと言っていました。
 
 
 
 
受付を済ませ、取り合えず車で見回って場所を決めようと移動することにします。
 
 
目星として中央付近の場所にしようと決めて移動を始めますが、とにかく広いし人少ない!ホント選び放題使い放題。今まで区画サイトで選択の余地がなかったのですが、これだけ風呂敷を広げられて好きに選べと言われると今まで選んだことが無かったので若干困ってしまいます。嫁様が子供の事も考えてトイレと水場が近い場所で売店にも近い所と言う事で、中央のサイトの木の側に陣取ることにしました。幸い中央も人が少なく3組ぐらい、ゆったりしたキャンプが出来そうと期待満々です。
 
 
 
 
設営
 
今回滞在する場所はここにしました。
 
 
右の奥っ側にタープを張って、手前の道路側にランドロックを張ろうかと思いました。多分駐車スペース含めて20m × 20mぐらいの広さでのびのび設営するイメージです。
 
 
 
 
昼食を早く取りたかったので取り合えずタープを先に立てる事にしました。
 
 
まだ設営途中ですがこんな感じで立ち上げを行っていきます。ガイロープが均等に張れるように全体を見ながらペグを打ったりで丁寧に設営を進めることができました。何故なら時間はたっぷりあるのは当然の事ですが、とにかくめちゃくちゃ涼しい!!今まで汗だくで滝のように汗をかきまくって設営していたのに、ちょろちょろ日差しの中を動き回っても殆ど汗が出ない。自在付きロープを調整しながら『何、この幸せタイムは・・・幸せ過ぎる』と心の底から噛み締めていたのと同時に、今までの夏キャンプは何?ただの苦行だったのか・・・!?と高原キャンプの良さを知ってしまいました。
 
 
因みになんですが、まだキャンプ歴1年ちょいなのですが、設営、撤収時に感じるちょっとした幸せに、テント(タープ)がキレイに張れた時と、撤収時にテントがキレイに畳めた時があります。特に後者のキレイに畳めてケースにすっぽり入った時なんかバッチリ畳めた!と喜びを感じてしまいます。そんなささやかな喜び、ありますよね?
 

 

 

 

タープが立ち上がって、この後昼食だったのですが昼食の話はフリーの箇所に記載することにして設営の続きになります。この後、ランドロックを設営していくのですが、こんな感じでタープの横に立てることにしました。

 

 

 

もう何度も立ててるので慣れてはきたのですが、前後のパネル部分の張りだけがいつも甘くヨレてしまいます。側面部分のテンションは比較的均等にかけられたかなと今回は思いました。

 

 

 

 

他設営に関連して新たに試した事は水切りカゴをフィールドラックに連結させて使う事を思い付いたので実行してみました。

 

 

 

水切りカゴとして無印で買ったステンレスワイヤーバスケットを使っていて、いつもならシェルコンの天板にキッチンペーパーを敷いてその上に置いていたのですが、カラビナでフィールドラックに連結させたら広く使えるし、シェルコンの中の荷物も取り出しやすくなったので良かったかなと思いました。もっと早くに気付けば良かったのですが、中々思い付きませんでした。我ながらナイスアイデアと思い嫁様にも話をしたのですが「ふーん」で終わってしまいました・・・。

 

 

 
 
フリー
 
タープの設営が終わり、荷物をタープ下に配置して昼食を取ります。1日目の昼食は往路でも記載したおぎのやの峠の釜めしになります。
 
 
 
久しぶりに食べたのですがやっぱり美味い、子供も苦手な具材が多いかなと思ったのですが意外と美味しいと食べてくれました。それよりもインスタントのわかめスープが美味しかったみたいですが・・・。昼食を食べていて思ったのですが、この陶器の入れ物でご飯炊けたりするのかな?と思ったりしました。可能なら炭や焚火の直火で気兼ねなく使えるかなと、今度調べてみよう。
 
 
 
 
昼食も食べ終わり、気温を見ると26℃弱、タープ下とは言えやっぱり涼しい。関東なんて35℃越えばかりなので信じられない涼しさです。扇風機フル充電+モバイルバッテリーも持ってきましたが使うことは無いなと思いました。
 
 
 
 
 
この後、ランドロックの設営を終えてトイレ休憩と薪を早めに買っておきます。
 
 
トイレ付近から見た自サイト。道を挟んで隣っ側が車5,6台で来てグルキャンをしていました。確かコロナ対策でグルキャンは禁止にしているはずなのに普通にやっています。まぁ混んでいないしそんなにうるさくも無かったので気にはならなかったのですが、管理甘いなと思いました。
 
 
ちなみにトイレの外観はこんな感じです。きれいに清掃されていてトイレは管理が行き届いている感じです。中も虫がほとんど入っていなかったです。大の方は温水便座ウォシュレット付きです。
 
 
 
 
 
キャンプ場のMAPを見ると逆さ川から支流が流れているように見えて、そこも川遊びができるように見えたのですが、実際はこんな感じでただの用水路のような状況です。
 
 
 
 
 
こちらが売店になっています。
 
 
 
戸隠キャンプ場グッズやインスタント食品、キャンプ消耗品、お菓子、飲み物、おもちゃと一通りの物は揃っています。ただお値段高めになっているので極力下界で揃えてくるのが良いです。
 
 
 
 
 

 
薪は外のコンテナに置いてあります。
 

杉が750円、ナラが1,000円とこちらも高めの設定です。今回は焚火をきっちりやりたいのでナラ一束購入しました。
 
 
 
 
自サイトに戻ってきて一息付きます。
 
 
毎度のことながらお酒は弱いのでほろよいで喉を潤わせます。
 
 
タープ下から見える景色はこんな感じです。
 
 
少し前まで隣で木にタープを結んでバーベキューをやっているグループが居ましたがデイだったのか撤収して視界が抜けました。意外とデイでここまで来る人が居るんだなぁとの印象です。いやー、それにしても人少ないし、涼しいしホントサイコー過ぎるわ、と嫁様と話をしていました。ちなみに子供は設営中、虫取りをやっていてアキアカネをめちゃくちゃ乱獲していました。至る所に飛んでいるしあまり逃げないのでうちの子でも捕れちゃいます。それが楽しいのかいっぱい捕って虫かごに入れていました。クロアゲハも結構飛んでいて捕りたそうにしていましたが、奴らはめちゃくちゃ早い上に軌道が読めないので捕まえることができませんでした。
 
 
 
 
ランドロック設営後、川に行って遊びたいと言っていたのですが、朝早かったこともありコットでお昼寝をし始めたのでその辺を少しだけブラつきました。
 
 
何となく木々の反対側から撮ってみたり、
 
 
フリーサイトの上の方から撮ってみたり、で景色を楽しみながら散歩をしました。因みにですがこのキャンプ場、入り口から奥に行くに連れてどんどん登っていく感じになっています。
 
 
 
 
結構良い時間になったのですが、子供がまだ寝ていたため少しずつ夕食をつまんでいくかと、炭に火を付け始めました。
 
 
 
時間は19時前、気温が17℃と結構肌寒くなってきました、半袖半ズボンだと正直寒いぐらいです。
 
 
 

炭火の上にニトスキを置いてバターコーンを作って食べていたのですが温かい物が旨い、まだ宴は始まったばかりですが今日はたくさん食べられそうな予感です。少しずつつまんでいると子供がようやく目を覚ましました。が、寝起きの機嫌がすこぶる悪い、久しぶりに寝起き悪の状態です。目を覚ましたらやたら寒いのでびっくりした感じでしょうか。




川に行きたいと癇癪を起こしているので、宴は中断して散歩がてら川まで行く事にしました。ついでにクワガタ、カブトムシが居ないか木々を眺めながら向かいます。うーん、全然居ない。ピークタイムではないですが、山ん中なので至る所に居るのかと思ったのですが全くいません。そんな感じで子供と居ないねーと話をしながら川まで来ましたが、既に薄暗くなってきて結構な寒さになっています。この川なら明日遊べるね、と納得させて自サイトまで戻ります。
 

ライトを配置して思ったのですが、灯の数やっぱり少ないよなぁと。元々ランドロック内のみを想定して準備していたものだからタープ含めての広さは全く考えていませんでした。少し前から灯油ランタン欲しいと思っていたのですが益々欲しい気持ちに駆られます、欲しい欲しいvapaluxが欲しい…。




心の声が漏れてしまいましたが、子供の機嫌も直ったので宴の再開です。1日目は気持ちに余裕があるので肉を焼きます。


味付けは定番のほりにしだったり、焼肉のタレだったり。


嫁様が炭を残して家に持って帰るのを嫌がって追加を買わなかったのですが、持ってきた炭の量が少なく火力が足りない。ダイソーで買った炭が予備としてあったのでそれを使ってラストスパートをかけますが、ダイソーの袋に入った炭、何だかクサいです。もっとちゃんとした炭を買っておけば良かったと思いました。



ほろよいのアイスティーサワーを初めて飲みましたが旨い、これはまたリピだなと思いました。




本格的に夕食を食べ始めたのが遅かったので食事が終わったのは21時頃、子供ご希望のカブトムシ、クワガタが獲れなかったので周りを少し徘徊してみます。うーん、やっぱりいない。あんまり蜜が出てる木が少ない気がしますし、何よりこの気温の低さがダメなのかな?と想像したりしました。管理棟で里親募集クワガタがいたので明日貰えるかどうかと、どの辺りで見つかりそうか聞いてみようかと思いました。




自サイトに戻り、本日〆の焚き火を行う事にしました。


今シーズン、はじめての焚き火。火を眺めてると何だか癒されます。何よりこんなクソ暑い時期に暖かいと感じられる焚き火ができる事に贅沢さを感じます。




周りを見渡すと既にしっぽりモードに移行しているような感じで照明のトーンを落としています。
 

こうやって見ると明るく見えますが実際は結構明るさを抑えてます。空を見上げると満天の星、都会じゃまず見れない程の星の数、圧倒的です。夜空を見上げているとホント吸い込まれそうな感じです。この夜空を写真に収めたいと思っていたので数年前に買ったlumix DMC-GM1を持ってきてたのですが、全く撮り方が分からない…。設定を試行錯誤している間に嫁様、子供は就寝のためインナーテントへ。調べながら設定して簡単に撮れるかと思ったのですが甘すぎました、せっかく三脚も買っていたのに…。ちゃんと撮るには使い方から設定の仕方含め練習が必要ですね。




カメラは諦めて、焚き火の火が燃え尽きるまで暫し夜空を眺めながら時間を潰していました。私も流石に朝早く起きていたので眠くなったので寝る事にします。気温を見ると14℃、長袖じゃないと流石に寒いです。


天然クーラーが強めですが、長袖、寝袋で丁度良い感じに寝られます。次の日は子供希望の川遊び中心かなと考えながら眠りにつきました。
 
 

 
 
2日目は別記事にて。