こちらの記事の続きです。

 

 

 
 

 
 
7月12日(日) 2日目
 
 
夜が明けると、雨も上がり曇り空。完全雨撤収は避けられそうです。
と、ここまで来るのに一波乱ありました。
 
 
 
 
午前0時過ぎ、雨音と風で目を覚まします。
遠くで雷の音が聞こえるがまだまだ眠かったのでそのまま眠りにつきました。
 
 
それから1時間ほどたった午前1時過ぎ、激しい光と空気を切り裂く爆音で目を覚まします。
テントのフライシートをまばゆい光が何度も照らしています。
それから少し遅れて物凄い轟音が周りから響いてきます。
強風がテントを吹き付ける度にテント内の常夜灯ランタンを揺らします。
 
 
外は雷雨の嵐です。
iphoneの天気予報を見ると恐ろしいぐらいのエフェクトがかかってますが、今まさに外はこんな感じになっています。
 
 
嫁様も起き、子供も目を覚まし、雷が鳴る度に耳を塞いでいますが、雷鳴が地面をも揺らしながら轟音を轟かせます。
床に突っ伏してたのですが、雷の音が地面を振動させ体全体に響いてきます。
まるでライブ会場のスピーカー前に居るような感覚です。
 
 
あっ、これマジでヤバい奴だわ、と生命の危機を感じたので色々と考えました。
雷、一発でも喰らったら死ぬよなぁ、テントに当たるとポールから地面に抜けていくと思うけどポールからの距離が近いから人に飛んでくるかもしれないよなぁ、でもポールと地面の接地している箇所も多いからそっちに抜けてくれるのかなぁ、そう言えば周りは木に囲まれているからテントには落ちないかなぁ、でも木に近すぎたらテントに伝ってくるよなぁ、木の幹からは近くもなく遠くもなくだけど枝は近いよなぁ、と色々と思考し、電波の少ないスマホで『キャンプ 雷対策』と調べていたらキャンプ中に落雷で〇人死亡とかの情報が出てきたので避難することにしました。
 
 
雷で避難場所に最適なのは建物の中、車の中。
建物は近くにないので車の中に避難します。
午前2時過ぎ、稲光と爆音がずっと続いていましたが、子供はケロっとして雨に濡れるのやだーとか言ってましたが、雷の方が危ないんだよと説明し車に移動しました。
 
 
雷が過ぎるまで車に居るからちょっと寝てな、と子供に言ったのですが「僕は寝ないよ」と言って寝ませんでした。
いやー、それにしても幼児がこんな状況でも泣き叫ばずにいたのはホント偉いなぁと我が子ながらに思いました。
これも貴重な経験です(もう二度としたくないですが)。
 
 
 
 
午前4時前、雨も上がり、ようやく雷の音も聞こえなくなったのでテントに戻ることにしました。
 

この後はこのまま雨が降らずに済むのかな?と天気予報を眺めていました。
嫁様と子供はテント内に戻ると横になり寝直しです。
私も疲れていたのですが、変に目がさえてしまったのでそのまま朝まで起きていました。
 
 
 
 
フリー
 
ようやく空が白み始めました。
こんなにも夜明けが待ち遠しく感じたのは、昔バイト帰りに洪水のため家に帰れず、知らないマンションに一人で避難した時以来かもしれません。
空がうっすら明るくなり始めると鶯が鳴きはじめ、ひぐらしが羽を鳴らします。
さっきまで雷雨と風で大変だったのに一体どこに居たんだよ、ってなぐらいです。
 
 
 
 
6時頃、嫁様と子供はまだ寝ているので、一人コーヒーを飲みます。

 

 

ほっと一息ついたらトイレついでに少しだけ早朝散歩です。

 

 

 

 

昨夜、ホント大変だったけど皆大丈夫だったのかな?とプラプラ他のサイトを見たりしていました。

 

 

 

 

 

 

うん、少し活動し始めている気配を感じます。

そう言えば、昨日散歩している時にタープだけ設営して車中泊している家族もいました。

これはこれでお手軽で良いなぁと横目でチラチラ覗き見していました。

 

 

 

 

自サイトに戻って残ったコーヒーを飲んでいたのですが、流石にお腹がすいてきました。

夕食18時ぐらいに食べて、午前2時ぐらいからずっと起きていたら流石に腹減るわな、と妙に納得していました。

 

 

家で残っていたベーコンを持ってきていたので焼いて食べていると、嫁様、子供も起きてきたので本格的に朝食作りを開始です。

とは言っても、朝は冷凍の焼きおにぎりを温めるのと、インスタント味噌汁、それと目玉焼きぐらいです。

朝食を食べてコーヒー飲んだら少しずつ撤収開始です。

 

 

 

 

撤収
 
朝食を食べている時には陽も出てきて、テントが乾いてきました。
ただ、ここのサイトは木の陰になっているところもあるので、奥っ側は乾きが悪かったです。
片や隣のテントはガンガンに日差しが当たっていたので完全乾燥撤収できていそうでした。
 
 
元々雨撤収のつもりだったので、ペグはそのままビニール袋に入れ、テントもアバウトに折り畳み大きいゴミ袋に入れて持ち帰ることにしました。
いつもだと、きれいに汚れを拭き取って乾燥させて収納ってな流れだったのですが、持って帰って乾かすってな腹積もりになると、少し撤収が楽でした。
 
 
 
 
帰り際、管理棟にチェックアウトのご挨拶で顔を出したのですが、「昨夜はすごかったですよね、大丈夫でしたか?こんな状況でしたが懲りずにまたいらしてください」と気遣うお言葉を頂いてキャンプ場を後にしました。
 
 
 
 
復路
 
時間は11時頃、まだお昼には少し早かったのですが、子供の猛烈マック食べたいアピールに負け2日連続マック昼食となりました。子供は昨日と全く同じハッピーセット、大人はお腹が空いていなかったのでマックシェイクを頼みました。昨日の美味しさが忘れられません。
 
 
 
 
帰り道、「濃溝の滝」へ立ち寄りました。千葉県内ではちょっとした映えスポットでボチボチ人がいます。
 
 
無料駐車場、公園になっていて入場料も特にとられませんが、5分ほど歩くと「亀岩の洞窟」があります。
 
 
撮る条件が良いと洞窟からの日差しと水面に映る光でハートの形になるようです。
 
 
当然、私にはそんなスキルもないですし、自然条件もありそうです。


洞窟の反対っ側はこんな感じになっています。
 
 
平らな岩が多く並んでいて浅い川になっています。
大人から子供まで靴を脱いで川に入り涼を楽しんでます。
 
 
この時は何かの撮影をしていました。
ぶっちゃけ誰だか分かりませんが・・・。
 
 




公園の帰り道はこんな感じになっています。
 
 
ホタルも住んでいるようです。
 

子供、長靴を履いているにも関わらず、ズボンまでビショビショ。遊んでいた時は楽しそうにしていたのに、車に戻る時は気持ち悪いだの何なので不機嫌に。まぁキャンプ疲れもあるかと思いますが、なだめながら車まで戻り着替えを済ませました。
 
 
 

公園を後にし、少し小腹が空いたのでミニストップに立ち寄って甘いものを食べました。
 
 
合わせて甘ったるそうなメロンオレも。
 


 
その後は特に渋滞もなくスムーズに家路に着くことができました。
その間、子供と嫁様は車内でぐっすり夢の中。
家に着いたらキャンプ道具を下ろし、食料品の買い物とそのまま外食へ。
普段、車が無いのでギリギリまで使い倒します。


で、食べたのは神奈川のソウルフード!?ニュータンタンメン。
 

めちゃ辛、ニンニクトリプルの破壊力満点のニンニク臭で、確実に次の日まで残る為、休みの前の日じゃないと食べられない一品です。
あぁ、生き返る〜、久しぶりに食べて感無量です。
 
 

 
 
雨キャンプは嫌、風が強いのは怖い、でも雷はもっと怖い、と言うことが身に沁みたキャンプでした。家に居ると雷の怖さは分からないのですが、都会ではない外で守られるものがない状態で遭遇する怖さ、本当に危険だと痛感しました。




次の日、僅かな雨の合間にテントを干したり、ペグや靴を洗ったりして過ごしました。
 

いつも家でメンテナンスらしい事はせずに、収納したらそのまま次のキャンプに持っていくスタイルだったので、撤収時のクリーニングに結構時間がかかっていました。それを家でやると決めれば撤収が気持ち楽になる事が分かったので、現地でギリギリまで時間をかけなくても今後は良いかなと思いました。