今日は手術の前日となるので、
超音波検査で手術のための印付けと、
センチネルリンパ節生検のためのアイソトープの注射とレントゲンとCTの撮影の日でした。
先生の診察は久々の約1ヶ月ぶりでした。
お元気そうでよかった。
"先生!お元気そうですね!"
と言いながら、
"取るところないほど激痩せしてしまいました..."
と簡単に近況報告をした上で、
まず最初に、術前に最も伝えておきたいこと、傷口のかたちについてお話しました。
"もし可能ならですが、傷口のかたちを斜めではなく横にお願いすることはできますか?センチネルリンパ節生検があるので、脇の下あたりにまず傷が入ることになるのだと思いますが、そこから弧を描くようにして、からだ中心部へ横へ向かうかたちに入れていただけるなら嬉しく思います"
と伝えると、先生は、
"ちょっと待って。えっ?どういうこと?この紙に描いてみて"
わたしは紙に簡単なイラストを描いて説明しました。
すると先生は険しいお顔になり、
しばらく考え込んでしまいました。
そして、
"それはちょっと...難しいかもしれない。できるだけ頑張ってみることはできるかもしれないけれど、でも、ほにゃららや、ほにゃららもあるし..."
ほにゃららとは専門用語だったので、今はもう何だったのかは記憶に残っていません。
"看護師さんから、そんなこと言う人は初めてだと聞きましたが、こういうこと言う患者さんはこれまでに誰もいませんでしたか?"
と聞いてみると、
先生は笑いながら、
誰もいないし、あなたが初めてだと言われました。
やはり、他に誰もいないようです。笑
ところで執刀していただく先生は、もう決まったのかどうかを伺ってみると、
ディスカッションがまだこれからなので、その時に決めるそうです。
"それでは、ぜひそのディスカッションでこのお話をお願いいたします!"
と再度、お願いしてきてしまいました。
その後は超音波検査で確認しながら、
先生がおっぱいに印をつけてくださいます。
その時に、おっぱいの左下に新たなごわごわができたように感じることを話してみましたが、先生は、大きめに取っておこうねと言葉にしただけでした。
その後は地下のアイソトープ室へ。
仰向けに寝た状態だったので見えませんでしたが、乳首の右側あたりと左側あたりに2本注射を打たれました。リンパに液を流し、レントゲンで撮影して場所を特定するためのようです。
調べるととても痛いという情報が出てきたので、
"痛いんですよね?"
と言いながらベッドの下に握ることのできる場所があったので、息を止めて握りながら待ちました。
おっぱいという場所柄もあるので、確かに痛かったのですが、想像していたよりも大丈夫で助かりました。
そのあとレントゲン撮影。
2時間後に再びレントゲン撮影、そしてCTもありました。その時の機械に"Discovery"と書かれていたので、もしや?と思って技師さんに聞いてみると、やはりその機械の名前でした。笑
レントゲンの時間の合間に、あらためて明日手術室に入ったときに先生にお見せしようと思って、あらためて傷のかたちのイラストを描きました。
なぜなら先程は、何かの裏紙に適当に描いたからです。
お願いするのだから、前もって絵に描いて、準備して持って行けば良かったと激しく後悔しました。
でも、まだチャンスがある。
手術直前に、もう一度、絵でお見せしようと思いました。
絵を描き終わった時、手術室担当の看護師さんが明日の説明のために病室に来てくださいました。
その看護師さんにも、ちょっとしつこいかな..?と思いながらもあらためてその話をすると、看護師さんは真剣に聞いてくださり、また、自分の描いたイラストを見て、同じように看護師さんの資料にも描いてくださり、先生に伝えてくださると言ってくださいました。
果たして明日、どのような結果になるのか?
傷口を見るとどのような形になっているのかなと思います。
今日は、シャワーの時間もなんとかギリギリ取れてホッとしましたが、午後からは分刻みのスケジュールでとても疲れました。
このブログの文章を、やっとの思いで書き上げました。