我が家で行う夫の一周忌法要が来週となった。

遠い所から友人夫婦が訪ねてくれて、立派なアレンジのお花を持ってきてくれた。

忘れずにいてくれた事、お互いにまた泣きながら話が出来た事、有り難く胸がいっぱいになった。

来週は、お花をいっぱいにしたいので、1人で仏壇の隣に祭壇を組立て、そのお花も飾った。


何だか…やっぱり、昨年の事が思い出されてしまい、一周忌と言う節目を送らないといけない事が、気持を重たくした。

苦しくて、やっと生きてきた1年だった。

あれもこれも夫との日々が、この前の様に思えるのに、もう1年以上も前の事なんだ。

二人で行った向日葵畑の景色とか、釣りをしている姿を見ながらの海風とか、ベランダでした焼き肉を頬張ってる姿とか、ドライブで行った先とか、今でも何かの拍子に鮮明に浮かんでくるのに。

そんなに経ってしまったんだ。

そして、もうその日々は絶対に来ないと言う事を突き付けられ、助けて、助けてと何度も叫び、心をえぐられ続けた1年だった。

私の全部、大好きな人を失ったのだから。


これからも、私は我慢出来ずに所構わず泣くだろうし、悲しみはどうしようもなく胸に詰まっている。

でも、夫は私に楽しく過して欲しいと思っている。だから…時間薬が効いて欲しい。

自分の為の人生を考えなくては…

まずは、1週間頑張ってこの節目を夫と家族と過ごそう。そう思った。