今の世の中は物質的に満たされた世の中。
一方で、物理的には満たされたけど、心を病む人たちが増えている。格差社会で、学歴社会で取り残された人たち、。既存の仕組みに馴染めずに梯子から落ちた人たち、。それに、物質で満たされても満たされない心を抱える人たち、。
物質的な豊かさを満たした世の中だからできること、それは精神的な豊かさの追求。
自分が貧しく手生きるのに必死であれば、精神的なゆとりはないから、無理。でも、今私たちがある程度の豊かさを享受したからこそ、進める道。
戦争や紛争がある世の中であれば、生き抜くのに必死で、何か趣味を見つけたり、何かを考えたりする余裕もない。でも私たちは今平和な世の中に生きている。
お腹を空かせて生きるのに必死であれば、趣味にお金を使うこともできない。でも、ある程度ゆとりがある生活だから、それができている。
自殺できるというのはある意味贅沢なこと。生きたくても生きれない人たちがこの世の中にはいっぱいいる。それに、自殺をしたくなったら、フィリピンのゴミの山で必死に生きている子供を見たらいい。紛争地域を見たらいい。・・そうしたら、自分がいかに恵まれているかが分かる。
・・そんな中で私たちができる精神的な充足を満たす方法。
もちろん趣味に没頭するのもいい。
中でも1つのキーワードは「与えること(Sharing)」。
自分が持っている知識、経験、物を自分の好意で人にシェアする。そうすると、人から感謝されて、自分も嬉しく、幸せになれる。
例えば、自分のお米の一粒を誰かにあげても自分は困らない。でも、そのお米の一粒で誰かが幸せになるのであれば、その喜びは自分にも還ってくる。
今、世の中は色々なシェアビジネスが流行り出している。洋服や車のシェア、空きスペースやマンションのシェア・・・。
自分が持っているものを人に少し与えるだけで、人が幸せになり、心が潤う。
困っている人に手を差し伸べること。
それが精神的に豊かになれるキーであり、次なる社会の在り方だと思う。