Johannes Vermeer
Woman Reading a Letter, c. 1662-63
Rijksmuseum, Amsterdam
(twitterと内容たぶっちゃいますが。。)
年末にBunkamuraの「フェルメールからの
ラブレター展」へ行ってまいりました。
入館が17時だったせいか、わりと
空いていました~。ラッキー☆でした。
フェルメールの3作品、それぞれの前に
しばらく立って眺めることもできましたよ!
信じられません!
混雑した美術館ってホント、耐えられません。
なので、最近では「きっと人気があまり
ないだろう」展覧会か、blockbusterものは
遅めの時間帯を狙って行きます。
「フェルメールからのラブレター展」の
全体の作品数は結構少なめでした。
あまり多いと疲れてしまうので、私的には
ちょうどよい量だったように思えます。
後は入場料が1000円位だとありがたいの
ですが。。!運営上、仕方がないのでしょうが、
日本の企画展の入場料は高すぎ。
また、カタログも価格帯はまあまあですが、
内容が無難過ぎ。海外の展覧会カタログ
のような永久保存版的なものに仕上がって
いない。(言いたい放題書いています;
スミマセン)
ただし、この企画展はどうやらアメリカの
ナショナル・ギャラリーがバックについている
(フェルメールの作品を1点貸出ている)
らしく、フェルメールの専門家の Arthur
Wheelock氏(NGAのキュレーターでもある)
が展覧会とカタログを監修されたみたい
ですので、、それはそれで評価しなければ
と思いました。
そもそも展覧会の「フェルメールの時代に
おいての手紙とコミュニケーション」というのも
内容的には2003年にアメリカの美術館で
開催されたものと全く同じなのです。
日本が独自に企画するようなテーマでは
ないな~と最初から感じておりました。
納得デス。
とはいえ、世界各地からのフェルメールが3点も
まとめて見られるので、それだけでも価値が
あるのかもしれません。
フェルメールの3作品は当然ながら、完成度が
高くて素晴らしかったです。フェルメールを
知らない人が見ても、明らかにこの3点だけが
ずば抜けて優れているのがわかるのでは?
展覧会の他の作品とは全くレベルが違う
というか。。それは他の作家を見下している
のではなく、それぞれの作家さんの“最高”
ではなく、“中レベル“程度のものを集めて
きたからなんだと思います。Metsuの作品が
1点しかなかったのもちょっと残念でした。
フェルメールは1作品を完成させるのに、
満足行くまで何カ月もかけているので、
数少ないどの作品をとっても完璧に
近いものがあるのです。丁寧に丁寧に
描いていったのがよくわかります。
構図から色彩まですべてが
“well calculated”!
今回は修復後初公開というキャッチで、
ブルーの洋服の女性の手紙作品が
注目されているようですが、、う~ん、
私はNGAの黄色い服の女性作品が
お気に入りですわ~♪今回はフェルメール
ブルーより【フェルメール・イエロー】だぞ!
と作品の前でうっとり眺めておりました。
袖の黄色がちょうどハイライトになるように
スポットライトも当たっていたせいか、
浮き上がるような感じがなんとも素敵
でした。(前回UPした作品のことです)
ぜひ足を運んでみて下さい♪
展覧会詳細;
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/11_loveletter/index.html