❤️丸くなりなさい、立ち向かわずに逆らわずに
〈厳島神社が教えてくれること〉
人間関係で悩んでいます。
受け流そうと思ってもままならない時があります。
今日もそんな日でした。
やりきれない一日でした。
ところで私は実は運が良い方なんですが本日もラッキーなことがありました。
歴女の私はNHK➕で〈光る君へ〉という吉高由里子さん主演のドラマを見終わった後、光る君をもじった〈学ぶ君へ〉という番組が流れてきました。
NHK➕は見た番組の関連した番組を次々と流してくれるので面白いです。
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平安時代繋がりということで厳島神社の話でした。
ご存知のとおり厳島神社は、平清盛が建設して以来800年たっても壊れていません。
なぜ海に浸かっている木造建築物が800年も持ちこたえているのか?
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・床も釘を使わず大潮の時は床が浮く。
・海の中の柱は丸く水の流れを邪魔しない
・大鳥居は自らの重さで立っている
・本殿の前の表舞台は、高波を受けた時に本殿への衝撃をうまく防ぐよう作られている
・本殿は左右対称ではなく建物の真ん中を微妙にずらして波の衝撃を散らしている
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これら全て
大きな力にあえて逆らおうとせずに力を逃がすことを前提に作られています。
誰かが言いました。
まるでコンピューターで計算されたような建築。
しかしそれは全部人だけで考えて人だけで作ったものであり、釘もない、地中にも海中にも柱も打ち込まない。
常に潮の状態に合わせて、海の動きをいかようにも交わすことで800年も壊れず揺らぎもせずにそこにあるのです。
人智と叡智、技術を信じる力量、全てが重なって今日堂々と立っている厳島神社。
海底に杭を打ち込むわけでもなく、波を、高潮を、地形を利用し、波の力のまま動かされて時がくると何もなかったように全てが収まる厳島神社。
大潮が来るとふわっと上に浮き、
さも何事にもなかったように、
当たり前のように自分の定位置に、
前の通りに収まる。
無機物の建物であっても畏敬の念に頭が下がります。
心の中というのは可視化できにくいですが、厳島神社は人の生き方をも示してくれるように何百年も淡々と自身が生きて見せてくれています。
【丸くなりなさい、立ち向かわないず逆らわずに自分を護りなさい】
今の私には必要な言葉でした。
苦しい時に良い言葉が降りてきて、私はラッキーだと思いました。
これからも迷うことは多々あると思いますが、この基本に帰れたらいいなぁと思います。