答えさえあっていたらそれでいいの?
残念な授業😓
🔹幼児から高校受験までの塾をやっています。
新しく入った6年生に5年生の復習で速さの問題を教えていたら、やたらこれが書いてありました。
🤦🏻♀️うーん、これ使っちゃダメだよー残念😢
💁🏻♀️「これは誰にも教えてもらったの?」
と、私が聞くと、
😊「学校の先生。」
と、答えました。
💁🏻♀️「わかった、じゃあこの図の意味をおしえてね。」
😊「えっと、盾は割って、横はかけて…。」
💁🏻♀️「図の使い方じゃなくて、図の言っていることを聞きたいの。」
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💁🏻♀️「なんで、〈は〉と〈じ〉をかけるの?」
😓「……」
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小学生には数字と量の結びつきを教えてあげないと単なるマシーンになってしまいます。
🙅🏻♀️図に当てはめて答えが正解でもナーンにもなりません。🙅🏻♀️🙅🏻♀️🙅🏻♀️
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【ここからは教えたこと】
💁🏻♀️
1秒にに2m歩く(秒速2m)の人を想像してね。
その人が1秒歩いたら、2mまで進むね。
その人が2秒歩いたら4mまで進むね。
そのひとが3秒歩いたら?
と、どんどん進めて、要するに、
何秒で歩いたか、歩けば歩くほどどんどん遠くに行くんだね。
だから、
2m(秒速)×歩いた秒数が、〈結果として〉その人がどれだ遠くまで歩いたか(距離)になるんだね。
【速さ×時間=距離】
の意味がわかった?
[これが関数への足がかりです]
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😀「あー、そうか。」
🙆🏻♀️「そうかって思った?私の仕事は、あなたに『あー、そうかぁ』と、わかってもらうことなの。」
💁🏻♀️「この〈速さ、時間、距離〉の関係がわかったら、問題の中にどれか2つがわかっているから探してね。」
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こういう感覚がわかってから後に便利に使うのなら、
もありです。(中学生には不可欠〉
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🩵何のために算数を教えるのか?
わからない時にキーワードを見つけたり、それを元に想像力、論理的思考力、などを育てるため。
私は答えより大切だと思っています。
帰りにその子の日記には、
「わからないことをどんどん見つけられるようになりたいです。」
と、書かれていました。
確かにこれを教えればクラスのテストの点は上がるものね。