千と千尋の神隠し | 心に光を呼びます Padme★yuki

心に光を呼びます Padme★yuki

誰の心にも、神様とのホットラインはあります。
いろんなもので隠れてしまってるだけです。
私でよければ、見つけるお手伝いをします。

 

TOHOシネマズで上映中の
★ジブリシリーズ★

 
 
 
 
~あらすじ~
 
父親の転勤で引っ越し中の
千尋の家族。
新しい家の近くに来て、道に迷い
古びたトンネルに出くわす。
好奇心で、「トンネルの先へ行ってみよう」という父親と母親。
千尋は気がすすまないが、ついていった。
そこには、人の気配はないが建物はある。
美味しそうな匂いにつられて
両親はその店に行き、あとでお金を払えばいいと
勝手に食べはじめる。
千尋は良心が咎めるし、なんだか気味が悪いので食べない。
一人でふらふらと足が向くままに歩くと
一人の少年に出会う。
少年は、なぜか千尋を知っていた。
なぜ知ってるのかは、自分でもわからない。
ただ、助けたい!と感じて
千尋にここからすぐに出るように教える。
が、遅かった。
両親はブタに変身していて
言葉が通じなくなっていた。
あたりも暗くなり
なすすべもなく
茂みの陰でうずくまっている千尋のところに
また少年がやってきて
ここで生き延びる方法を教える。
なんとか生き延びて、
両親を救い、脱出できるように。
 
八百万の神々が集まる湯宿。
そこで働くことになった千尋は、
湯宿の主・湯婆(ゆばあば)に
名前を『千』に変えられて働くことになった。
不思議な姿の神々にも慣れたが、
たびたび出会っていた黒い身体で白いお面の者に
雨の晩にまた出会い、「濡れるからどうぞ」
建物の中へ招き入れてしまう。
白いお面の黒い者は、
欲につけこみ引き寄せ、その者を喰らう
カオナシという者だった。
 
千の欲しいものを与えようと、カオナシは
薬湯の札をたくさん渡そうとするが、
千は「そんなにたくさんいらない」と断る。
 
その頃、表では、
雨の中を、クサレ神と呼ばれる神がやってきた!
ものすごい臭気を放ち、ドロドロしている!
その接客を、千が任された。
先ほどカオナシが持ってきていた薬湯の札を使い
たくさんの薬湯を出すことができた。
が、ちっとも汚れが落ちない。
なかなか汚れが落ちないのは
なにか、トゲみたいなものが刺さっているからだと千は気づく。
それを聞いた湯婆は、
「これはクサレ神ではない!皆でそのトゲを抜くよ!」
と、大勢で引っ張った。
すると
それは川に捨てられた自転車のハンドル。
絡まっていたあらゆるゴミが、剥がれ落ちた。
湯船から、すっかり身綺麗になった川の龍神が帰っていく。
 

 
宿には、砂金をたくさん残し
千には、手の中に、苦団子(にがたんご)を残して。
(妙薬は口に苦し)
湯婆は、「あれは名のある川の神だよ!」と喜ぶのだった。
(大きな川の、大きな主神という意味)
 
その様子を見ていたカオナシは、
砂金で餌を釣ることにした。
砂金欲しさに、みんながカオナシをもてなした。
だが、カオナシが一番欲しいのは、千だった。
 
みんながカオナシをもてなしている頃、
千は、一人で外を眺めていたところに
白い龍と、龍を攻撃するたくさんの白いヒトガタの紙が飛んでいるのを見つける。
なぜか「ハク!」と、あの少年の名を呼ぶ。
なんとか白い紙の攻撃が止むと、
白龍は湯婆の部屋へと飛んでいった。
千はそこへ行くと、湯婆の子・坊につかまる。
甘やかされて育ち、ワガママな坊。
千にくっついていた一枚のヒトガタの紙(シキガミ)は
湯婆の双子の姉・銭婆(ぜにーば)の魔法によるもので
銭婆が姿をあらわし、坊をネズミに変えた。
そうこうしている間に
ハクが意識を失い、ゴミ処理穴に落ちた!
助けようとしていた千も一緒に落ちた!
(坊もついていく!)
ハクの角(ツノ)につかまった千。
その感触で、ハクに、記憶の断片が甦る。
気丈になったハクは、
なんとか千=千尋を乗せて
釜じいの場所へと辿り着くが、意識を失う。
千尋は、直感的に苦団子をハクに食べさせる。
すると、激しく苦しみ暴れるが、
ハクは、銭婆の大事な印鑑と、
湯婆がかけた呪いの虫を吐き出した。
 
銭婆の印鑑と、呪いの虫↓
虫が、行き場を探してバタバタしてると
千尋はうっかり、踏み潰してしまった!(笑)
 
「千!えんがちょ!」 (釜じい↓)
 
切った!
 
 
カオナシが「千を呼べ!」と暴れていることを聞き
カオナシのところへ行く千尋。
「お父さんとお母さんに食べさせるつもりだったけど、これ、あなたが食べて」と、カオナシに残っていた苦団子を食べさせる。
すると、カオナシは苦しみだし、食べたものを吐き出し始める。
千尋はカオナシを湯屋から出そうと
「こっちだよ!」と追いかけさせる。
 
千尋は、
「あの人は(カオナシは)
あそこにいない方がいいんだよ」
と、つぶやいていたのだ。
強欲な者たちの中にいたら、
カオナシにとって、毒になるということ。
顔がないということは、
その場所・人に、染まってしまうから・・・
 
 
 
千尋は、銭婆の大事な印鑑を、銭婆へ返すために出かける。
ネズミになった坊と、蠅になったカラスと、カオナシも連れて。
銭婆はみんなを受け入れ、もてなす。
もう夜遅いから、今夜は泊まっておいきと、
銭婆は、坊やカオナシに糸を紡いだり、
編んだりすることを教える。
千尋は、いてもたってもいられない。
ハクは大丈夫なのだろうか?と・・・
その時、一陣の風が吹く。
外には、元気になったハクが
龍の姿で迎えに来ていた。
銭婆は、みんなで編んだ髪留めを千尋に渡す。
(祈りと、護りがこめられている。)
 
 
ハクの背に乗り、空を飛んで湯屋へと戻る。
角につかまっていると
千尋は、ふと、思い出した。
そして、ハクに語りかけた。
 
これはお母さんに聞いた話なんだけど
小さい頃、私、川に落ちたんだって。
でも、波が浅瀬に寄せてくれて助かったんだって。
その川は、今は無くなってしまって、
マンションが建っているそうだけど
その川の名前はね、
コハク川というの。
 
その時、ハクの記憶が戻る。
封じ込められていた呪いのウロコがはがれ落ち、
ハクが自分自身を取り戻した。
私の名は、ニギハヤミコハクヌシ
千尋が川に落ちた時、助けた川の主。
居場所が無くなり、湯婆のところへ来たのだった。
 
二人は、湯婆のところへ戻り
千尋と両親を、元の世界に戻れるように頼むと
この世界の掟として、
千尋がちゃんと自分の両親を見抜けるかどうかを試す。
千尋はみごとに見抜き、解放される。
やんや やんや と、八百万の神々も喜ぶ。
 
ハクも、必ず、そちらの世界へ戻ることを約束し
何も覚えていない両親とともに
千尋はトンネルを戻るのだった・・・
 
 
 
~あらすじおわり~
 
 
 
このストーリーは
和風『不思議の国のアリス』
 
ごくふつうの女の子が
異世界へ入ってしまった冒険のおはなし。
でも、そこには
縁が深いハクがいる。
もしかしたら
ハクに助けられた縁で
大神様が、
今度は千尋がハクを助けるために
遣わせたのかもしれない。
 
縁というのは
借りは必ず返すようになっています。
これは、今生だけでなく
来世にも引き継がれます。
 
良い縁ならいいけど
良くない借りは
今生のうちに返すほうがいい(笑)
 
今のうちに糺す
今のうちに正す
これが一番。
 
要するに
クリアにしておく
ってことよね。
なにごとも。
 
 
 
 
 
八百万の神々といえども
神様にも段階がありまして
(あんまりこういう言い方は好ましくないけれど)
あの世界に描かれているのは
精霊や妖精のたぐいです。
菩薩(大天使)ではないです。
なので
みんなけっこう人間っぽいのです。
(欲深かったりね)
 
名のある川の神と
ハク=コハクヌシは
聖霊のたぐい。
この、『精』と『聖』のちがいは、
けっこう大きいです(笑)
 
精霊だと、まだまだ感情的。
幼い子供のようなかんじ。
 
聖霊になると、
冷静で理性的。寛大で視野も広い。
不動心もしっかりある。
 
菩薩と聖霊の違いは
役割みたいなのが違う。
 
菩薩は、なにかに宿るということがない。
如来(大神)の意志に基づいて行動する。
 
聖霊は
宿るというか、司るというかんじ。
 
ニュアンスが伝わるといいんだけど・・・
 
 
 
 
 
 
カオナシの存在は
とても興味深い。
なぜ、カオナシというのか?
 
自分というものがないからだ。
 
あんな人になりたい。
こんな人になりたい。
 
ならば、そいつを喰ってしまえば
それになれるんじゃないか?
 
なれません(笑)
 
現実世界にも、
カオナシのような人はいますね?
「憧れてるあの人みたいになりたい。」
いろんなことを真似してみる。
真似して、なれた気になって
元の人をけなし否定し始める。
欲ってコワイ。
 
 
 
 
 
私が大好きなシーンがありますラブラブ
千尋が、なんとか働けることになった翌朝、
ハクが、千尋のためにむすんでくれた
おむすびをほおばるシーンキラキラ
食欲ないけど
一口、食べてみると
大粒の涙がこぼれはじめて
そのあと
大きな声を出して
号泣します。
 
怖くて怖くて仕方ないのに
これしか方法がない
自分が頑張らないと
お父さんとお母さんが食べられちゃう
と思うから
気を張って、がんばった。
その緊張が、ほぐれた瞬間なのです。
やっと
感情が出せる状態まで
精神状態が戻ったということ。
 
泣きながら、3つのおむすびをほおばるラブラブ
 
ここで
ハクは千尋に、
「本当の名前を忘れてはいけない」
と言います。
湯婆に『千』と、名前を変えられて
「もう忘れかけてた!」
と、千尋は驚きます。
 
ハクは、湯婆の魔法で
自分の名前をすっかり忘れていた。
 
自分の名前を
忘れてはいけない
なんだか
宮崎駿監督は
深い意味をこめていそうですね?
 
きっと
どんな時も
胸を張って
誇れる自分でいなさい
ってことじゃないかなぁ?
 
自分を
好きでいられる
自分でありなさい
 
ということではないかな?
 
 
千尋は
ほんとうにものすごく
がんばった!!!
 
坊まで、千尋のおかげで成長し
 
カオナシも、やっと自分の居場所を見つけた。
 
ハクが
湯婆との契約を終わりにして
千尋の住む世界へ戻れたら
どこかで
会えるのかなぁ?
人間と水龍神・・・
 
魂は、永遠だから
この縁は
いつかきっと
またつながるってことかなぁ?
 
壮大だ・・・
 
ハクがあまりにもカッコイイので
ハクのファンがいっぱいいるよねラブラブ
ハクに壁ドンされたいラブラブラブラブラブラブ
 
現実的に
このオカッパヘアが似合う男子も
なかなかいないだろうけど
 
 
 
 
 
ちなみに
私の大好きな神様キャラ爆  笑
 
トトロに出てきた
まっくろくろすけも登場して
楽しいです音譜
 
まっくろくろすけの仕事を手伝おうとした千尋を
叱る釜じいのセリフ↓

 
千尋の教育係・りんさんも
千尋に
「ちゃんと挨拶したの?」
「返事くらいしろよ」
と、きびしくもやさしく、教えてくれます。
 
 
とっても
いい映画!!
千尋と同じ年代・・・
小学校高学年くらいで見ると
ちょうどいいのかもしれないね~ウインク
 
子供たちへ
こういう、情緒を育てる映画
どんどん見せましょう~~~
って思いますキラキラ
 
学校の成績より
生きていく上で大切なことが
いっぱい詰まってるキラキラ
 
宮崎駿監督
すばらしい~アップアップアップ
 
 
 
 
 
 
あとね
 
不思議の国のアリスみたいに
異世界へ行く『穴』って
ほんとにあるよ。
それも
けっこう
あちこちに!
でもね
誰でもそこから異世界へ行けるわけではないです。
むこうにも
選ぶ権利はある(笑)