秩父三十四観音巡礼 二日目★後編 | 心に光を呼びます Padme★yuki

心に光を呼びます Padme★yuki

誰の心にも、神様とのホットラインはあります。
いろんなもので隠れてしまってるだけです。
私でよければ、見つけるお手伝いをします。

 

 


二日目★前編(前の記事)から続いてます。



二十一番札所 観音寺

 

 

 

 

 

 

 

右側に、小さい稲荷があったんだけど
その両脇の木が高~い!!


このお寺は、通称 矢の堂 といわれてるそうです。
元は八幡宮だったが、
行基がこの地に来て観音像を祀ったとのこと。

★こちらの古い霊験絵巻より・・・

行基がこの山に入り修行していた時に
八幡の神が現れ、行基に
「仏の教えの妙威を知り、
三輪の神と共に優秀な僧としてそなたを歓迎する。
神と仏は、水と波の如く、同一体なり。
この枝でそなたが観音像を彫り、この山に祀れば
武甲山に集まっている邪神が
そなたの善行を見て悪行をしようとするだろう。
私は末社に入り、邪神を掃う手助けをしよう。」

と告げて光の玉となり、天の八重雲を割いて飛び去った。
行基は歓喜してすぐさま観音像を彫り出すと
異類異形の邪神悪鬼たちが飛び散り
火の玉や鉾(ほこ)槍を降らせた。
民人たちは驚き騒ぎ泣きわめき、右往左往する中
行基はただ、黙然と座ったままだった。
すると、狐雲に茜のさす方から
かぶら矢が音を立てて空に放たれ
邪神悪鬼はたちまち消え失せた。
重症を負った民人たちの傷はたちまち癒え
皆、手をあわせて神仏に感謝した。
八幡の神が射たかぶら矢が落ちたここを
矢の堂と称す。
(かぶら矢とは、音を出すためのもので傷つけるためのものではなく、
行基の時代では
かぶら矢という呼び方はせず、神頭というそうだ)

行基さま、八幡さま
古文の訳、これであってるかしらん?

 

 




二十二番札所 童子堂(永福時)

 

 



ハタと、目にとまった、扉の透かし彫り

 

 


この翼は、どなたなの!?
と、手を入れて写真を撮った。

迦楼羅(かるら)天でございました
カラス天狗の大親分?

その隣には、バチを持ってるから雷神かな?


では、向こう側の扉にはどなたがいるのだろう?
風神と

その隣には、バチを持って、小太鼓を腰にさげた
颯爽としたイケメン・・・

誰だろう?

本尊は聖観音ですが、この↑の木彫りが、童子だろうか?

童子堂という由縁は何なのだろう?

見事な装飾です。


こちらのお寺で有名なのが、茅葺の山門と



その中にいる仁王像


ここにも可愛らしいお方が・・・




二十三番札所 音楽寺

 



こちらも、★2012年8月に、橋を渡りたくて来て
見つけたお寺(笑)
この↑時に、『秩父事件』というのを知って
調べて書いたのが、★コチラの記事
映画にもなってるらしいです。 
★『草の乱』
国が外国向きの政策をしたおかげで
秩父の生糸農家が生活できなくなり
武装蜂起した事件だけど
鎮圧した政府はこの事件を口外することを禁じ
何もなかったことにしました。
とんでもないでしょ?
どこぞの共産国と同じやん。
そして、
TPPが、これと同じように日本を困窮させるのでは?
と思うのです。

音楽寺に、石碑があります。


武装蜂起の合図に、この音楽寺の鐘を鳴らしたそうです。

その鐘を、突きました。

遊んでるわけではなく
鐘を突く時に、無名戦士たちに呼びかけました。
集結せよ
私の中へ入りたまへ
私の動力源となり、力を貸してくれ

と・・・
 

 

 

 

二十四番札所 法泉寺 

 

 

 

 

 

こちらは、かの、泰澄が建立したというお寺。
★こちらの古文を訳します・・・

霊亀二年。泰澄の元に天女が現れて、
私は元はイザナミの神であるが、
今は妙理菩薩という。
白山に私を祀り、仏法を広めよ。と告げられ
白山の天嶺へ行くと、一つの池を見つける。
すると、池から九つの頭の龍が現れ、
これは神の別の姿であろうと泰然と受けとめていると
龍はすぐに水底へ隠れ、観音の妙相光明を放った。そして

毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ=大宇宙仏)の勅として
武蔵の秩父に行き、仏法を広めよ。

と、光を放って飛び去った。
光の跡を追って来た泰澄は、
この山の岩の上に小さな姿で現れた本尊を見つけ
その姿をここに止め奉り、山の名も白山と改め
妙理権現を祀って奥の院とした。
当寺の本尊を、世俗の天照大神と言われても
一向にかまわない。
天照大神は、日の神
仏の日輪のことを毘盧遮那(=大宇宙の神)とするなら
当寺の本尊は、遮那の勅によりこの地へ現れたので
そう語るしかあるまい。


泰澄さま、白姫さま
これで訳はあってますかー?

 

 


あれに見えるは、武甲山
コンクリート掘削のため、痛々しいです・・・
 


二十五番札所 久昌寺(御手判寺)

 

 



御本尊とご縁を結んだあと

 

 


ご朱印帳をもらうのは、その奥のお堂なのだが
そこには素晴らしい貯水池

 

 


これ、昔の人が手作業で作ったんだよね?
すごくね???
(補強・舗装されてるけどさ)

池の向こうに、弁天堂がありました

池の向こう側をぐるりとまわって戻りました。




町中で行ってない場所へ行きます。
十六番札所 西光寺

 


なんと!!龍騎観音像です!!
新しそうなので、最近、作ったのでしょうね。
どんどん作って~

酒樽のお堂の、大黒さま


こちらには、四国88霊場の回廊があります。
その中も巡礼してきました。

無造作に、価値がありそうな古い仏像も置いてあります。
座像の十一面観音像ですよ。

 




十四番札所 今宮坊

 

 


こちらも、2012年に来てますー


こちらは、本尊がすぐそこに拝めます!
本尊もさることながら
その右隣にいた、飛天像にくぎ付けでした!!!

チラっと、奥に見えるかな?(飛天は見えないや)

 


せっかく近いんだし
と、今宮神社へ・・・

2012年に来た時は、
役行者(えんのぎょうじゃ)さんも知りませんでした。
神変大菩薩として、奉られています。
そのお堂に、
自画像って書いてあったんだけど・・・ほんと?

(あれ、まさか鼻毛じゃないよね?( ̄∀ ̄))



十三番札所 慈眼寺

 

 

ここで菊理姫のお姿を発見!!!

 

 

 

いや~~~感動

菊理姫の上には、玄武に乗ったおじさん


 

 

 



こちらには、薬師如来の立像もあります。
そちらも、手綱があって、親切ですぅ~~~


それから、コチラのお堂!!!

 

ここに、秩父の観音霊験の絵巻の
オリジナル版?が展覧されてます。
★こちらのブログで丁寧に紹介されてます★

お経が納められた六角の棚を
綱を持って回転させると
マニ車のように、お経を唱えたのと同じ~
ということになりまする。




というわけで
秩父巡礼
三日目へと続きます・・・