3月16日(日)
パドメツアー in
鶴岡八幡宮
参加者募集中
5月17日(土)・18日(日)
パドメツアー in
京都の醍醐寺
一緒に行きませんか?
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こんな十一面観音像を見つけたんです。
真ん中が、十一面観音。
どっちがどっちかは、定かではないけど
たぶん、
右が、善女龍王
左が、善財童子
見た目は小さいもののように感じるけど
実は、十一面観音の高さは221cm!!
丸太を縦割りに三分割して彫ったもので
顔の面を内側にして3つがはまるように作られていて
背面は丸太のままなのだそうだ。
円空という、江戸時代初期の行脚僧が彫ったもの。
(もっと詳しく知りたい人へ 円空連合)
円空は晩年、この三体を同じようにして
繰り返し彫っているそうだ・・・
そこで、何が言いたいかというと
十一面観音は、
実は
菊理姫であり
瀬織津姫であり
ほとんどの観音菩薩は同一であり・・・
絶対なる三神を参照
善女龍王とも同一だとわかった。
ということは、
善財童子とも同一ということか?
善女龍王とは
弘法大師・空海が、唐へ仏教を学びに行った時
青龍寺から一緒に日本へ来たという
八大龍王のシャガラに乗った女神。
その女神は、日本の笠取山の東方に住み
空海亡き後、
真言宗の僧である聖宝のもとへ降臨し
「准胝観音であり如意輪観音であり善女龍王である」
「空海に津妃という名をもらった」
「水にちなんで、清滝と名を改めた」 と語った。
善女龍王=清滝権現である。
善財童子は
お金持ちの子で毎日遊びほうけていたが
ある日、文殊菩薩に出会い、学びの旅に出たという童子。
文殊菩薩に
『疲倦を生じないように』=疲れて飽きないように
『厭足を生じないように』=もう充分だと決めない
『教えに違逆しないように』=逆らわない
との心構えをいただき、
旅立ちます。
様々な善知識を持つ人々に会い、
様々な教えをもらいます。
その中には、反面教師的な存在もいます。
考えさせられるわけです。
(『星の王子様』みたいです)
その人を観て、自分の中の問題に気づく。
そして、大事なのは
決断は自分自身がするということ。
それを物語的に書いた教えのようです。
五十三人から知識を得たので
東海道五十三次は、善財童子の旅
それにちなんでるらしいです。
善財童子の姿なんですが・・・
日本での姿は、こんな感じ
左が、せんとくんファミリーにいる善財童子
(せんとくんファミリーをもっと見る)
右が、鎌倉時代に作られた善財童子は羽衣つき
こちらは不動明王のコンガラ童子に似てる?
しかも、高野山にいるコンガラ童子は
下に写真が出てくるけど
ポーズが韋駄天にそっくりだった・・・
←コンガラ童子
中国の善財童子は、羽衣つき。
羽衣で、
合掌ポーズ・・・
どっかで見たね?
これは、先日のパドメツアーで発見した道祖神
顔がいかめしいー
羽衣つきといえば、
韋駄天・・・しかも合掌ポーズ?
岐阜県の長瀧寺には
韋駄天と善財童子が両方ある。
まるで、兜をかぶれば韋駄天
脱げば善財童子
とでもいうカンジ?
善財童子の説明が長くなりましたが
一番上の
円空の一木三尊像に戻ります。
善女龍王は、
唐の青龍寺から来た
青龍津妃セイロンツヒメといい
これがなまって瀬織津姫になった。
瀬織津姫は
菊理姫と同一であり
菊理姫は、十一面観音と同一。
(以前書いた記事)
あの丸太の十一面観音と善女龍王が
同一であるならば、
一本の丸太で三分割して彫った意味は
円空は
この三尊は
同一である
と、表したかったのではないのかな?
と
いうことは
やはり
韋駄天も
コンガラ童子も
同一か・・・
な?
考察はつづく・・・