〜姉と私〜


長姉には小さい時から随分と世話になったと思っている。

母から聞いた話だが、
その頃すでに小学校には託児所があり、
専任の保母さんが居られ、
両親が仕事や療養にて面倒が見られない時に
保育されていたと聞いている。

小学校5年生から卒業するまで、
登校時に私を背負って行き、
下校時に再び背負って帰るということを
してくれたとのことです。

雨の日など天気の悪い時には
大変なことだったと思います。

私が小学校卒業するまでは、
幾らかの人達が
同じ様にして連れて来られていたと思います。


11歳離れた姉だったので、
出不精の母に替わって、
街の祭などに連れて行って、
居並ぶ夜店から、幾許かの駄菓子を買ってもらい、大変嬉しかったことの記憶が残っている。