14日(土)に、地元のお年寄りの施設に、
クリスマスのボランティア訪問に行きました。
私の集っている教会で20年ほど前から、
毎年クリスマスの時期に行かせていただいています。
私も中高生の頃に数年、
出産子育て期で数年あきましたが、
最近では5年続けて参加しています。
同系列の2つの施設へ訪問しますが、
どちらも40〜60人くらいのたくさんのお年寄りの方が集まってくださいました。
昨年はクリスマスに訪問できず、かわりに今年の春、ハンドマッサージと傾聴という形で訪問しました。
たくさんの方とお話をして笑顔の交流ができ、とても良かったのですが、毎年恒例のハンドベル演奏を覚えていて楽しみに待っていてくださる方もいることを改めて知り、今年はもう一度クリスマス訪問をお約束していたのでした。
クリスマスの時期のハンドベルの音色はとても清らかな響きに聴こえます🔔✨
教会も少子高齢化で、小さな子どもがあまりおらず寂しいのですが、今年は1歳の赤ちゃんがサンタコスチュームで参加して大人気でした。
赤ちゃんがいるだけで、みんなにこにこ。
場が明るくなり、自然と心が和み、あたたかい気持ちになります。
今年は内容盛りだくさん。
小学生の男の子のピアノ演奏からはじまり、
ハンドベル演奏、オカリナ演奏。
そして、聴くだけではなく、見て鳴らして歌う!楽器演奏を体験していただく時間も設けました。
鈴、タンバリン、カラーベルなど、
一緒に鳴らしました。
そして、賛美歌を一曲歌わせてもらい、
最後に全員で「ふるさと」を歌いました。
春のハンドマッサージのときには、
ひとりひとりのお名前を聞いたり、
好きな季節や昔していたお仕事など、
人生の出来事を分かち合っていただきました。
この地でずっと生きてこられた方、
遠い土地からお嫁に来られた方、お仕事で来られた男性など、さまざまな人生があります。
どんなふるさとの情景を浮かべているのだろうと思うと、毎回ふるさとを歌うと胸にこみ上げるものがあります。
「また来てね。」「また来るよ。」
お顔を覚えた方も少しずつ増えてきました。
慰問に行ってあげるという意識から、
奉仕の機会をいただいて訪問させていただいている、こちらも学ばせていただいているという意識へ20年の交流の中で変化しています。
私は高校生の女の子たちを見て、
彼女たちから無限の可能性を感じ、
懐かしく愛おしく思います。
きっと、そのようにかつての自分が通ってきた道を思い出し、喜びや苦難もたくさん経験してこられたであろうお年寄りの皆さんから、
「幸せに生きてね。」
と言葉をいただくことがあります。
人生で起こる出会いや別れ、さまざまな出来事に思いを馳せて、私たちの行末を案じてくださるのだと思います。
身体が思うように動かなくなっていくときの心境は、まだまだ想像が及びません。
自分の一部が自由にならない喪失感や悲しみを経験していくのかなと思います。
「今が幸せ。」
「良い人生だった。」
と言える生き方をしていきたいな。
どんな状況でも喜びを見出す視点で、
日々幸せを積み重ね、歳を重ねていきたいと感じました。