今年は日本とフィンランドの外交関係100周年記念の年で、全国で開催されています。
兼六園も近く休日は混んでいますが、
金沢ムーミン展開催期間:
日本ではアニメが有名ですが原作は小説です。
日本のムーミンアニメは1969年に放送開始され人気だったようですが、車が描かれたりキャラクターデザインが日本人好みにアレンジされていたり原作の世界観と異なっており、日本でのみの放送でした。
1990年放送開始の『楽しいムーミン一家』は原作者のトーベ・ヤンソンさんが監修されたもので、こちらが世界中で人気の作品となりました。
「ねぇムーミン」のフレーズからはじまるテーマソングは古いほうのアニメの主題歌で、私も再放送を見ていたのか?ムーミンで浮かぶのはこの主題歌です。
1990年当時、私は6歳。
主題歌を検索して見てみると、中盤の頃の「おまじないのうた」は、これだ!となったので、その時期に見ていたんだろうなぁ。
1年生くらいの頃です。
♪ポンピンパンペコリンシャン にょろりんこ
(おまじないのことば ことば)
知ってますか?懐かしい!!
話は逸れましたが、ムーミン展では小説のムーミンの挿絵の原画がたくさん展示され、ムーミン誕生からその広がりの歴史や原作者の紹介など、初めて知ることばかりでした。
以下原画展ネタバレ的感想。
線画で繊細に描かれる原画は新鮮で、
ムーミンたちはシュールな感じの
シンプルな可愛さがありました。
アニメ的な可愛さを期待すると、
驚くかもしれません(笑)
原画展の始まりの場所のフロアには照明が照らされ、その影が森を感じさせるものでした。
そんなちょっとしたところからも
ムーミンの不思議な世界の中に足を踏み入れるような感覚を楽しみつつ進んでいきました。
次のフロアの照明の影は迷彩のようでした。
戦争を反対し風刺画を描いていた作者の紹介や作品が展示されていたからかな。
ひとりだったので、解説をじっくり読みながらゆっくりと観てまわることができました。
今では可愛い姿のムーミンですが、
鼻の長い生き物をトイレの壁に落書きし、
スノークと書いた奇妙な生き物が原型。
トーベさんが学生時代に叔父さんの家でつまみ食いをしているのが見つかって、「台所にはムーミントロールというオバケが出るぞ」と脅かされた時に初めてムーミンという名前が出てきます。
画家であったトーベさんの作品には、小説以前から時々ムーミンに似た生き物が描かれています。
「黒いムーミントロール」という作品では、現在とは正反対の真っ黒いからだに赤い目で、なかなかに不気味な姿で描かれています。妖精というよりは、日本でいう妖怪的な雰囲気。
耳やしっぽがなかったり色々な姿のものがあり、
だんだんと今のムーミンに近い姿も描かれるようになっていきます。
ムーミンの小説は第二次世界大戦終戦の1945年にひっそりと第1作目が発売されて、その後版を重ねながら世界に広まっていった時代背景も知りました。
ムーミンの物語の登場人物たちはさまざまな冒険や困難さがあっても最終的には人生を祝福します。
明るく寛容で楽観的な世界観のムーミンの物語の登場は、人々の心にどのように響いていったのでしょうか。
原画たちは小説を読んだことがあると、
さらに楽しめるんだろうなと思います。
小説を読んだり、またアニメの方も見たくなりました!
日本にもムーミン のテーマパークや北欧の暮らしを体験できるテーマパークが埼玉にオープンしたので、いつか行ってみたいなぁ。
本場フィンランドのムーミン 美術館も、
行ってみたくなりました。
ミィがいっぱい、可愛い❤️
歩き疲れたあとはタレルの部屋で、
静かに過ごし、元気をチャージ。
金沢の指定病院で健康診断を受けるために、
休みを取っていたので、ひとりでゆっくり過ごせました。
美術館にも駐車場はありますが、
本多の森ホール前の駐車場を利用しました。
要約筆記講座が半日のときは、
ここを利用していました。
お隣にあるNTTは、
週末1日600円で駐車場開放しています。
夏はビーチパラソルに短パンサンダルの紳士なおじさまが座っていました。熱中症防止のタブレットをくれたり優しいおじさま。
駐車料金は手渡しで先払いするシステムです

要約筆記講座が1日のときは、
友人3人で割り勘200円で利用していました。
石川県立歴史博物館や、石川県立美術館の坂をおりると21世紀美術館があります。
すっかり秋らしく涼しくなりました。
この日は小学生や中学生がたくさん歩いていました。自主プランできていたのかな。
時々新郎新婦を見かけます。
平日は比較的落ち着いて過ごせます。
平日も外国人観光客は多いです。
楽しい休日でした。

2019年9月28日(土)~2019年10月24日(木)
※会期中無休