カラテカ矢部さんの受賞スピーチの
前半を紹介しましたが、
後半も素敵なので紹介します。

人生何があるか分からないとよく言いますが、中学生の頃、図書室でひとりで『火の鳥』を読んでいた僕が、いまここにいるなんて思いもよらなかったですし、芸人になって長く経ち、次第にすり減り、人生の斜陽を感じていた僕がいま、ここにこうしていることも、半年前には想像もつきませんでした。
それでも、あの頃、全力で漫画を読んでいたこととか、芸人として仕事をして創作に関わってきたこととか、子供の頃、絵を描く仕事をする父の背中を見ていたこととか、なんだかすべては無駄ではなく、繋がっている気がしています。それは僕だけじゃなく、みんながそうなのではないかとも思います。
お笑い芸人が僕の本業なのですが、人前でうまくしゃべることが苦手です。そんな「うまく言葉にできない気持ち」を、これからも少しでも漫画で描いていけたらと思っています。

すべては無駄ではなく、繋がっている
全力で漫画を読んでいたこと
芸人として創作をしてきたこと
絵を描く父の背中を見てきたこと
そのときには漫画を描くことになるなんて意識はないわけです
振り返ると、点が繋がって見えるもの
起きているときにはこの点が、
どんな未来に繋がるのかわからないことならば、
今、という点はすべてベストなんだ
というスタンスで生きてみるのも良いかなと思います。
スティーブ・ジョブズのスピーチも有名です。
さてさて。
今日は東京に来ています。
とても楽しい学びの時間を過ごしています。
もし、過去の大変だったり悲しかったり、困ったことがなかったら、今こうして東京まで来て学んでいなかったかもしれません。
わたしの成長のための必要なプロセスだったんだなと今では思えます。
自分の経験を通して得た学びを、
人に伝える役目もあるのかもしれません。
素敵な人たちと出会えたことにも感謝です。
それでは、おやすみなさい
