コウノドリ2期


今期も楽しみに見ています。



今更ではありますが、先々週の第3話は、自分自身とリンクするものがありました〜。


高橋メアリージュンさんやナオトインティライミさんの演技がリアルで分かる〜!と見ている人の間で話題にもなっていました。





無痛分娩と産後うつがテーマ


で、多くの共感の声があり、わたし自身も産後うつになった当時を思い出しました。



ポイントは、
ドラマで産後うつだと本人が自覚したのが、



「自殺未遂をした後」



だったように、
お母さん本人も産後うつだと思っていないし、
自殺したくなるほど追い詰められていたことに、
旦那さんも友達も家族も、
誰も気づいていなかった
ってこと。

コレ、きっとあるあるだと思います。




わたし自身も、今思えば産後すぐからうつ的な気持ちの落ち込みがあったと思うけど、



「まさか自分が鬱になるなんてね」



とも思っていました。



ドラマでも会社の後輩が家にきたり、
表面的にはそれなりに普通に暮らせていたりもします。



いや、表面的にも変化はあっても、実際こどもが生まれればすべてが変化するもの、それがみんなそうだし当たり前、と本人も周りも認識しているので見過ごしてしまいやすいかもしれません。



わたしの場合、要因はいろいろあって徐々にうつ状態になっていったんですが、主な変化は


・気分の落ち込み
・夜眠れない、だから昼辛い
・毎晩無性に悲しくなり涙が出る
・体重の変化。産後1年でマイナス15キロくらい痩せて徐々に体力がなくなる
・炊事洗濯掃除、得意ではないけど出来ていたことさえも徐々に出来なくなる、そんな自分を責める
・外からの音に過敏になる
・夜に仕事から帰宅した夫と口論になるようになった

…というように、いろんなことがどんどん手につかなくなっていきました。



ある日、夫とケンカした夜、


わんわん大きな声で
泣き叫びました


当時、夫の実家のお隣の空き家になった一軒家を借りて住んでいたので義両親や反対のおとなりさんにも聞こえる声で、ご迷惑かけたと思います。


記憶が正しければ、それがきっかけで、病院で受診することになりました。



そこで、産後うつ、と診断され、先生から母に説明があり助けてあげてくださいと支援要請してもらえたことで、
助けてもらっていいんだ…と、
その後は随分楽になりました。



毎晩母が仕事帰りに、夕飯作りに通ってくれました。情けなかったけど、心底ホッとしました。




あの頃は、赤ちゃんやこどもも好きだったし、
主婦になったばかりで不安もあったけど、きっとやればできる!と思っていたんですよねキョロキョロ




だから、
こんなにも不安になるなんて、
こんなにも自分はできない人間だったのか?!
驚きとショックが大きかったです


そんなに大変だったのかといえば、それなりに夜泣きはあって、ずっと抱っこしながら子守唄を歌いながら、過ごした夜や、夫にドライブに連れ出してもらった日もあった。
だけど普通より泣く子だったかなんてわからない。そんなもんだったかな、と思います。

病気とかもっと大変な人もいっぱいいると思う。
わたしは不幸だったかと言えば、幸せだったんじゃないかな、と、そのときもそう思っていました。

こんなに可愛いはずなのに、幸せなはずなのにどうしてこんなに苦しいの?と。


でも、事実が何でどうかが重要なんじゃないんです



わたしが悲しかった
わたしが苦しかった
わたしが泣きたかった


誰かと比べて大変かどうか?は関係ない!

わたしの感情はわたしのもの
何かと比較できるものじゃないんです



だから、いま、苦しくて辛くて悲しくて、でも、別に病気の子じゃないし、家もあるし、夫もいるし、家族も友達もいるし恵まれてるし…とか
大丈夫な理由をいっぱい探していっぱい理由が見つかっても、


涙が出るなら
その涙は誰かと比べられるものじゃない、あなただけのもの



助けてと言っていい
泣いていい
赤ちゃんを可愛く思えないくらい苦しいって言ってもいい


だからお願い、死なないで。
またきっと「可愛い」って、
心から思える日が来るから。


ドラマで、最後お母さんが赤ちゃんを見て、
「可愛い」と言えた場面では、号泣でした。

わたしも、可愛いと思えないときがあったから。
そんな自分はおかしくて、もしかしたら虐待してしまうんじゃないかと思ったから。


産後うつはホルモンバランスの影響も大きく、
誰にでも起こりうること。
特別なことじゃなく、心の風邪のようなもの。
そう知っているだけでも、無理し過ぎてしまう前に対処できるかもしれません。



母に随分助けられましたが、
ある日姉が家に来て


「絶対に勝手に死ぬな」

「死にたくなったらお姉ちゃんに言え」


というようなことを言ってくれました。


「いや〜別に、死ぬ気ないし…」

と思いつつも、そうやって言葉をかけてくれたことは大きかったです。

相談しても良い人がいる、気にかけてくれる人がいるということを知っていることの安堵感は、抑止力になります。

お母さんが孤独にならずに安心できる場があったり、心をゆるせるひとがいたり、心が喜ぶものがあったり、心も身体も楽にする方法を知っておくなどいくつかそんな自分のお守りがあると良いなぁと思います。



♡あなたの心はあなたのもの。
あなたの悲しみ苦しみや孤独感など生まれる感情をあなた自身が否定しないでください。




ピンクハート昨日のコウノドリ。

あんなに切ない沐浴があるんですね…。
2期で1番泣きました。



 


これは息子生後数日の沐浴練習の日。



軽いけど、重い。命の重さを感じました。
毎日が奇跡の積み重ねの今なんだと改めて思い出します。



わたしもあなたも。
みんな生きてるだけで尊いです。




読んでくださり、ありがとうございましたニコニコ