2017年12月初旬に施設入所中の祖母を訪れたあと、祖母の状況を伝えるために母に連絡をとった時のことです。

珍しく母から父の状況が伝えられました。

・化学療法のため通院していたが、抗がん剤の副作用の影響で身体が弱り外出が困難となり、主治医から治療中止と緩和ケアを勧められたこと
・その後、介護保険の手続きをして、近所の往診してくれるクリニックを紹介してもらったこと
・そして、数日前に初めて往診してもらい、医師から「年を越すのは難しいかもしれない」と言われたこと

覚悟はしていたものの、状況が差し迫っていることに一瞬たじろいでしまいました。
が、これではいけないと、冷静に戻り年内の帰省に向けて淡々と身辺整理を始めました。

その頃、私は妊娠29週目。
当初は年明けから里帰りし34週から向こうの病院に引き継いでもらう予定でした。
まずは双方の産科に調整をお願いするべく連絡し、運良く里帰り先の病院で12月中の予約を取れたので、すぐに富山の産科を受診し事情を説明の上紹介状を書いてもらいました。

そして、12月13日、取るものもとりあえず、新幹線で実家へと向かったのでした。