昨年末、区のがん検診の一環により
地元のクリニックで胃カメラを受けたところ
3~4cmの何かが胃の外側にあり
それが胃の内部を押しているような様子

エコーも受けたが結局ハッキリ分からず
クリニックの医師いわく
「肝瘤腫かな?膵臓かな?
まぁそんなに心配することはないと思うけど
3cm以上の大きさは一応検査対象になるので
大きな病院を紹介しましょう」

次に区の大きな病院に行き造影CT
そこの医師から「GIST」と言われたのだ
もちろん生検をしていないので確実ではないが状態からしてほぼ間違いないと

この大きさだと手術になると医師から告げられる
その病院ではGISTの手術を行っておらず
連携の大学病院か、自分で行きたい病院に紹介状を書いて下さるとの事

少し時間をもらい色々と調べてみた
この時点ではGISTがよく分かっていなかったので、外科手術をするという緊張の方が強かったな
でも調べていくうちにGISTの怖さを知りメンタル的に辛い時期に突入していく

さて紹介状の宛先をどうするか?
連携の大学病院は悪くはないけど…
他の大学病院も調べたもののGISTの症例が…
やはり23区内にある西田先生の国立病院か
もう一つのトップクラスのがんの病院か

どちらもGIST症例が多い
随分迷ったがトップクラスのがんの病院に決めた

決めては二つ
一つはがんの病院が行っている内視鏡・腹腔鏡合同手術という術式が、腹腔鏡手術より自分の状態に合っていそうだと思ったから
もう一つは西田先生の病院は国立だ
となると再発して分子標的薬を飲み続ける事態になった時に、転勤による主治医の交代があるのはどうなのかなぁと心配だったから

と言う事でがんの病院宛に紹介状を書いてもらい電話をした

幸い直ぐに予約が取れ、いざ初診!
診察では前の病院からの資料から、やはりほぼ間違いなくGISTと言われ入院手術コースに決定
さぁ  入院手術のための検査のオンパレードの始まりだ

採血、看護師による家族状況やメンタルチェック、尿検査、胃カメラ、レントゲン、負荷心電図、呼吸検査等を初診日に済ませた

数日後、大腸内視鏡検査(腸の痛み?や便秘があったので念のための検査)、胃レントゲン、看護師による入院中の様子や注意事項の説明を受ける

さらに別の日に超音波内視鏡、造影CT
そして医師と入院日程の相談と三日間の検査結果説明を受けた

三日とも前日夜から絶食で、当日の夕方まで検査だったので空腹が辛かったが
外来で待っている他の患者さんの方が今の私より余程ヘビーな状態なのだろうと思うと空腹くらい何ともないよね

初診から入院まで半月ほど

区のクリニックで胃カメラを受け、異常を発見出来た幸運
区の大きな病院でちゃんとGISTと診断された幸運
がんの病院で入院手術が出来た幸運

GISTになってしまうのは避けようがないが
そこからの流れはとても幸運だったと思う