きのう、朝6時に起きて東京に出かける準備をし・・・
妻に水戸駅まで送ってもらい、オープンカウンセリングに向かいました。
オープンカウンセリングとは?
普通、カウンセリングというとカウンセラーと2人で行われるというイメージがあると思います。
しかし、アドラー派のカウンセリングは、聴衆の面前で行われることがあります!
それは聞く人にも参考になり、聴衆として聞いている人たちも学びが多いようです。
カウンセラーは、野田俊作先生。
先の話に戻りますが、どんなカウンセリングが行われるのかワクワクして電車に揺られていました。
しかし、なぜか電車が止ってしまい・・・
「なぜ?」と思っていると妻からメール。
「電車止まった? 震度4」
地震があったんだと思った時に、車内放送がありました。
「関東地方で比較的強い地震があったために緊急停車しました」
「緊急停車するほどの地震!?」
そう思ったのですが、車中にいたので地震があったことは全くわかりません。
震度4くらいなら大したことがないと思っていたら・・・
電車がしばらく動かず・・・
少しして動いたのですが、しばらく徐行運転。
比較的、影響力の強い地震だったと知りました。
結局、到着予定時刻から30分くらい、遅れて上野に到着。
しかも、その後、目的地の駅で道に迷ってしまった私。
一時間以上も遅れて会場に入りました。
それはいいとして・・・
オープンカウンセリングは午前、午後、一例ずつあったのですが、午前の事例はすでに終わり、野田先生が解説の話をしておられる最中に会場に到着しました。
後ろの方に席を取り、ノートも取り出して話しに耳を傾けると、すぐに話される内容に引きつけられました。
ちょうど、アドラー心理学の魅力といった感じの話しがなされていて・・・(途中参加なので全体像がわからない)
その時聞こえてきた話は、「アドラー心理学には思想的方向性がある」というもの。
それを聞いて深く共感しました。
その理由は?
心理学は心の動きを科学的に扱うという前提があります。
当然、アドラー心理学もできるだけ科学的に物事を扱おうとします。
例えば・・・ライフスタイル分析!
ライフスタイル分析のやり方などは、本当に科学的だと思います。
とはいえ、アドラー心理学は科学ではないという見方もあるのは確か!
それは、アドラー心理学に思想があるからです。
いわゆる、共同体感覚という思想!!
初めて、アドラーがその思想を提唱した時に、多くの仲間がその元を離れたそうです。
なぜなら、思想を持つことは科学的ではないから!
でも・・・思想を持つことは大事ではないかと思います。
特に今の科学を見るにつけ、そう思います。
例えば、人を殺すための大量殺戮兵器が、頭脳明晰な科学者たちによって開発されています。
そこには、人がどうすれば幸福になれるか、そして人は何をすべきか、何をすべきでないか、人としての倫理観や方向性は感じられません。
本来は、科学に携わる人も「人として何をすべきか、何をすべきでないか」考える必要があるのだと私は思います。
それが思想!
しかし、まだまだ、それを知る人は限られていますが・・・
それゆえにも、もっと多くの方にアドラー心理学を知っていただきたいものです。
そのために私にできることは?