●人とぶつかったら、「すみません!」と言いますか? | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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「人によっては、きっと怒るだろうな!」



そんな光景に、まじかで遭遇しました。



おとといの金曜日のこと、仕事の関係で東京に行っていました。



仕事が終わり、上野駅で特急のスーパーひたちに乗るために、ホームで並んで待っていました。



18時ちょうど発の特急だったのですが、はやめに並んだので、先頭から3人目でした。



登りの列車がホームに入ってきて、人が降り、折り返し運転をするために、社内清掃のため一旦、扉が閉まりました。



それが、17時40分位。



そして並んで待っていると、それからしばらくして、なにやら建物が揺れています。地震でした。



3・11のあの地震を経験しているので、



「このまま、大きくなったらまずいぞ!」



と思いながら、揺れが収まるのを待っていました。幸い、揺れはすぐに収まって安堵の吐息を洩らしました。



ホッとしていると・・・



列の先頭に並んでいる人に、横から歩いてきた人が、なにやらぶつかっているではないですか。



「なぜ、そこでぶつかるか?」



先頭に並んでいる人は、列車の入口から1メートルくらい離れて並んでいるので、空いたところを歩けば、普通、ぶつかりようがありません。



なのに・・・



しかも、ぶつかってきた相手は、後ろから見ていて



「スミマセン」



のひとつも言っていなかったようでした。



ぶつかられた人はというと・・・



怪訝な顔つきで、ぶつかってきた相手が歩き去る後ろ姿を目で追っていました。



そういえば、先日も渋谷駅でぶつかったことを腹いせに、相手の人を刺して逃げたなんて事件があったばかりですね。



人によっては、ひと悶着あってもおかしくないような状況でした。



やはり、ぶつかったら、まず謝ることが大切ですね。



そして、それ以前の問題として、ぶつからないようにお互いに思いやりを示す必要があるのかもしれません。



ちなみに江戸時代には、狭い路地などで人とすれ違う時に、お互いが右肩を少し後ろに引いて、胸と胸を合わせる格好で、体全体を少し斜めにして狭い道をすれ違ったそうです。



それを“肩引き”というそうです。



以前にも書きましたが、江戸時代には、幕末の動乱期を除いて、そのような思いやりのしぐさが人々に浸透していたからか、人殺しのような事件は、年に一件くらいしかなかったようですね。



しかし、現代は、・・・



ニュースを見ると憂鬱になります。



やはり、社会をよくしていこうと思ったら、大人が模範を見せないといけないのかもしれません。





さて、話を戻しまして、・・・


私は電車に乗り込み窓際の席に座りました。



電車やバスなどは、窓際から埋まっていきますよね。



それから通路側の席が埋まることが多いのですが・・・



私の前の席も当然、窓際がまず埋まり、通路側の席が空いていました。



そこに20代と思われる女性がそこにきて、周りを見わたし、何も言わずに座りました。



「何も言わないんだ???」



私の隣の席は、まだ空いています。



そこにやはり20代の女性がやってきて言いました。



「となり空いていますか?」



「どうぞ!」と私。



ちょっと気分が良かったです!



たった一言があるかないかで、感じ方が全然違うなと思いました。



そして、この娘さんのお母さんってどんな人なんだろうと思いました。



きっと同じことをする人なんだろうなって!



これらのことを経験し、ちょっとした気配りや気遣いって大事だなと思ったしだいです。



“江戸しぐさ”でも、学校で教える機会があると、子どもたちも、もっとよくなるのかもしれませんね。