今日はきのうの大嶋啓介さんのメルマガから、みのりちゃんという9歳の女の子のエピソードをご紹介します。
みのりちゃんは、ある時から漢字の学習に打ち込むようになりました。
なぜだと思いますか?
理由は次のようなものです。
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『じいちゃんの新聞』
ここ3週間、夢中になって「漢字」を学ぶ長女、美祝、小学校2年生。
子供の集中力はすごい!!
2年生の漢字を制覇し、3年生の漢字を習い始めました。勉強も運動も大好きな娘なのですが、「漢字」にこだわりだしました。
早くたくさんの文字を読めるようになりたいと。
その理由が、『じいちゃんに新聞をよんであげたい!!』
1ヶ月ちょっと前の話です。
じいちゃんの目に異変が起きました。
大学病院で検査をすると、結果、網膜剥離との診断。緊急にオペをしてもらい、進行は一時止められたのですが、両目の視力は現在、0.1程度、将来的に、ゆっくりと視力を失っていくだろうと、
見えていた世界が突然消えていく。じいちゃん本人より、家族が動揺しました。
(ごめんなさい、特に私が)
父はいつも強く、大きく優しく、自分にとって、とても大きな根っこの様な存在の父。
だから、老いていく、弱っていく現実を受け止められずもがいていました。
そんな中、美祝に救われました。
大好きだった新聞を読めなくなったじいちゃんを見て、『じいちゃんに新聞をよんであげたい!!』そういって、漢字の勉強を懸命にしはじめた美祝。
嘆いたり、悲しんだりを簡単に飛び越えて、大切な人の為に何が出来るのか?と考えられる美祝。完敗です、(勝ち負けではありませんがっ(^^;)
おかけで、私も私の「出番(役割)」を見つけることが出来ました。父が安心して、老いていけるように♪♪
今度は、私の番です。^^
父が私にしてくれた「愛」や「強さ」や「大きさ」を、子供たちに惜しげなく私が注ぐ番です。
私や子供たちを見て、「もう、だいじょうだな」そう思わせてあげたい。安心させてあげたい。
ずっ~と大きな背中をみせてくれていた父のその、背中を今度は私が、背負いたい!!
お父さん、じいちゃん、ありがとう。
思えば
『じいちゃんに新聞をよんであげたい!!』
そんな、強く暖かい理由で、勉強に励める機会などなかなかありません。美祝は、ぶっちゃけじいちゃんが育てた様なものです。
優しい子にそだってるのは、じいちゃんのおかけです。
ありがとう、という言葉が歯がゆいほどに、感謝しかありません。
ありがとう。
===============ここまで!
みのりちゃん最高です♪
なかなかできないですよね♪
『誰かのために』
みのりちゃんの志に感動です♪
僕も、自分のことばかり考えてないで、
仲間や家族にできることを考え、行動に変えていきます♪
今日もおもっきり楽しんでいきましょう♪♪
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大嶋さんのメルマガをほぼ、全文転載させていただきました。
これを読んでいて、勉強の意味について考えさせられました。
以前から紹介している喜多川泰さんの「手紙屋 蛍雪篇」には、このような記述があります。
現実に勉強をどうやって人のために役立てるかという具体的な目標がない人は、勉強という道具を正しく使って成功することはできません。
みのりちゃんも「おじいちゃんに新聞を読んであげたい」という意図があるからこそ、集中して漢字の学習に取り組むことができるのだと思います。
子供が勉強するうえで、その意味をしっかり意識するなら、子供も言われなくても勉強ってするのですね。
やはり「どうやって人のために役に立てるか」という視点があるかないかで子供の意欲も違ってくるのですね。
とても心が温まる内容でしたのでご紹介しました。
(これは大嶋さんのコメントです)