アドラー心理学の育児法の3つの柱をご存知ですか?
それは勇気づけ、子どもの不適切な行動の4つの目的、そして自然の結末、論理的結末と言われるものです。それらを今度説明していきたいと思います。
でも、今日は、私がこのブログを書いている理由について書いてみようと思います。
自己紹介なんか興味がないよという方がいらっしゃったらゴメンナサイ!
さて、
「子どもが英語を習得するには2000時間・・・」
「音楽で英語の文章を覚える、いわゆる鈴木メソッドで・・・」
マネージャーが話したトークをカセットで録音し、それをノートに書き起こし、覚えること約一カ月。やっとOKがでて、名刺が届きました。
名刺?「何の話だ?」と思ったかもしれません。
私は10年くらい前に幼児向けの英語教材のアドバイザーという仕事をしていました。
ご存知のお母さんも多いかもしれませんが、「○ィズニーの英語システム」という教材です。
もともと英語は好きでしたし、教材自体はよくできていて自信をもって勧められるものだったのですが・・・
名刺には「幼児教育アドバイザー」と書かれていました。
正直、困りました。なぜかというと私には妻はいますが、子供がいません。
子育て経験がないのです。子育ての秘訣なんてわかりませんし、どう子供に接したらいいかもわからない。
「子どもいないのに幼児教育のアドバイスなんてできないよ!」と思いました。
短絡的な私は「だったらアドバイスできるように学べばいい!」と考えた。
でも、何から学べばいいかわからない。
そこで子育て関係の本を読むことにしました。とにかく子育てに関する本を買って読みました。何十冊読んだことでしょう?
あるときには「子育て大崩壊」という本を書いている田中喜美子さんという著者の方に連絡を取って会いに行ったこともあります。田中さんは何冊も本を出されているのですが、気さくにお話をお伺いすることができました。
そうしているうちになんとなくわかってきたことがあります。
現在の子供の問題は、子どもとお母さんが密着し過ぎること、そして親子の間のコミュニケーション不全が関係しているらしいって!
そこで思ったのが、子育て経験のない私が、育児についてアドバイスはやっぱり無理がある。だったら親子のコミュニケーションに的を絞ってアドバイスできたらいいんじゃないかということでした。
そして通い始めてしまいました。コミュニケーション関係のセミナーに!
確か、月のうち1つの週の土日を使って、毎月毎月約3年。通算50日以上、東京に通いました。
言葉の効果的な使い方やカウンセリングに関する知識など、さまざまなワークを通して学ぶことができました。そして参加する仲間たちの意識の高さに大いに刺激を受けました。
学んでいる期間中、なかには関西はもとより広島、沖縄から来ている方などもいました。そしてわざわざタイからその講座に参加するために来ていた人もいたほど。
とても学びの多いセミナーでした。お金もかかりましたが!
実はその講座に参加する前までは、人と話す時に緊張するという問題を抱えていました。
しかし、講座に参加することによってそれを克服することができた!???
わたしはいつも会話の際に自分が次に何を話したらいいかを考えていたようです。
だから緊張してしまった。でも会話をする際、相手の話していることに注目すると緊張しないことに気付いたのです。
これはとっても大きな収穫でした。さらに話を聞くことは人間関係にとってとっ~ても重要であることを知ったのです。
それをきっかけに、親業やコーチング、県主催の子育て講座などにも参加しました。先日、ご紹介した子供の暴力防止プログラムであるセカンドステップ
を行うための勉強会もその流れです。
お金が羽をつけて飛んで行き~~
それはいいとして・・
これらの講座に参加することで学んだことを教材を購入して下さったお母さんたちに情報提供してみたんですね。
結構、好評でした。そんなことをしているアドバイザーはあまりいなかったようです。
さて、ある時「わたしメッセージ」について購入者のお母さんたちに伝えました。
するとあるお母さんは、はがきを送って下さいました。
そこには、確か、
「私は子供の頃から叱られていて、わたしメッセージのように自分の気持ちを伝えていいんだということを知って驚きました。それを知ってほんとに良かった。子どもを大切にすることができる」(うる覚えですが)
というようなことが書かれていました。
「幼児教育に関してアドバイスなんかできないよ」と思っていた私でしたが、お役にたつことができたと嬉しく思ったのは言うまでもありません。
スミマセン。ちょっと長くなりそうです。まだ、アドラー心理学が登場していませんね。
長くなるので、続きとさせていただきます。
お読みいただきましてありがとうございました。