先日注文した本が届きました。
本のタイトルは、
子どもの成績はお母さんの言葉で9割変わる!
この本の著者は、西角けい子さん。
西宮市で難関の中学・高校入試に地域NO.1実績を出されているという塾の経営者の方です。
それを読んでいて、本当にそうだよなと思ったのがこの部分。
「あいさつができる子がぐんぐん伸び続ける理由」
この塾では、あいさつを大切にしています。
あいさつができない子はいくら勉強ができても世の中で生き残れないと考える西角さん。
そのため小学生の高学年の子たちに次の5つのあいさつができるように指導するそうです。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
申し訳ありません(ごめんなさい)
失礼します。
さようなら
先生に対してはもちろん、一緒に勉強する仲間に対してもあいさつできるように指導します。
最初はぎこちない子でも、指導し続けることによってきちんと、あいさつができるようになるらしい。
そして西角さんは、あいさつができるかどうかで子供の将来は変わると言います。
威嚇しない!あいさつしよう!
たとえば、一部の大手進学塾では、全く正反対の指導をしているとか。
「この教室にいる自分以外の人間はみんなライバルと思え」
こんな指導をしている進学塾があるというのです。
隣の席で一緒に勉強している人にさえ、あいさつすることはないんだそうです。
それって、かなり問題ですね。
それを聞いて、ちょっと怒りがメラメラ!
西角先生はあるお母さんに聞かれます。
「どうして先生はそんな指導をしているんですか?」
それに対して先生は、
「あいさつは人の基本マナーであり、相手を選んでするものではありません。
ですから、まずは友達や先生からきちんとあいさつをしようと、口うるさく言うのです。
あいさつがきちんとできない子は、いくら超難関大を出ても、世の中で生き残っていくことはできないでしょう。
私は、子どもが社会に出て実力を発揮し、活躍していくことを願って、あいさつの指導をしています。」
その通~りと強く思いました。
アドラー心理学では、人が幸福感を感じるために、3つの感覚が大切と学びます。
自尊感情、人の役に立つという貢献感、そして「他の人は信頼できる」という感覚です。
いくら自尊感情があっても、他の人を信頼できないと幸福感は持てないのです。
しっかりとあいさつができれば、相手もあいさつしてくれる。
そんなやり取りの中からも「他の人は信頼できる」という感覚は育まれるのだと思います。
その点で、どんな大人に接して、どんな塾に通うかによって子供の人生が左右されかねないですね。
そう考えると、もっと大人がしっかりしないといけないと思います!
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