Nikon F2 Photomic S | FTnのカメラ機材ブログ

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古いカメラ機材を中心とした記事を書いています。

今回はF2 Photomic Sを取り上げます。












FTnのカメラ機材ブログ-Nikon F2 Photomic S













正面から見るとファインダーが2階建てになってます。 夜間撮影でも露出計の表示の確認が容易な赤色LEDを採用しているのが特徴です。 











FTnのカメラ機材ブログ-F2 Photomic S 上面













軍艦部です。 外部露出計も正常に作動しているのですが、この写真ではわかりませんねガーン










FTnのカメラ機材ブログ-外部露出計 他












ISO感度表示がアメリカ規格のASA表示です。 感度設定は、12~6400までですが、この当時にここまでの高感度フィルムがあったのでしょうかはてなマーク












FTnのカメラ機材ブログ-シャッターダイヤル














シャッターダイヤルも2階建てです。 1973年の登場で、登場してから38年の歳月が経ってしまいました。

カメラ本体のシャッター機構は現役でもファインダー内の電装系は劣化して、LED表示の安定しない物や、表示すらしない物まで中古で流通してます。 修理も年々難しくなっているようですので大切に使用したい一台です。



最近F2系以外のカメラ(FT,FM系)で中間シャッターの話を聞きます。 このF2は中間シャッターが切れるようにシャッターリングに表示以外の中間にもカムスイッチを入れて無断階的にシャッターが切れるカメラです。

FTやFMでは、中間シャッター用のカムスイッチが入っていないので、中間シャッターを切ることはカメラ自体の寿命を縮めたり、故障の原因にもなります。 最新のFM3AでもシャッターダイヤルA位置以外での中間シャッター使用は想定外の使用になるようです。

中間シャッターを切ることが出来る唯一のメカニカルカメラは、F2シリーズのみです。

電子式シャッター機のFE系もシャッターAuto使用時以外は、中間シャッターは切らないようにしましょう。

接点が中間に無い為、的確な速度が得られません。