フランス〜ロワール・シュノンソー城⑨〜 | 世界遺産に恋する旅♡

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この部屋


異様な雰囲気を醸し出していませんか!?



部屋中の壁の色が黒!


そこに白で描かれた模様・・・



お葬式の配色ですよね。


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ここは


ルイーズ・ド・ロレーヌの部屋です。


彼女は夫のアンリ3世が暗殺された後、


この部屋に引きこもります。



白い衣服をまとい、


この暗い部屋の中でずっと喪に服しました。



これでは自分自身が病んでしまうと思いますけど・・・
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部屋全体に描かれている模様には意味があります。


死の悲しみを象徴する鳥の羽根
銀の涙
墓掘人のシャベル
未亡人の編み紐
茨の冠


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ルイーズの頭文字「Λ」とアンリ3世の「H」の組み合わせ文字も部屋全体にあります。



それから部屋の隅にはアンリ3世の肖像画も。


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ルイーズはアンリ3世のことを心底愛していたんでしょうけど、


だとしてもここまでする人は普通いませんよね・・・


夫を失ったことのショックが大きすぎたんでしょうね。



この部屋にいて病みそうというより、

病んでいたからこの部屋を造ったというほうが正しい気がしてきました。



彼女を支え続けた従者が数名いたようですが、


その人たちもよくやっていけたなぁと思ってしまいますね、この状況は。




本当に淋しくて暗い部屋で・・・


長い間いると元気が吸い取られそうなくらい。(´д`lll)



ただ、こんな部屋はとても珍しいはずなので


貴重な場所ではありますね!