そして またある日、お猿にも抱きつかれてしまったのでした。
このお猿さんは猿まわしで芸をする お猿のようで、
その割に白っぽい毛並みの大きな猿でした🐒

首輪とリードを付けられていたのを覚えています。

お稽古から逃走中? リードを引きずったまま。

1人で ちょろちょろ外へ出て来た私を
見つけたようで、
突然 正面からカバッと しがみつかれ、
何が何だか わからずに叫ぶのも忘れて立ち尽くし、

遅れて飼い主さんが ゼーゼー言いながら
走って来て、
動かないで! 猿を見ないで! 大声を出さないで!
って。
どのくらい走って来たんだか。
飼い主さんはムチを持っていましたね。

もう見ちゃいましたよ⤴︎ 来るのが遅いから。

猿って、もの凄い力!なんですよ。
私の胃のあたりに顔を埋めて、両腕もろ共
股関節あたりまでガチっとホールド。

言われなくても全く 身動きが出来ない!

飼い主さんがお猿さんの名前を呼んで、
何度もムチで地面を鳴らし、命令しても無視。 
リードを引っ張れば 引っ張るほど 更にホールド。
顔も動かさず俯いたまま無視。

ムチをピシって鳴らされても私にしがみつく
お猿さんから もうヤダ! って
声が聞こえて来そうで、このお猿が
ちょっと可哀想になったのを覚えています。


エサを持って来るから、ここで じっとしていて、
絶対! 動かないで。 と言い残し、
20分ほどだったでしょうか、
お猿さんと2人きり。

暫くその場に立ち尽くしていたんですけど、
お猿も 私を離さず、私を見ないし、
下を向いて微動も動かないし、
ちょっと気が緩んで 門構えの樹の根元へ
お猿をぶら下げたまま ヨチヨチ移動。

この時の私の精神状態は、今の私でも
わかりませんが、なぜか怖くなかったです。

樹の根に座ってお猿と2人、もの凄く長〜く感じた時間を空を見上げてボーっと過ごしたのでした。

誰も通らないし、車も来ない。

し〜ん と静かで、
待っている間も お猿さんは微動だにせず。
飼い主さんがエサを持って戻って来て、
何度も名前を呼び、
お猿さんは やっと私を離してくれました。

お猿は1回 振り返り、飼い主さんにリードを
引っ張られながら帰って行きました。

助けて と言われたのか、人質だったのか、
職場環境改善のお役に立てたのか?

まぁ ね⤴︎ お猿と抱き合う機会なんて そうそう無い訳だし、
訓練されたお猿で良かった〜と。
今だから そう思います。

祖母の家での私の動物難は まだ続くのでしたバイバイ