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雪のしずく


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

だまこもちは、秋田県郷土料理 。潰したご飯 を直径3センチほどに丸めたもの。だまこやまもちとも呼ばれる。主に の具材として用いられ、だまこもちが入った鍋はだまこ鍋と呼ばれる。

五城目町 において、1959年三笠宮崇仁親王 が同町でだまこ鍋を食べ、称賛したことを契機に、町を代表する料理として扱うようになった。

[編集 ] 調理法

うるち米 の飯を粒が残る程度に潰し、直径3センチほどの球形にする。家庭によってはこれに塩を振ったり、煮崩れを防ぐため軽く火で炙ったりする。鶏がらの出汁に醤油味噌 などで味をつけ、鶏肉ねぎセリごぼうきのこマイタケ 等)の具と共に煮る。これらの調理方法はきりたんぽ 鍋とほぼ同じであるが、棒状にして表面を焼くきりたんぽと違い、だまこは団子型で(基本的には)焼かない。

[編集 ] 起源

八郎潟 周辺の地域が発祥とされ、山林で働く木こりが弁当の飯を切り株の上に乗せ、斧の背で潰したものが起源とされている。一方、マタギ 料理が起源であるとも言われ、だまこもちがきりたんぽの原型になったとする説もある。

以前は八郎潟で獲れたフナなどの魚が使われ、味付けには主に味噌が用いられた。しかし八郎潟の干拓により魚が減ったために、現在の鶏を使う形に変化していった。

なお八郎潟町 周辺にはだまこの原型と考えられる「つけご」という料理がある。潰した飯を箸で一口大にちぎって、かやき の汁に浸して食べる。