ご無沙汰しております。
痛みがある生活はしていますが、無事です♪ 

近況の様子はまた改めて。




小さい頃から
本もマンガもほとんど読まない・・・

そんなわたしの読書感想文。




かれこれ数年前(!)に

読書好きの
多趣味なお友達に 

本読みたいから、何かおすすめして♪
と、無茶振りして

教えてもらったのが
この「和菓子のアン」でした。




この「和菓子のアン」は
ミステリー要素が満載とのこと。



・・・満載でした!



身近な、人間関係の謎解き。
怖くない平和な謎解きもあるんですね。笑




その場で買ってずっと読めずにいましたが
このSTAY HOMEの期間に

少しずつ読み進めました。




主人公・梅本杏子(うめもときょうこ)ちゃんが
高校卒業間近の進路に悩む頃から
描かれ始めます。



大学に行きたいって思うほど
勉強が好きではなく

専門学校に行きたいほど
好きなことも見つかっていない

いきなり就職っていうのもピンと来ない。



そんな杏子ちゃん(=通称アンちゃん)が

卒業してバイト探しをして

デパ地下の和菓子屋さんで
働く奮闘ぶりを描いています。



自分探しとでもいうのでしょうか、
働くことで成長していくアンちゃんを通して

まるで自分が和菓子屋「みつ屋」で
働いている気分になる
不思議な物語です。



そして、みつ屋の店長さんや従業員など
個性溢れるメンバーも
1人残らず愛に溢れていて
ほっこりします。


(そして世の中には
色々な人がいるんだなとも。笑)



そのみつ屋さんのお客様が
不思議なお菓子の買い方をしていったり

店長がまるで占い師のように
お客様の状況を見抜いていたり・・・



その観察眼たるや
ミステリー要素を越えて
普通に店長さんやお仲間、
実際に存在したら、尊敬しちゃいます!




この今の世の中で
思うように今後の展望を描けないでいる方に
読んでもらえると

きっと共感ポイントが
いっぱいあると思います!




働くことは大変だけど
みつ屋さんだったら楽しんで働けそう。

そんなことを思いました。




主人公・アンちゃんが

少しだけぽっちゃりな
自分の体型を気にする

自虐的なひとりごとが
度々出てくるんですけど

そこだけは、ちょっとだけ
しつこいかな…と。。。(ね。)




短編小説のように
季節ごとに違うストーリーが
描かれていきますが

最後は泣いたな。。。




泣きました。号泣しました。

人を愛することって
こういうことなんだなって。

そうだよねって。





ボリューミーな405ページ。


物語が進む
1年間ちょっとの期間
杏子ちゃんに憑依して
違う人生を生きられた気がするので

お得な、幸せに気持ちになりました。




そして、和菓子も洋菓子も
必ず食べたくなるので、ご注意を♪