小さい頃から
ほとんど本を読まない・・・

マンガも・・・

映画も・・・


そんなわたしの
参考にならない読書感想文。久々に。


でも今回は参考になればいいな…って
淡い思いも正直。


少し長くなります。
書きたいことがいっぱい。




2018年8月発行。

昨年も、今も
割と書店の目立つ所に置いてあります。


見かけた記憶がある方は

そもそも、本が好きな方

もしくは
わたしと同じ「繊細さん」仲間かも・・・




「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる
「繊細さん」の本


HSP専門カウンセラーの
女性が書いています。


HSPとは
Highly Sensitive Person (とても敏感な人)の略で
わたしの主観ではここ数年で浸透したと感じる
心理学上の概念の言葉です。

病気や障害とも違う、生まれもった気質。



けれど
HSPの定義ほどではない…けれど

「生きづらい」

と感じる繊細な人のことを

この本では「繊細さん」と呼んでいます。


この呼び方が、非常にしっくりくる。



統計によると
5人に1人が繊細さんの模様。

結構多いんだなって思います。



そうは言っても、少数派。

生きづらいですよね。



5人に4人のそうじゃない人を
この本では「非・繊細さん」と呼んでいます。



この本のいいところは
繊細さんを改善しようというのではなく

その特性を存分に生かしつつ、
生きやすくなる。


共感をくれる。


誰も理解者がいないのでは…
自分が変なのかな…
という不安から救ってくれる。


上手く言葉で説明できず
スッキリしない感情を
脳の中をすっきり整頓させてくれる。


自己肯定感を高めようなんて、
生まれながらの気質や家庭環境等で
できるはずもないのに…


この本では
誰もが納得できる
わかりやすい説明を
論理的にしてくれて

繊細のままの自分で
結果、自己肯定感をどの本よりも得られる。



こういう自己啓発や心理系の本は
何気にひと通り手に取ってきましたが

こんなに共感をした本は初めてなので
ブログに書きたいなと思いました。

 

生きづらさを感じている
繊細さんはもちろん、

身近にいる繊細さんのことを知りたいと思う
心優しき非・繊細さんにも読んでほしい。


そして生きづらいすべての方が
生きやすくなるように。
大切な人と分かり合えるように。




わたしは基本的にO型の大雑把で、射手座の自由な性格で、繊細とは正反対?と思うことも度々あったり。(そういうことではないのです。)

けれどTHE・繊細さんに
わたしは繊細だって、言われたこともあります。


この本を読む限り
わたしは5人に1人の繊細さんに当てはまると
強く感じます。




この本にもありますが
アーティスト仲間、教え子・後輩…
実は繊細さんが非常に多いです。

繊細の度合いもかなり強めの繊細さん。



良い歌詞を書いたり
アーティスティックな
人並み外れた感性の持ち主は
1人残らず繊細さんです。



つまり、わたしが
喉から手が出るほど欲しかった
その感性の持ち主達は
1人残らず生きづらそう。



生きづらそうとわかっていても
その才能に強く憧れ続けたわたしも
実は繊細さん。


生きづらくても
このままのわたしが、きっと好き。





最後に。



本を開いたら
上部の余白は多め。


メリハリをつけるため
大事な文には
太字に、薄いブルーのサイドライン。


かわいいフォントの
絶妙なバランス。



頭痛がして気持ち悪くて
目を開けられないほど
光などの視覚情報に
敏感になることがあるわたし…

繊細さんに優しい、
デザインだと思います。



そもそも、

最初に手に取って
この本に惹かれたのは、そこ。



電子書籍ではつらくて、きっと読めない。
紙の本は、一部の繊細さんには時に救世主。



著者の方も
元々はメーカー勤務の会社員で、繊細さん。
繊細さんが書いた、繊細さんの本。


混乱した時に読めるように
ずっと手元に置いておきたいなって思います。



充実、しっかり満足感の全238ページ。