「1万7000円した。」
「たけぇーよ。」
「えーだって、一生使うんだよ。」
「その一生は、長いか、短いかは別として、たけぇーよ」
と、父ちゃんに突っ込まれてしまいました
ゆきっぺが買ったもの
それは、
何かと申しますと、
スワロスキーの杖です
今までは、
杖は、おばあちゃんみたいだし、
この歳(32)で、
使うのは、恥ずかしいと思っていました。
そのおかげで、
一人で遠くに行くことが
なくなっていきました。
余命が短くなってきて、
ようやく、
そんなんではダメだと。
人の目を気にしていたら
自由に生きれないと
気づきました。
それに、
前までは、
「けーすけが小学校いくまで、生きたい。」
とか、
期限で生きることを
考えていました。
今は、
「ディズニーのアトラクション制覇するまで死ねない!!」
とか、
「けーすけがひとりで自転車乗れるようになるまで、死ねない!!」
とか、
やりたいことを
やり終えるまで
死ねない!!
という風に考え方が
少しだけ変わってきました。
そしたら、
どうしても、
杖が必要になってしまったのです。
どうせ買うなら、
何処へでも
連れてってくれそうな
魔法の杖がいいなぁ
って思ったら
スワロスキーのキラキラ
した杖になったのです
本当に可愛くて
父ちゃんも実物を見たら
「いいね!」
と言ってくれました。
これまでの経過は、
杖からの、
傘杖からの、
傘にキャップを付けたもの からの、
最後は、
やっぱり杖に戻りました
杖は、
普段の生活では、使わず
電車に乗るときや、
長時間歩くときに使うつもりです。
傘だと、折りたためないので、
支えがなく 歩けるようになったら、
逆に、不便に感じるようになりました。
それに、傘にキャップを付けたものは、
お店に入った時に、
傘立てに立てて、
そのまま、
置いてきてしまい、
紛失してしまいました
歩けるようになったら、
やってしまうんじゃないかとは、
思ってましたが、
やっぱり、
やってしまいました
これが、いいキッカケになりました
もっと
もっと
楽に行きたいな
たくさん
たくさん
色々な所へ
連れて行ってくださいな
ハートのスワロスキーが3つ
付いてます
ゆきっぺ