客家であるリークワンユーが初代首相として1965年に建国されました。
そのリークワンユー(英語では略してLKYと言われます)、そのずば抜けた洞察力と将来の見通しの確かさで知られています。
ケンブリッジ大学を首席で卒業し、シンガポールをわずか50年足らずで第三世界から世界の一流国(経済や教育は間違いなく)に躍進させた、不世出の政治家でしょう。
そして、彼の洞察力と予測は一度たりとも外れたことがなく、中国の野心的な”100年マラソン計画”(2050年までにアメリカから世界の覇権を奪う野心的計画)を、誰よりも早くから見抜いていました。多くの西洋世界の政治家や首脳クラスが彼の元を訪れては話を聞いていましたからね。
その彼なら、絶対に、トランプ大統領の就任とBrexitを予測したでしょう。
僕も予測はできましたが、その後の世界がどうなるのか、そしてトランプの真の狙いが、読めません。
多くの世界中のマスコミが誘導するような”トランプはバカだ”は、間違いでしょう。
彼はあの名門ウォートンを首席で卒業しています。娘のイヴァンカも同校を首席で卒業しています。
そんな彼がバカなはずはないでしょう。
周りに法律の専門家も多く、確信犯的な発言をしていますし、何より方向性が全くぶれていない。
そんなトランプを、そして、インドや中国など今後の世界を、リークワンユーならどう見ているのか。本当に聞きたくて仕方ありません。
革命を起こそうとしているのか、それともアメリカをもう一度繁栄させるつもりなのか。
惜しい人を世界は失ったと、つくづく思います。