【 社会福祉と私 】

今日地域福祉論の授業で
グループホームについて学んだ。


グループホームとは、5人~10人前後の認知症高齢者と介護職員が共に暮らすというもの。昔使っていた家具や日用品など、なじみのあるものに囲まれながら、その人なりのペースで生活を営むことができる。


衣食住において自分のできることをやりながら、お互いに協力して生活する。認知症高齢者の尊厳を維持しつつ、忘れていた青春の頃の自分を取り戻し、心穏やかに落ち着いた生活を送ってもらうという施設である。


グループホームでは、家族や本人にから好きだったことや得意だったことを聞き出してそれをまたできるように特別ではなく普通の環境を提供しようとしている。


授業の中で、認知症高齢者のビデオを見た。その女性は、元々美容師で、とても明るい性格。生き生きと仕事をしていたが、2年前にご主人を亡くし、それから痴呆が進んでしまい以前のような明るさが少なくなってしまった。その時にグループホームに入居した。生活していく中で介護職員は、自分らしさを思い起こしてもらおうとこう言った。「髪の毛が伸びたから切ってもらえないかな~」と。最初は、あまり乗り気ではなかったが、髪の毛をカットし始めた。女性は、美容師だった頃の生きがいを思い出したのか満面の笑みを浮かべながら髪の毛をカットし始めた。私は、あの時の笑顔を忘れない。それはそれはとても生き生きしていて美しかった!


グループホームに入居する為には結構な料金がかかるが、認知症高齢者がより安心して自分らしさを尊重されて暮らせる環境としては、とても素晴らしいと考える。現在、入居者は増加傾向にあるそうだ。


うん、奥が深い。まだまだ知識が必要だな~。


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Yuki♡