もちろん、ロフトと吹き抜けが安いからっていう理由で契約する人はいないと思いますが☆
契約前にそんな話は出て来ないし (聞いたら別)その辺は枝葉末節レベルではあるかも。

じゃあ何で?って。
私が1st priorityにしたのは‘耐震’です。
それを予算内で、薪ストーブ設置可のところ。
(聞いた中で一条とアイ工務店は「薪ストーブ…ですか(絶句)」っていう感じだった。 まぁ2社はオール電化推し色が強いし。)

予算的にもオーバーではあったけど、
アイ工務店は耐震等級3、オール樹脂サッシ&トリプル、外壁フュージェプレミアム(←30年保証ついた窯業サイディング高級ber.)でこの値段なら安い!とは思った。確か設備も中の上とか。
加えて、当時成約キャンペーンでQセルズの太陽光パネル4kwh弱だったかタダで載せられた。噂違わず コスパは最強かも。

ま、私は(有り余るほどお金があったなら)外壁候補は、板張り、ガルバリウム、Sto、そとん壁辺りで、薪ストーブなのでちょっと毛色が違うと言うか…。
建築現場にカメラ付けてるっていう営業さんの話も個人的に嫌だった。

そもそもその前提があったら、
フルスケルトンにして、減築して、断熱リノベと耐震リノベして再生したかったのよね。

ただ、話を持ち掛けたところは皆建て直した方が安いしと言うし(実際そうだと思う。今ならわかる相場感)入れ替えだらけで、元がどこかわからなくなると思いますよって言われて諦めた。

後日談だけど、実は上棟時から寸法間違って傾いて建ってたそうで、
(修学旅行から帰った私が家で寝て、「なんか床が斜めってる気がする…」と言ったのを母が祖父に言ったら帰って来た返答。)
昔はクレーンもなくて、柱建ても人力で物凄い大変だったから、当日?祖父が聞いても容認したらしい…。

古い建築基準法で、時代的に基礎に鉄筋も入っておらず、コンクリートも敷いてない床下は土。で。土台に渡していた柱は、腐ってはいなかったものの一部カビはあったので、可能であったのかは不明。

私は古いものに愛着がある方だったので。
父や自分が生まれ育った家。
(材は間違いなく当時の方が良い)
オール無垢のヒバ材で、‘三等’と書いてあるも私には無節に見えるレベル。

床下土でネズミやゴキブリがアクセスfreeな事、冬薪ストーブ焚いてる部屋しか暖かくなくて台所の床や廊下が氷の様な事、閉めてもピタッと閉まらない襖や、隙間風が寒い事、隙間のせいで蚊やハエやゴキブリが往来自由な事、

よりも、

大きな地震が来て家が倒壊し、家族が圧死する事のが嫌だった。
(全部嫌は嫌だけど)

私が物心ついてからでも
阪神大震災、
熊本地震、 
東日本大震災
があって、建築基準法も2回変わったし、変わった後でも倒壊してる家がある。

それで耐震等級3で考えて探し始め。
途中 様々な情報を得て 「構造計算まで行かなくても、壁量計算でなく性能表示計算で耐震等級2以上+制震装置」というMy最適解に。





益城町では2日を待たずに震度7の地震が2回あって、倒壊した家の8割だかはその2回目で倒壊したとか。亡くなった方は、その二回目に逃げる間もなく亡くなったと。
益城町も過去に大きな地震がない地域だった。
と聞いて。

大きな地震を受けると家は痛む。という模型を触らせてもらって。
本当にぐらぐらで💦 
傷んだ状態で2回目には耐えられないと思った。

‘剛性を高めると柔性が下がる’
という法則もあり。
そもそも痛ませなければ良いんだよねって。

他の地域はどうかわからないけれど、
私の住む地域は過去に大きな地震もなく、将来的にも活断層が…とか言われている地域ではないので、地震に対する意識は低く、
(長期優良住宅や住宅性能証明書取得率が全国 最低だったか)
耐震等級3と謳っているところでなければ1か2。
「標準1だけどオプションで60万乗せると3に出来ますよ」というところや、「標準2に60万乗せると制震も付けられます」というところともお話させていただいた。
現在の‘金物を使った軸組み+耐力面材’ならふつうに建てても2行くとか?

この2社さんは本当に良くて、選べなかったの残念…。制震装置にも種類があって、そこのはサスペンション式で、元工作機械メーカー勤務の旦那が「異素材の接合部に負荷がかかる。 一番弱いところに応力集中する」と難色を示し…。

別の1を標準にしてる会社さんからは、
「デザインにも制限がかかるし、 コストも上がる 。そこまでの耐震が必要ですか?」 って聞かれたりもした。

私は必要だと思う。
家は壊れても仕方ないけど、子供や孫(←いるかわかんないけど)が私が建てた家に潰されて死んだりしたら、その時死んでても無念過ぎるって思ったんだよね。
家って、家族を守るシェルターだから。
その本懐を果たせなかったら、家だって無念だと思う。

標準じゃない場合に、耐震を上げたり、制震を付けたりするのに掛かる費用は、必要経費だと思いました。

契約したHMは標準で3とれる(だけど積雪地域は設定しないと3外れる。※雪1立米で300kg)
制震装置可(ゴム製)です。
長期優良住宅の基準が耐震等級3以上となってから2の設定がなくなった(3か1)という割り切り!