【感想ネタバレ含みます】

 

不倫や事件に関わったかもしれない夫が失踪し、彼を追う怖い系の人やマスコミから、小学生の息子を連れて逃げる妻のお話です。

早苗に共感できる部分はありませんでした。理不尽な状況に追われる様子と早苗の対応や判断、いつまでも行方を眩ます拳には嫌悪感しかありませんでした。

ただ最後がハッピーエンドだったのは良かったです。

逃亡先の四万十や家島、別府の描写は魅力的で、物語とは別に旅行先の紹介記事としても楽しめる本でした。