今週の業務日記


(日記として、出来るだけ出来事を記して行きたいと思います。)


 裁判所の審尋の結果は、弁護士同士が立会い、結果は、新聞各社の報道の通りなのですが、Mさん側のS弁護士事務所のI弁護士と対峙した折、仲良くやりたいと話すMさんを不利にさせるのではないかと思う対応でびっくりしました。


 といのも、S弁護士は、父とMさんの二人居るうちの結婚証明人のお一人の方と温故知新で同級生でもあり、温厚なこの結婚証明人の方から聞いていた印象とはかけ離れていたからです。


 結婚証明人の方曰くは、

「くれぐれもMさんの弁護はやめて欲しい」と話したら、S弁護士は、「Mさんの弁護ではなく、あくまでも先生から生前頼まれていた、音楽事務所の弁護だから大丈夫だよ」と話していたと聞いていたからです。


 僕の印象では、株主総会の時から、次男を脅しつけ、声を荒げ、自分がいかに凄いか、いかに自分を金持ちかという話で、音楽事務所やF社の弁護というよりは、完全にMさんを庇うばかりだったからです。 


 本来であれば、Mさんへ何もないのであれば、兄弟の開示に応じたら良いかとそれが一番揉めない方法だよとアドバイスしてもらえば、揉め事もなかったのにと、揉めさせているのは、このS弁護士でないのかとも感じるのです。


 昨日は、S弁護士の弟さんがF社の疑惑のS役員からの決算を引き継いでいたので、S弁護士の弟さんと申立の審尋で音楽事務所の公開を行うと自ら話したI弁護士も立ち会いでした。

 

 S弁護士の弟さんは、部下の公認会計士が親切に僕らへ説明しようとするのを、余計なことは話すなと、声を荒げて、パワハラまがいの圧力を感じました。


なので、一切の説明もなく、書類の引き渡しだけをされ弟は退出しました。


 F社でお金も発生しているし、決算そのままするのなら、新しい代表取締役であり、取締役の僕らには、契約が切れたわけでもないので、説明責任があるのにひどい対応でクライアントをないがしろにする行為と感じました。


 そして、I弁護士に、音楽事務所の資料開示を求めたら、「あなたのところの弁護士が何を言われているかわかりませんが、そんな開示するなんて、認めたことはない」という始末で、僕の事務所の代表が録音しているのを見せても、同じことをいう始末です。


 裁判所の和解勧告もこれでは先が思いやられると感じました。


そして、「あなた達とは約束していないのだから出ていってくれ」という始末です。


 ということで僕は追い出されました。


 Mさんが仲良くやっていきたいという意向をその場でも確かめないで、本来なら、Mさんに電話するなりして、意向を確かめるのに、それをすることなく、いきなり、高圧的で非協力的な態度は、仲良くやろうと努力している兄弟の期待を裏切り、強いては、Mさんを不利にさせる行為を勝手に弁護士がやっていいのかという思いでした。


 果たして、S弁護士側のとった行動は、弁護士として正しいのだろうけど、仲良く対話に努力しようとしていることをぶち壊す要因になることを懸念しました。


 S弁護士の社訓は立派なので、もう一度見直された方が良いなと感じました。


そして、その夜。


ようやく、昨日、Mさんとも話し合いを持てました。


 ここでも一つ問題が、Mさんは、平尾勇気の事務所代表を見るたびに出て行ってくれとか、顔も見たくないと、かつては、代表が一緒に来るなら、相続税の支払いのお金は、音楽事務所からは貸さないとかいうのです。


 ジャスラックの単一相続を見つけて解決したのも、Mさんの相続税、最初は、1億6千万円の納税を4分の1にできたのも、代表が見つけて、指摘したからなのです。


疑惑のS役員がカバンを持って逃げた開示請求の時も、代表がいるんだったら、話はしない、一切開示を拒んだのはMさんでした。


 Mさんは、こんな記者会見までされたんだから、訴えられているんだから、顔も見たくないと言いますが、訴える前から言っていることは同じなのにと感じました。


 不正なお金の流れを見つけたことがきっかけでS役員がお金を使い込んでると言い出したのもMさんで、いわば、この代表がいたから全てが明るみに出たのになと。


 感謝はしないでまでも、これから関係を修復するのなら、この態度はないよと感じたので

 

Mさんには、僕と仲良くするのだから、そして、「こちらも歩み寄ろうとしているのだから、代表とも仲良くなろうと努力してもらわないと一緒にはできません」と話をしました。


Mさんは出ていってくれと言い張りますが、

構わず、Mさん、次男、勇気、代表、N社員のいる席で、話し合いを行ったのです。


テレビで言っていることと違うと捉えられるかたもいるのかなと、記者会見やテレビでは、全部の思いを語ることは不可能でもあり、放映されない場面も多いのです。


自分の考えは、全てを明らかにしてもらって、何もなければ、Mさんが経営に返り咲くことを反対するつもりはないのです。


僕の今の心情としては、一緒にやっていくのは無理なので、その時には独自の道を歩こうと考えているし。


その過程の中で、家族の絆ができれば一緒にやっていけることもあるのではないかとも思いながら話をしておりました。


結果、Mさんは以下を約束したんです。


なんか理由つけたり、S弁護士が邪魔をしないといいなと願いますが、約束は次の通りです。



1、音楽事務所の開示に関しては、全面的に協力するのでMさんと次男でS弁護士事務所へ行って、開示を拒んでいるS弁護士サイドへ開示するよう指示するということ。

 

 ”S弁護士が間にいるので、実現できるかほんとわかりません。やはり裁判しかないのかも。”



2、F社として、次男・勇気がS役員への警察への告訴をするならやってもいい、むしろやって欲しいと、Mさんは民事でやるから、私はお金さえ戻ってくればいいからと。


次男と勇気は刑事事件にする事は問題ない、しかし、刑事事件にする時には、Mさん側の弁護士には伝えてくださいねということ。


  ”でも。これって、疑惑のS役員側の弁護士からの回答では、一切自分は何もやっていないとのことです。

  誰かが、どこかで嘘をついていることなのに。”



3、父が亡くなってから、入らせてもらえなかった部屋があるのです。そこは、子供時代、父と一緒に寝たり、遊んだり、大切な思い出の部屋です。


その部屋の鍵を開けて欲しいということを言うと

MさんはスンナリOKとなり、次男と喜んだのですが、鍵を無くしてしまったと言うことでした。


 ”こう言う細かいことが不信感を募らせると僕は感じましたので、本日長男もくるので、Mさんに鍵屋を呼んで開けることを承諾してもらうつもりです。


F社の開示された資料、これも疑惑のS役員から取り戻すのが大変だったようです。


 S役員も何もやっていないのなら、すんなり渡せば良いのにと感じます。


これからは、F社の開示された資料を専門家に見せて精査していく作業が入ります。


次回の審尋は、11月5日 11時ということです。


すんなり、開示に応じてもらえれば、記者会見も、裁判も、弁護士も、ひいては株主総会でMさんが選ばれないこともなかったのにと…残念な気持ちになります。


追伸


チャリティゴルフの会合が10日にあることを9日に初めて知らされて参加しました。


相続人である僕たちは、ホスト側に回り、お手伝いをさせていただくことになりました。


来週は調査結果をお知らせすることになるのではと思います。


平尾勇気