久々にブログを更新します。
セッションや講座をしていると、
ゴールを達成するには自分に自信を持つことが大事だと思っている方が一定数いることに気づきます。
ゴールを実現できるという自己効力感のことをコーチング用語ではエフィカシーと言いますが、
実はこれって自分に自信を持つことではないのです。
よく混同されがちな自己肯定感ともまた、違います。
ゴールを達成するのに必要なエフィカシーとは、
「自分はゴールを達成するために必要な行動を取れる」と認知していることを意味します。
例えば…
「明日の朝食に、近所のパン屋の焼きたてのパンが食べたい」というゴールを持ったとき、
近所のパン屋の焼き立てのパンを食べるというゴールを達成するのに必要なのは、
自分に自信を持つことではなく、
「朝早く起きて、焼き立てのパンが店頭に並ぶ時間にパン屋に行く」という行動をとることですよね。
そして多くの人は、「焼き立てのパンが食べたい」と思うと同時に、
「明日の朝は早く起きて近所の店にパンを買いに行く」という行動を頭の中に描くと思います。
これが、エフィカシーが高い状態です。
焼き立てのパンが食べたいというゴールを
自分は達成できるであろうと認知している。
なぜなら、パン屋にパンを買いに行くまでの行動を頭の中に思い描けるから。
で、これをもう少し大きなゴールに当てはめてみます。
例えば、会社を立ち上げて月商1000万円を達成する、というゴールの場合。
普通の会社員からすると、個人で月商1000万円を達成するというのは、なかなか高いハードルに思えます。
自分一人でどうやったらその規模の売上を立てられるか、見当もつきません。
近所に焼き立てのパンを買いに行くのとは、ワケが違いますよね。
でも、ゴールを一度思い描いてしまったからには、達成せずにはいられません。
なので、必死に「月商1000万円」を達成するための方法を探します。
すると、最初は全く検討もつかなかったゴール達成までの道が、だんだんぼんやりと描けてくるようになります。
ビジネスに関する本を読んだり、
会社経営している人に話を聞いたり、
行動を少しずつ起こしていくうちに、
自分が何をやればそのゴールを達成することができるのか、
なんとなくわかるようになっていきます。
すると、ゴールを達成できるというエフィカシーがだんだん上がっていきます。
自分の中の知識と経験が増えていくからですね。
このように考えると、ゴールを達成するために必要なのは自分に自信を持つことではなく、
調べて考えて行動することだとわかってきますよね。
むしろ、変に自信があると、逆に行動を起こせなかったり、
自分の枠から出られなかったり、
ゴール達成がしにくくなる弊害も出てきます。
私は自信がないからゴールを達成できない…
と後ろ向きになるのではなく、
「どうやったらいいかわからないからこそ、いっぱいチャレンジして知識と経験を増やしていこう」
と考えることが大事です。
ゴール達成に悩むどなたかの参考になれば幸いです
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