在宅医療研究会 | 佐々木由樹オフィシャルブログ「幸せダイエット」Powered by Ameba

在宅医療研究会


今日の午後は、在宅医療の研究会でしたニコニコ


この研究会は、

様々な医療職種、法律家、経営者、IT関係、政策側の人間がいて、

ほんとに広い視点から、

これからの在宅医療に関する議論を行う場です音譜


メインテーマは、有限なリソースの中で、

どのように在宅医療を提供するか?


当たり前のように聞こえるかと思いますが、

これに真っ向から答えようとすると、

現状の制度や研究では回答することができない!

ってことが、よく分かります!!


一つ例をあげると、

今の医療は、50歳の人の病気をいかに治して、どれだけ生存させたかが指標になってる。

在宅医療は、いくつかのステージはあるものの、

終末期、看取りの時期になったら、

どうしたら、より良く死ねるか?

その時期の無駄な医療をどのように、無駄と判断し、

どのようなケアに切り替えていくか?

が大切になるわけですビックリマーク


その判断材料としてのエビデンスが、

あまりにもなさ過ぎるというのは、

会場の一致した見解でしたビックリマーク



私のパートで話すと、

その終末期の時期に、どのくらいエネルギーが必要なのか??

といった疑問がわきます。

そこで、今日は、

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高齢者の基礎代謝に関わる研究をレビューして、

発表させて頂きました。

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でも、先ほどの発想からすると、

基礎代謝からどのくらいエネルギー量を減らすと、

どのくらい生きて、

どのくらいで死ぬことができるのか…

といった回答が欲しいわけですが、

そういったエビデンスはまだおそらくなく、

これから早急に調べる必要があるのだと思いますひらめき電球


とにかく、

どう治すか?

ではなく、

どうしたらより良く死ねるサポートができるのか?

といった視点から医療を考えることは、


患者側も提供者側も、

今までの固定概念に縛られていてはいけないのだと感じました!!

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