「蒼穹の昴」(そうきゅうのすばる)
全4巻読み終わりました~
めちゃくちゃ面白かったですよ
時代は清の末期。
とっても貧乏で糞拾いをしながら生きていて男の子が、
貧乏から脱出するべく男性器を自ら切り落として宦官に
その幼馴染は、地方ではそこそこ有力な家の息子だが、若い頃は遊び人。
でも、科挙試験に主席で合格
この2人の壮絶な成り上がり人生物語
かと思いきや、
後半からは、列強に浸食された清の国を建てなおすための、
熱き改革志士たちの物語も加わる
「成り上がり」「改革志士」がテーマだと熱っくるしい話になりがちですが、
(↑そういうのも大好きだけど・・)
占い師のばあちゃんが時々登場して、
物語全体を占うことによって、不思議と話が幻想的でやわらかい印象になっています
あと、途中途中で、中国語が使われていて(もちろん読み方と意味が書いてある)、
それが読者を物語へ引き込むすごくいい要素になっていたと思う
そして、やっぱり、作家さんってすごいなぁと思うのでした
あんな文章をいつか書けるようになりたい
で、物語自体は、主人公2人の「再見(ツァイチエン)!」で終わっていて、
続編の「中原の虹」が早くも楽しみになるのでした