11月上旬、反りの合わない新人さんとの関係に
決定的な出来事が起こりました。

それは帰り際の何気ない会話が発端でした。

私の中ではそれが今後の動きを決める
転機となるものでした。

起こったことの前置きとして、
少しだけ説明をさせていただきますね。

私が今いる地域は車社会で、
移動はほぼ車が基本になっています。

そんな中で、私は引っ越しをしてから
徒歩で通勤していました。

今回の会話はこの通勤に関する話をしたことが
きっかけでした。


    

新人さんが私が徒歩で通勤してるのが

信じられないらしく。


おそらく距離が彼女の思う

(徒歩で行く)範囲を越えてたから

余計のようだった。


まぁ、そこまでは良かった。


金曜日に突然、

月曜日雨ですよって言ってきた。


私はだから何だろうって

最初は意味が分からなかったけど、

続きがあった。


傘さして来るんですか?って聞かれた。


そりゃそうでしょって思いながら、

(雨が)酷いときはレインコート着てきます

けどねと答えた。


そしたら大爆笑し出した。


(中略)


私はそんなに

会話では頭の回転が早くないから、

その時はピンと来なかったんだけど、

彼女の笑い方が普通じゃなくて、

後からその意味を考えてしまったんだけど。


考えて分かったのは、あぁ、あれ、無自覚にバカにしてたんだって思い至った。


そして無自覚って書いた通り、

彼女には全く悪気はない。


でも、そこに潜んでる心理は少なくとも

相手が大変そうだと心配するとか、

そんな中でも来ていることに対しての

すごいなとかいう思いもなく。


ただ、自分なら絶対しない、

信じられないっていう意識しかない。


要は結局バカにしてるのよね。


そんな不便な状態で来てることに対する

哀れみ?に近いもの。


(中略)


それに思い至ったとき、当然だけど、怒りはあったよ。


んで、彼女のそういう思考って、

多様性を認められない幼さの現れでもある。


そして自分の価値観だけで安易に

人を下に見る傲慢さの現れでもある。


で、当然怒りも沸いたから、

そういう一方的な価値観に対しての

反論が色々浮かんできたのよね。


(中略)


今度機会あれば、

言ってやろうと思ったのよ。


でもね、そう思う心のどこかで、

反論したくなるのは

自分の中でも何か劣等感が潜んでるか、

見過ごせない何かがあるんだろうなと。


自分の中で確固たるものがあれば、

人がどう言おうが

本当は関係ないはずなのよね。


反論して相手を言い負かしたり、

論破しようとするのは、

相手より上でありたいという

心の有り様でもある。


つまり、何も言わないでいると、

自分があたかも負けているかのような

心境になっているとも言える。


そうするとね、これって優劣意識なのよ。


でも、私は誰かに勝ちたいと

思っている訳じゃない。


下に見られたからって

同じ土俵で言い合うのは、

その優劣意識の中に

自分の身を置くと言うこと。


そして勝ち負けで物事を見ると、

一時勝つことがあっても負けることもある。


勝っているときは自己肯定感を得られても、今度は負けたときに

自分の価値を見失うってこと。


私はそういう意識から抜け出したい。


人に言われたことで

自分の価値が揺らぐような

不安定な状態ではなく、人は人として、

人の意見に囚われることなく、

気持ちが乱されることなくいられる人に

なりたい。


それがなかなか難しいけどね。


あぁ、でもそれ

(人の意見に囚われないっていうの)は

そうだと納得できる意見さえ無視して

排除するってことじゃない。


理不尽な価値観とか優劣意識に

惑わされないようにしたいってこと。


そうしてこの出来事を経て、

私は今後の身の振り方を決めました。


私の気持ちは一つだけでした。


“もうこの娘とは関わりたくない”


その後、私がしたこと。

まず席を移りました。


今までは隣同士でしたが、

彼女の正面に席を移動しました。


正面ってそんなに距離離れてないんじゃ?と

思われるかもしれませんが、

お互いの前にPCモニターを2つ並べてるので、

相手の顔はまったく見えなくなります。


そして、隣だった時と違って、

意図して話しかけない限り会話はほぼなくなります。


自分から積極的にフォローもしなくなりました。


そうは言っても甘さが出てしまう私は

しばらくは彼女が困ってそうな様子を見掛けた時は

思わず声をかけそうになっていましたけどね。


その後も声をかけたこともありましたが、

多くはぐっと堪えるようにしてました。


そして、後から考えると

この決断は正しかったのだと思うようになります。


今ではまるで、この結論に導くように

起こった出来事でもあるんだと感じています。


まぁ、気持ちがある程度

彼女に揺り動かされなくなるまでは

しばらくめっちゃ怒ったりしてたんですけどね…。

(後日の記録でも苛立ってる記録は

まだちらほらありました)