『池田クレモナ・モダンタンゴ音楽工房（ラボラトリ）』
で、フルート担当、インスペクターの
フルートゆきです
このブログは、フルーティスト、フルートゆきが、CDのレビューを書くブログです
ブログをはじめて、多くの人や先輩のフルーティストや先生と仲良くなりました
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本日はこのCDです
エマ・カークビ―（ソプラノ）
以前、抑揚のない歌い方だと感じていたのですが、最近素晴らしいと思えるようになった歌手です。
もしかしたら皆さまにも、あることかもしれませんが、
以前は、そんなに上手ではないと思っていた人が、実は上手だったんだと見直すことって
最近の私には多いです。
これは、自分の音楽の聴き方が、勉強するにつれて変化したという事と、
自分が演奏家として活動し始めて、初めてわかることや気が付くことが多くあり、
演奏家としての自分の成長が
音楽の聴き方にも変化をもたらしたということかもしれません。
カークビ―の歌を聴くとよくわかるのですが、体が楽器になっているというか、身体運動を通して表現しているように思います。
実は、フルートや管楽器なども同様に、体中を通って音を出しているという感覚になることがあります。
ドラマティックな、カラスなどの演奏も素晴らしいですし、テクニックのある方の演奏も素晴らしいとは思いますが、
カークビ―の歌には、そのようなものは期待できません。
素直に歌っているだけです。
昨日もブログで話しましたが、【古楽】というジャンルは古臭い音楽ではなく
やはり【若い音楽】だと思います。
少し考えてみてください。
30年、40年前のクラシック音楽の環境を、
当時は、ドラマティックなグランドオペラが主流の時代、【古楽】を歌って誰が聴いてくれたのでしょうか？
器楽の世界では、ピリオド楽器が少し流行り始めた頃です。
そんな時期に、カークビ―の唱法が多くの人に指示されたとは想像できません。
もしかしたら、誰も聴いてくれなかったかもしれません。
それでも、彼女は歌い続けて認められるようになりました。
そして、今では多くの人が【古楽】を楽しめるようになりました。
とっても古い作品を通して、
新しいクラシック音楽のジャンルを創り上げました。
私たちクレモナも、タンゴという音楽の素晴らしさを、多くの人びとに伝え
新しいクラシック音楽として表現したいと考えています。
カークビ―には、多く学びたいと考えています
カークビ―、あなたに質問です
『私たちの音楽は、あなたの系譜として、存在できていますか？』
まもなく、発売開始します！
定期公演
５月５日（土・端午の節句） １４時開演
定期公演 【Mio passo 希望の轍】
チケットの発売は11日（日） 10時から11時半までの
【クレモナ公開練習 in ルークカフェ】 入場無料
にて、発売を開始いたします
ぜひ、お時間のある方はお越しください
フルートゆきへのお問い合わせは
大阪府池田市満寿美町１３－７
072-752-7188
コーヒー専門店【ルーク・カフェ】
『ローストラボ・クレモナ』 （担当：ぴかりん）
『Duo de amor』
静止画ですが、youtubeです
これが、
【モダンタンゴ】です
今週は、この曲をお届けいたしております
さて、最後はこちら
です
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