私が中学・高校生のころから良く母に言われていたことです。相手の気持ちを考えることは大事です。

ですが私にもよくある失敗なのですが、「相手の気持ちを考える」ということは「相手の気持ちを予測して行動する」わけではないのです。似たようなものかもしれませんが、180度違うということに気づいたのは社会にでた後のことでした。

例えば、相手の気持ちを理解したつもりになって、相手が望んでもいないことを勝手にやってしまい、そのことを相手に伝えたら憤慨されてしまった事などは良くあります。相手の気持ちを考えるということは、実はその気持自体を勝手にひとりで考えることはできないのです。

相手の気持ちを考えるには、まず相手が何を求めているかを知ることから始まります。コミュニケーションによって、相手がどういった考えで動いているか、どういった仕事をしているかなどを引き出し、それに対して自分がこういう事ができるという提案を相手に伝えることにより、合意がとれてこそ始めて相手の気持ちを考えた行動が出来るのだと思います。

意外と取引先のように、かなり距離がある人に対してはこの行動は自然と出来ます。失礼があってはいけないと慎重に行動することが多いので、相手に話を聞かずに勝手に仕事をすることはあまりありません。ですが身内であったり、社内の同僚に対しては、距離が近い分、相手に確認をとらずに勝手に仕事をしてしまうことはままあります。自分の動いている姿を相手はみている「だろう」と勝手に判断してしまうことがよくあるからかもしれませんが、後になってやらなくても良かった事をやってしまったり、やってほしくないことまでやってしまったりということで、問題になったりします。

ちまたでやたらとコミュニケーションが叫ばれているのは、こう言った相手との齟齬を無くして、仕事をスムーズにするために必要だからなのではないかと私はつい最近考えるようになりました。

相手の気持ちを考える、結構興味深いテーマなので是非皆さんも考えてみてくださいね。



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