「ゆきちぃドキドキゆきちぃドキドキ

ごまめが足下にすりよってきた。

「ゆきちぃドキドキこれ、ごまめへのプレゼント??ごまめの?ごまめの??」

何かと思ったら。
使い古してちっちゃ~くなった鉛筆を、ごまめ用の特注鉛筆と勘違いした模様。

「ごまめのやでべーっだ!
ってゆったら、ニヤリと笑ってごまめが一言。

「もろたもんは返さん」

かわいくないねん!

ペシン!ってたたくとぷりぷり怒ってたけど、すぐに忘れてお絵描きしていた。
アホでかわいいなぁ。上手にお絵描きして・・・ってどこにかいとんね~ん!!
そこ、壁やろが~!!



マンションのドアの外から音がする。

ずりずりーずりずりー・・・
何の音・・
ゆきちは恐怖に顔を引きつらせた。

次の瞬間・・・
ゆきちの耳に聞こえてきたのは・・・

「ゆきち音譜ゆきち音譜
ごまめの音痴な歌である。

はぁぁ・・・ガーン

ごまめを中に入れてやると、ごまめが誇らしげにいった。
「ゆきち、ごまめ、これ、拾ったてんニコニコ
「そっか、よかったなぁ~(≡^∇^≡)」
「ゆきちドキドキこれ、チョコパイ何個?何個入ってるてん??音譜

・・・ごまめよ・・・


なんか・・・異臭がする・・・
何このにおい・・・
くさくさ!!

ごまめをチラッとみた。
ごまめの顔がかたまる。
(  ゚ ▽ ゚ ;)

「違う。あっち。あっち」Σ(=°ω°=;ノ)ノ
「あっちからにおいした。オレちがう」

次の瞬間。プー。

「オ、オレちがう。あっち。あっちから音した!オレちがう!」
「こわい!こわいおとがした!」

ごまめが胸にしがみついてきた。
うそついたあげくにどさくさにまぎれて胸さわるなー!!